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日本のマインドフルネスSIMT・講座の第5回目 [2019年10月21日(Mon)]

日本のマインドフルネスSIMT
講座の第5回目

 昨日は、マインドフルネス瞑想療法士🄬(MMT)の認定講座の第5回目でした。MMTは、全国に80名程度しかいません。MMTは、現在日本で問題になっている様々な領域(利己的な心理が渦巻く、まさに評価の現場)においてお手伝いできるはずです。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kouza/kouza-5.pdf
★5回目の内容です。

 最近の新しい哲学書を紹介しました。

★超越的幸福論の哲学

  山口尚「幸福と人生の意味の哲学」トランスビュー

  西洋、日本に数々の「幸福論」がある。日本の哲学者も幸福とか人生の意味について論じているが、自分のものがないとか、厳しい人生の出来事にあっていない{幸福}な哲学者、宗教者のものであって、真剣さがたりない幸福論だと批判しています。彼らの定義する幸福にはまらない幸福があるという。大田が解釈している後期西田哲学の実践としての自己洞察瞑想療法(SIMT)に通じるところがある。

 家族が幸福、仕事が幸福と多くの哲学者がいうが、病気や災害で家族を亡くした人には幸福はないのか、災害、事故、親の介護、がんによって、仕事を無くした人、余命いばくもない病床の人にはもう幸福はないのか。それに応えない哲学(宗教は?)はそんなに弱いのか。真剣な問題提起である。

 これは、西田哲学や大竹晋氏が浮き彫りにした本来の大乗仏教の実践にも通じるところがあります。自内證が超越の証明なのだろうと思います。大乗仏教の核心に「人間完成」 もありますが、現代人も利己的で自己中心的で、他者を害し、社会の発展を阻害しているところがあります。哲学もか? というところです。「善の研究」でいっていた「善の行為」を、後期は、「至誠」といったのだと思います。超越的幸福とその実践を研究してくべきだと思います。
 こういう真剣な哲学や西田哲学を参照して、深く広い日本のマインドフルネスの「具体的な方法」を研究開発していきたい。

 観察すべき意識には階層がある。
1)一人でいる時の観察
2)対人場面の観察のうち家庭
3)対人場面の観察のうち職場、学校など

以上は、超越(宗教)レベルは必要ではないだろう。

4)超越レベルの意識の観察が必要な場所、人
 (たとえば、生きる意味を失った苦悩にある人、人格的苦悩、死の不安の苦悩をかかえる人など)  

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3930
★大竹晋「大乗非仏説を超えて」

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4054
★ポージェスのポリヴェーガル理論
 無評価で観察のマインドフルネスの限界

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3288
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3789
★日本には無評価の観察から最も深い超越的幸福、マインドフルネスまであると思う。後者は前者を包摂すると思う。
Posted by MF総研/大田 at 10:26 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
福岡県八女でマインドフルネスの集中トレーニング [2019年09月29日(Sun)]

福岡県八女でマインドフルネスの集中トレーニング

10月12日(土)に開催されます。
https://mindful-yame.at.webry.info/201908/article_1.html

 ポリヴェーガル理論、評価の現場でも観察するマインドフルネスSIMT、スワイショウなど。ぜひ、ご参加ください。
【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
Posted by MF総研/大田 at 19:04 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
マインドフルネス瞑想療法士の認定講座 第2回 [2019年07月22日(Mon)]

マインドフルネス瞑想療法士の認定講座 第2回

 昨日は、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座の第2回でした。さいたま市で。講座は10回、10か月続きます。宿題があります。一定日数の課題の実践と観察日記の提出と小論文の数回の提出があります。

用いたテキスト

バツ1 (A) テキスト 『人生を生き抜いていく意志作用』

バツ1 (B) テキスト 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』

バツ1 (C) テキスト 『意志作用』

バツ1 (D) テキスト 『心身の健康のための「ゆっくり呼吸法」』

<参考資料>

ハート 心の健康報117号「日本の社会問題にマインドフルネスSIMT」
ハート 心の健康報94号「ポイエシスとプラクシス」
ハート セッション2の重要ポイント
ハート 脳トレーニング(2)

次の内容でした。

第1 ストレスと心身への影響
 最近の社会問題と、マインドフルネスSIMTが貢献できる可能性。

第2 「うつ病」は死にたいほどつらい病気
☆うつ病になり、治らないと、自殺が起きる。 脳の広範な領域に変調が起きるからであることを理解しておく。
☆うつ病の薬物療法は、主としてセロトニン神経に作用させる。その仕組みを理解しておく。その限界も理解する。薬物療法だけでは再発する人が多い。

第3 自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善のエビデンス
☆SIMT(意志的自己レベル)は、うつ病(非定型うつ病を含む)、不安症/不安障害、PTSD、過食性障害、家族の不和緊張などが改善しています。

☆テキスト(B) 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』
 『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』を出版する前に提供したSIMTの改善例。  開発段階、試験段階に大田が扱った臨床例である。

★「マインドフルメイト」のエビデンス集の紹介
 数年前、マインドフルネス心理相談員、そしてマインドフルネス瞑想療法士になった 佐藤福男さんがグループセッションを行って改善した臨床の事例。

第4 日本的マインドフルネスSIMTの他の領域への応用

 この講座で習得する手法は、うつ病、非定型うつ病、不安症、PTSD,過食症、人間関係の改善などに有効であり、また、意志作用、価値実現であるから、すべての産業領域(ポイエシス)で、すべてのひとが内面を観察して価値実現をはかる自己の成長(プラクシス)として、実践してもらえる。
これより深い、叡智的自己の行為的直観と人格的自己のマインドフルネスSIMTがあるが、講座終了後のマインドフルネス精神療法研究会で学習、実践,臨床への研究していく。

第5 呼吸法の生理学
 SIMTと、西田哲学の実践と脳神経生理学との整合性を考慮する。まず、呼吸法がセロトニン神経に影響していることを脳神経科学研究成果をみておく。再取り込み阻害の仕組みと、限界。それを補うゆっくり呼吸法。縫線核を活性化、副交感神経、背外側前頭前野の活性。

第6 SIMTの背景にある西田哲学の意志作用
 哲学は、仏教宗派、マインドフルネスの流派で違う。自己観も違う。それが違うとマインドフルネスの実践手法も違ってくる。 哲学、手法が違うと、適応症が違ってくる。

 西田哲学もいくつかのテーマを持つが、心理療法や生き方で関係が深いのは、存在論(自己と生きる世界)、認識論、実践論である。西田哲学にもこれがある。日本人が文化を作ってきた背景にある禅、仏教。最も深い自己の核心を論理的に説明した西田哲学。哲学は自己、世界の根本を解明する学問。

★SIMTは、西田哲学による
 意志的自己レベルのSIMTは、西田哲学の「意志作用」を心理療法化した。ここに、叡智自己洞察瞑想療法(SIMT)がもつ、長期的な「価値」を導入した。また、すべての人の生き方としての「意志作用」のトレーニングになることを目標としたもの。日本の偉大な人たちは、この先の人格的自己の禅を実践した。まずは、意志的自己レベルのSIMTを入門とするが、これでも、観る、考える、行為するという人間の社会的活動のすべてを網羅するので、一生実践する価値がある。専門家のエゴイズム、ハラスメント、燃え尽きなども、こうした事が実践されないからであると言える。 長期的な価値をもち、その価値を実現維持するために、短期の目的を無限に設定して、遂行してゆくのが人生のプロセス。その過程で、種々の意識作用を行使するが、全部を統制する意識作用を「意志作用」という。意識には種々あって、作用と対象を持ち、それを包む場所がある。意志作用は、対象的な意識のすべてを包むが、主体(意識的自己)は 場所である。点ではない。

第7 セッションの実習

★セッション2
『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』のp46-47の「第2セッション課題」
 この時間枠だけ、現実の実践したいクライアントさんに参加していただいて、模擬グループセッションを実行。セッション2の課題の仕方。主に、注意作用の色々な実行のしかた、および、意識作用に名前づけ。自己洞察は、家族との対面時、仕事中が重要。まず、思考のチェック。

テキスト
ハート 大田健次郎「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」佼成出版社
ハート 図解・うつ・不安障害を治すマインドフルネス ☆ 前編 ☆


★全部で10回、講義、課題実践提出、小論文数回。
Posted by MF総研/大田 at 07:01 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
マインドフルネス精神療法研究第5回発表大会 [2019年05月19日(Sun)]

マインドフルネス精神療法研究第5回発表大会

 昨日、開催されました。4月と5月は、機関誌と発表大会の2つの大きなイベントがありました。
 さて、次は、6月からのマインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座です。今年は開催しますが、来年はわかりません。最近、マインドフルネスにも仏教にも大きな動きがありました。実際の臨床を新しい領域で、重点的にやってみたいです。
DSC_0364.JPG
http://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
★このようなところにマインドフルネスSIMT 2019
Posted by MF総研/大田 at 19:28 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
富山でマインドフルネス! [2019年05月12日(Sun)]

富山でマインドフルネス!

 金沢での講座が終わりまして、富山県でも、マインドフルネス瞑想療法士🄬(MMT)が活動なさいます。 まず、次の「富山でマインドフルネス!」が、活動を始められました。

https://michirut.hatenablog.com/
★「富山でマインドフルネス!」

 マインドフルネスのうち自己洞察瞑想療法(SIMT)ですが、独断的、自己中心的な本音の観察評価を重視しますが、この洞察がとても深いです。
 ほかにも富山、石川、福井にもまたMMTが多く誕生しました。新しい形での活動がはじまりそうです。

 北陸は、SIMTにゆかりの西田幾多郎、鈴木大拙の出身地であり、マインドフルネスSIMTにとても熱意ある土地です。西田哲学館や鈴木大拙館もあります。富山県には、二人を導いた雪門玄松の墓地のある国泰寺があります。北陸は、マインドフルネスにとっては聖地ともいうべきところです。マインドフルネスで社会貢献が進むことが期待できます。
 どこもそうですが、やはり郷土の偉人が尊敬されていますね。
Posted by MF総研/大田 at 18:16 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
マインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)のプログラム [2019年03月21日(Thu)]

マインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)のプログラム

 マインドフルネス瞑想療法士(MMT)は、マインドフルネスの自己洞察瞑想療法(SIMT) を用いて、うつ病、パニック症、PTSD,人間関係の悩みなどの改善支援をしています。 こんなプログラムもあります。

https://mindful-yame.at.webry.info/
★「マインドフルネス集中トレーニング」

http://hkrk-mindfulness.com/blog/2019/01/04/post-5989/
★鈴木大拙の著書を読む会
 (マインドフルネスSIMTの背景には、西田哲学。鈴木大拙の禅哲学、うつ病などの脳神経科学があります)

https://simtmiyagi.wordpress.com/oshirase/2019-1-26_special-session/
★講演会

 近くのMMTに、「このようなプログラムができませんか」と 問い合わせてください。
 定期的に(月1回、毎週とか)、グループセッション、個別の相談 なども可能です。契約しておいて、組織員の個別支援(うつ病やパニック症などの改善)を行うこともできます。 うつ病、パニック症などを治して、組織の役割を通して社会のために活躍していただきたいのです。

http://mindfulness.jp/
★マインドフルネス総合研究所

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/
★日本マインドフルネス精神療法協会
http://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
★こんなところにマインドフルネスSIMT 2019

Posted by MF総研/大田 at 07:54 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
宮城県大崎市の千手寺で講演 [2019年01月27日(Sun)]

宮城県大崎市の千手寺で講演

 本日、講演を行いました。
その内容です。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kouen/2019-1-26-miyagiken.pdf

 1部は、日本のマインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)、競争の激しい社会で生き抜いていくためには、対人場面で起きる評価はさけられない (怒り、イライラ、不安など感情が起きるが、その時自分の基準に合わないと評価判断しているのである) が、衝動反応(闘争や逃走)をせずに、意志的反応ができる。そうしないと、組織、社会で生きていくことが難しい。そこで、自己中心的な本音、行動基準に気がつくことが大切。こういう訓練を10か月繰り返すから、難治のうつ病、不安症、PTSDなども治るし、家庭や職場での人間関係も改善できる。欧米のマインドフルネスのように、ひとりでいる時に行う無評価の観察とは違う。SIMTは、ポリヴェーガル理論の批判にも耐えられる。すべての時に「正念相続」という深い禅に通じ、自己は常に動きゆく創造的世界の創造的要素だから。対人関係の場(=ポイエシス)での自己洞察(=プラクシス)が当たり前だから。

 2部は、ポージェスの『ポリヴェーガル理論入門』によって、 無評価のマインドフルネスは、対人交流場面では両立しないと 指摘された、欧米のマインドフルネスの限界。そして、仏教の弱点でした。 部派仏教は、六道輪廻からの解脱のための手法であるから、家庭や職場での生き方ではない。 大乗仏教が批判した。ただ、日本仏教は、一般市民の支援が弱い。たとえば、うつ病の人や対人関係での悩みなどのごく普通の市民の解決支援を教えていない。

 以上が主な講演内容です。
 今年は、マインドフルネスの新時代です。研究がすすむでしょう。仏教が2000年たどった歴史を、マインドフルネスは数十年ですばやく経過するようです。 初期仏教(四諦八正道、ビパッサナー瞑想)は、働く現場でどう生きるかを教えないと大乗仏教に批判されて別の大乗仏教が起こりました。「マインドフルネス」が早くも、働く現場では両立しないと指摘されました。
 世界中に、自分がファーストというエゴイズムが顕著です。大小の組織で対立抗争が起きて、私の知る組織も衰退、消滅していきました。大学も社会のために価値ある研究をして、社会が向上できる模範となる教育を講座を社会に提供しているのですか。
 なにが、個人の生きる価値、社会貢献なのでしょう。 個人の人生価値は組織団体への貢献だとして、その組織団体が激動し変化しゆく「世界」に存在する価値は何なのか。

 自分が一人いる個室以外の現場は、見た瞬間に、何かされる、瞬間的に評価判断しなければ、生命をおびやかされます。犯罪、ハラスメント、死ぬ、ミスする、叱責される、殺される、騙される、排除される、排除する、研究者も論文でくだらないことをすると研究者生命が終わりになるとポージェスもいう。そういう緊張の場面が多いです。エゴイズムが充満する社会で「無評価」だけでは、居心地よい社会は建設されません。疲れを休めてまた社会建設の現場へ出る準備のために、一時、しずかな安全な自室で憩い、反省するのはいい。しかし、社会を建設する現場は、家庭と職場の「今」。
 世界中で対立抗争、この 非常時に、無評価だけでは生きていけません。新しい時代のマインドフルネスが研究されるでしょう。


http://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3889
★関連記事【日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか】
Posted by MF総研/大田 at 00:03 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
うつ病、非定型うつ病のマインドフルネスによる支援は難しい [2018年12月23日(Sun)]

うつ病、非定型うつ病のマインドフルネスによる支援は難しい

 私たちは、日本で開発されたマインドフルネス心理療法である、自己洞察瞑想療法(SIMT)で、うつ病などを改善していただく支援をしていますが、難しいです。

 薬物療法でも、第2世代までの認知行動療法でも治らない患者さんが、おいでになるからです。 長期化していて、重症です。

 それでも、1年から1年半、SIMTを実践すると治る人が多いので、社会貢献だとして、カウンセラー(マインドフルネス瞑想療法士🄬=MMT)ががんばっています。しかし、やはり、難しいから、認定講座を受けて資格を取得しても、支援を開始できないMMTもおられます。

 講座を受けて、うつ病、非定型うつ病の病理は支援方法を学習しますが、支援は難しいと思われるようです。講座を受けているうちに、受講者が自分の反応パターンと、SIMTのあるべき意志作用のモデルと違うところがわかってくる。自分にも弱さがあると自覚するひとがいます。深い本音が顕在化することもあります。

 一度、自分自身がうつ病になったことがあり、SIMTで治った人も、今度はカウンセラー(MMT)になって、支援者になろうとする人も多いです。実は、こういうひとが、支援を開始できることが多いです。自分で治った経験があるからです。課題の実践方法がわかっていることと、病気のことをよく知っているからです。今、うつ病であるひとは、SIMTで治して、そして、MMTになっていただきたいです。うつ病の患者は何十万人もおられて、かなりのひとが完治していないからです。MMTが全然いない県が多いです。MMTが増えて、うつ病が治り、自殺しないですむ国になってほしいです。

 うつ病や不安症になったことのある人は、がんの告知を受けると、苦悩が大きく、うつ病になるひとがおられます。がん患者さんのためのマインドフルネスSIMTは、一番、深いマインドフルネスになります。この領域には、見まもる人のためには、アメリカのマインドフルネスの本が翻訳出版されましたが、患者さんのものはまだ、見えません。それを書きます。これが当面の課題です。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】

Posted by MF総研/大田 at 22:42 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
自己洞察瞑想療法(SIMT)の入門の英語訳 [2018年12月22日(Sat)]
 アメリカからおいでになる大学院の学生さんと教授に日本独自のマインドフルネス心理療法を講義します。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3950
★アメリカの学生さんに日本独自のマインドフルネス心理療法の講義

 講義をよく理解してもらうように、事前に読んでもらうテキストがあります。その準備の様子をおしらせします。

 マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)の基礎になっている理論として「西田哲学」のうち、マインドフルネスの実践に関係ある部分を英語に翻訳します。
 まず、翻訳ソフトでやって、さらにこなれた訳に調整される予定です。

 テキストは2つです。
1.マインドフルネスSIMTのための西田哲学入門(下記がその一部です)
2.自己洞察瞑想療法(SIMT)の概要

第1章
自己と世界
*****************************************************

第1節 今・ここ・自己

 今、ここに、自己がある。そして、自己は、常に世界の中にいて、世界から働きかけられて、自己の選択した価値のために働く。今は、すぐに過去となり、常に今しかなない。永遠の今である。
 無数の人間の、常に今ここ、における行動で環境、世界が作られていく。自己は、いつも今ここの環境から、感覚によって働きかけられて見て、自分で考えて、環境に向かって行動して環境を作る。

第2節 自己は世界の中で生きる
  (参照:図1−2)
西田はこういう。
 「世界が無数の個人によって作られていくということは、それぞれの自己が全体的一の部分であると共にその一々が全体的一を持つということである。」

 世界は自分の外にあるのではなくて、自分自身が世界の中にいる。自己は世界に包まれている。個人は世界の外に生きているのではなくて、世界の中に生きている。個人は自己の中に全体的世界を映し、世界を足場として、自己の選択した価値を実現して、新しい世界を作ることができる。その世界に自己は包まれている。だから、自己の行動が世界の一角を動かす行動である。自己が世界を創造する。自己は創造的世界の創造的要素である。(E11,F23)

 世界の中に自己がつつまれており、自己の中に世界が包まれている。まさに行為の瞬間、現在において、自己と世界は一つのことである。
 世界の中に自己がつつまれており、自己の中に世界が包まれている。まさに行為の瞬間、現在において、この2つは同時であり、一つのことである。自己と世界は常に動いている。

第3節 作られたものから作るものへ

 自己は世界においてある物からうながされて行為して物を作るが、その作った物がまた自己を動かす。「作られたものから作るものへ」という。作られたものは過去になる。過去になった物が目前に迫ってくる。自己はそれに動かされて自由意志により、作るものである。自己の作ったものが、自己に我々の行為を迫っている。(H15)
 目の前に現れる現実の世界は、無限の過去の人間が行動した結果の累積である。無限の過去、無数の人間と自己が行動した結果が現れている。このありさまを「作られたもの」という。環境は、作られたものである。今、自己が行動しようとする、その時、目前の環境から物や情報を受けて(情報を受ける局面)、自分の選択した価値を実現するために考えて行動する。社会や自己が必要とする物やサービスを作る(行動局面)。自己が世界を動かしていく。無数の人がそのように行動する。必ず、自己の目前の作られた環境を足場にして、新たに世界を作っていく。このありかたを「作られたものから作るものへ」という。自己は環境から作られて、自己は環境を作っていく。(E15)

(以下、省略します)

Chapter 1
The Self and the World
******************************************************

Section 1 Now-Here-Self
You exist here and now. The Self is always an integral part of the universe in which it influences the choices it makes in its actions to materialize one’s value. The present becomes the past instantaneously and thus there is only the present. Now is forever eternal.
The world and the environment are created by actions taken by countless human beings in the present moment. The Self is always creating its environment from the point of now and here. One’s senses help it to see, which in turn helps it to think and act to create the world.

Section 2 The Self Resides Within the World
(Reference Diagram 1-2)
According to Nishida, “if the world is created by countless individuals, then that implies that each individual is part of a whole and each interrelate with one another.”
The world does not exist outside of oneself, one resides within the world. One is enveloped by the world and as such, individuals project the world within his/herself and uses this image as the foundation to create a new world by acting out the choices that enable materializing his/her values. (E11, F23)

Section 3 From the Created to Creating
Each individual is affected by the creations in his/her environment. Past creations placed in the world influence future creations. In other words, the act influenced by the already created works on the psyche to create new creations. Those creations affect the individual yet again. This cycle is called “from Created to Creating.” A creation exists in the past and the “created” approaches before our very eyes. The sight of the creation affects one’s free will and the act of creating. In other words, our own creations impact our choices. (H15)

 以下、省略いたします。

Posted by MF総研/大田 at 20:24 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
鈴木大拙を読む会とマインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座の第5回目 [2018年10月22日(Mon)]

鈴木大拙を読む会とマインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座の第5回目

 土曜日から金沢に行っていました。 土曜日は、北陸マインドフルネスセンター主催の 鈴木大拙を読む会に参加しました。

 日曜日は、 マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座の第5回目でした。 4つがテーマでした。

1)うつ病のアセスメント
2)うつ病の神経生理学
3)宗教とマインドフルネス心理学の違い
4)セッション5の支援の仕方

アメリカの大学院の学生さんへの講義の打ち合わせ

 本日、金沢から戻り、午後から会議を持ちました。アメリカのカリフォルニアの大学院の学生さんが、日本においでになるのですが、その時に、マインドフルネスの講義をする打合せでした。 トラウマやPTSDのマインドフルネスで、日本独自のマインドフルネスを知りたいということでした。日本独自のマインドフルネス心理療法は、いくつかあるのでしょうが、今回は私どもの自己洞察瞑想療法(SIMT)を講義することになりました。アメリカ発のマインドフルネスは、当然、アメリカが本場。それは、もうわかっている。
 日本のものを知りたい。マインドフルネスは、仏教の瞑想の応用というのだから、仏教の本場日本にも、日本独自のマインドフルネス心理療法があるはずだと。地震、津波、原発事故、台風、火山などの災害が多い日本だから日本で勉強されるようです。SIMTでいいのかなとは思うのですが、日本独自のようだからそれでいいと。

 日本で開発されたマインドフルネス、SIMTをアメリカでも用いてくださるとありがたいですが。アメリカの人が、10か月も、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座を受講するのは難しいので、英文に翻訳したテキスト(下記のoutlineではなくて、もっと詳しいテキストを提案したい)を読んで理解して使ってもらう方法が現実的でしょう。

 今回は、マインドフルネスSIMTのoutlineを書いた日本語のテキストを送付すると英文に翻訳してくださるそうです。受講前の reading marterial とします。ありがたい! 

 講義の後、ホームページに掲載してしまいます。英文のSIMTの紹介になりますね。外国の人に、広く見てもらえますね。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4047
★その後の準備(12月22日)
Posted by MF総研/大田 at 19:34 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
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