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うつからの復帰 [2008年10月18日(土)]
*** 市民どおしがささえあおう、心と命を!  ***
★うつ病、不安障害を治して復帰し自殺防止、うつ病、不安障害の予防の実践を!

◆うつ病、パニック障害のマインドフルネス心理療法<治療>
 =簡単には治らないうつ病、不安障害。心理療法で治す。
 =参加希望の受付中

◆心の健康体操<予防>(蓮田市椿山自治会館)
 =うつ病になったら大変。仕事できない、自殺のリスクがある。予防が大切。 うつ病、自殺のほか、認知症、生活不活発病、介護状態を予防する心の健康体操の会員制クラブ。うつ病などの勉強、呼吸法、脳トレー、音読、唄う、フリフリグッパー体操など。毎月2回、土曜日。
◆満足できますか。うつ病、不安障害、不登校、ひきこもり、自殺防止対策
 =誰でもありうる介護うつ病、老人性うつ病、がんによるうつ病、そういう対策にもれることはありませんか。

うつ病からの復職

 数年、うつ病、寛解、再発を繰り返していた人が半年ほどマインドフルネス心理療法を受けた人がいました。
 「最近、復職できた。このマインドフルネス心理療法のおかげ」との連絡がありました。大変嬉しいことです。こういう方があるので、このような喜びに接する感動を求めて、活動をなかなかやめることができません。
 うつ病やパニック障害で長く薬物療法を受けていた人がマインドフルネス心理療法を受けて減薬を開始できた人もいます。こういう人も本当に喜んでおられます。
 予防も重要ですが、予防の活動からは、参加者から喜びを聞くことはほとんどありません。健常から健常へ。 健康状態の維持ですから、その支援の効果があまり感じfられないからでしょう。
 しかし、長く治らない方が治るのは感動的です。うつ病や不安障害が長い間治らない人が結構多いです。長い苦悩から「治った」という大きな変化があるので、非常な喜びと感謝の言葉をききます。苦悩の日々から安楽の日々へです。自宅ばかりの生活から広い世界での生活へです。激変です。心理療法で治った人は、トレーニングを続ければ再発しにくいでしょう。
 予防活動の平坦な日々よりも、そのような苦悩から喜び、感謝への変化の大きい活動のほうを選択したくなります。喜びの大きい方を選択したくなります。私が未熟だからでしょう。
 簡単なようですが、苦悩から復帰までは、谷あり山あり、半年から2年かかります。苦痛の激しい時から少し改善、ここでも喜びがあり、少し改善から復帰、完治の喜び。途中で、谷に再び落ちて絶望に近い状況に。でも、めげずに、はい上がると、後は、徐々に浮かびあがる。ついに、復帰、完治へ。クライアントさんとカウンセラーの長い試練の期間が続きます。ちょっと、谷間に落ちた時に、もう一度はいあがれるかどうかがわかれ目です。はいあがるのは、本人です。なぜ、谷間に落ちたか内省してみると、教えのとおりにしていないかもしれません。不愉快なことがあった時に、受容して、呼吸の観察、ゆっくり呼吸法、家事、運動などを行なう。それが教えだが、教えのとおりにしないで不快な状況を嫌う思考を繰り返したり、不規則な生活にもどっている。これでは、感情うずまくあなぐらにいるから、次々と苦悩の連鎖が起きる。はいあがれない。こんな危機を何度迎えても、教えに忠実にもどる人は、暗い穴の中でも、はるか天井に小さな灯火をみつけて、その方向へ向かってはいあがる。人はみな救われるような器にできている。
 治癒するまではこちら(カウンセラー)も苦悩をもらってしまいます(クライアントが苦しむとカウンセラーも苦しみます)からちょっとつらい期間もありますが晴れる日が来ることを信じています。
 多くの人が苦悩の日々からおだやかな日々にもどっていきました。
Posted by 埼メンタル協会/大田 at 13:36 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
うつ病、パニックの再発防止 [2008年08月28日(木)]
再発防止
 せっかくカウンセリングを受けても、その後、再発したということをお聞きすることがあります 。それは、カウンセリングが修了した後油断して、呼吸法、不快事象の受容などの心の鍛錬を中止 してしまっていて、きたえた脳神経回路が再び弱体化していてストレスが起きた時、以前の発病の 時と同じように、つらい思考の渦に入っていった可能性があります。
 再発を防止するには、カウンセラーの指導を離れてもずっとトレーニングを持続する必要があり ます。しかし、調子がよくなると油断して、やはりいつのまにか実践しなくなり、再発させてしまう方がおられるので、フォロ ーアップの実践会を開催します。
 第2ステージ、第3ステージです。平日、土曜日、日曜日のいつ行うか第6期のグループ・カウンセリングが終わる頃、参加者のご意見をお ききして決めます。
 第1ステージの基礎トレーニングが終わった方を対象とします。2008年8 月以前のグループ・カウンセリングに参加なさった方も対象です。大阪高槻でのカウンセリングに 参加なさった方も対象です。郵便でのカウンセリングが続きます。実践の参加も、 遠いですが旅行のついでにでも組み込んでください。
 あの「うつ病」や「パニック」のひどかった頃のこと、思うだにつらいものです。再発させてしまった時の絶望感はつらいことでしょう。また休職、退職になるのですから。 年に1,2度でもフォローアップのトレーニングに参加して油断しない決意を新たになさるのは重要だと思います。
  • 9月10日シンポジウム 「自殺防止に地域住民ができること」
  • 「住民による自殺対策連絡会議・東埼玉」
  • Posted by 埼メンタル協会/大田 at 09:41 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    グループ・カウンセリングが修了 [2008年08月10日(日)]
     本日、「構造化されたうつ病のマインドフルネス心理療法」 のセッション10が修了しました。セッション1から10まで決まったテキストで、マインドフルネス心理療法の基礎がすべて会得されるようになっています。「うつ病」「パニック障害」「対人恐怖」などの不安障害を治すためのグループ実習、予防のための実習です。
     第6期生を募集しています。9月半ばまで個別面接を行い、9月24日からまたセッション1からグループ・カウンセリングにはいります。12月まで。
     大阪でのカウンセリングでの方法ですが、しっかりとやっていただくためには課題表を提出していただいて、コメントをつけてお返しすること、途中でも毎回あるいは2回に1回は個別面接を(3時間の中で12人ですから短くしかできませんが)加えることが改善効果が高いことがわかりました。セラピストが最低、2人はいないとできない方式です。第6期はこういう方式で行います。
     セラピストが2人いると、3カ月に12人の患者さんの治療ができます。週5日行うと、60人できます。年に4回行なうと240人できます。セッション10まで終わった人には、中級のコースを行うことにします(月1−2回)。
     驚くほど遠くの方が申し込まれています。日本の精神医療も大変です。心理療法は時間がかかるので医者が行うことができません。薬物療法で効果のないうつ病、不安障害の方は方策がなく苦しみ続けておられます。医者以外の人が支援するしかないようです。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 23:15 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    マインドフルネス心理療法の理念と立場 [2008年08月07日(木)]

    マインドフルネス心理療法の理念と立場

     「マインドフルネス心理療法の理念と立場」をホームページに掲載しました。カウンセラー講座のテキストの1冊です。

    徹底した現在一元論

     マインドフルネス心理療法は、従来にない心理療法で、独特の哲学が背景にあります。 徹底した現在一元論が背景にあります。「今、ここしかない」、過去を思わず、未来を思わず、「今、ここ」を真剣に生きれば、精神疾患は治癒する(そういう疾患でないと適応症ではありませんが)
     直接体験のみが実在するのであるのに「考え」にとらわれたり、過去や未来にとらわれて感情を起こして苦しむ。徹底して「今」に生きるスキルを身につけるならば、うつ病や不安障害は治る。今、ここに徹底するには、認知的技法は不要であり、今、ここの直接経験に意識を徹底、とどめるスキルを習得すればいい。直接経験を評価しなければ、不安も嫌悪もない。 こうした、生き方をしていくと、クライアントの脳神経生理学的な変化が起こる。そして治癒する。

    マインドフルネス心理療法のスキルも適用範囲も限りがなく深まる

     ただし、これを、心の病気の人が習得するのはむずかしいから、指導するには、それなりの指導法の研究と臨床体験を重ねる必要がある。たとえば、うつ病の治癒効率をあげたいと思うセラピストは、マインドフルネス心理療法のスキルを洗練させるべきで、認知的技法を使うひまはないだろう。マインドフルネス心理療法は大変深いものがあり、熟練すればするほどむずかしい疾患を治療できるようになります。マインドフルネス心理療法の技法もたくさんあるから、それを習得すべきです。認知療法の好きな人はマインドフルネス心理療法を行なわないだろう。かなり違う。
     (ただし、患者さんは、認知療法者とマインドフルネス心理療法者のどちらでも選ぶことができます。セラピストは、どちらかの熟練者となるでしょう。)

     認知療法 でさえも効果がみられない問題が多く、アメリカの心理療法者が種々の方面から効率よい心理療法 を研究してきたら、マインドフルネス、アクセプタンスに到達したという興味ある現象が起きてい ます。

    だから認知療法の技法を洗練させる余裕はない

     認知的技法を用いませんので、認知療法の専門家は習得したいとは思わないかもしれません。マインドフルネス心理療法と他の心理療法を併用しないほうがいいと言っています。セラピーが進展しないように見える患者にも、それが適応症ならば、あくまでも、セラピストはマインドフルネス心理療法を熟練して適用すべきだからです。たとえば、「体調がすぐれないから呼吸法ができない」という<うつ病>の患者さんに、「では、認知療法で行こう」というのはよくないのです。何とかして「呼吸法」ができるようにセラピストの指導スキルを向上させるべきです。そうなると、マインドフルネス心理療法の手法の洗練につとめます。認知療法を使う機会が少なくなります。 そうなると、せっかく習得した認知療法が活かせなくなります。
     となると、従来の心理療法に限界を感じるかたが習得されるで しょう。日本では、弁証法的行動療法やアクセプタンス&コミットメント・セラピーの本を翻訳して研究する方がお られますから、その流れと、自己洞察瞑想療法の流れが日本の中でマインドフルネス心理療法を推 進していくでしょう。前2者は、アメリカで生まれたもので、ちょっとむつかしそうに見えます(全体実在論、現在一元論、心 身一元論などの哲学は同じようです)が、後者は日本人にわかりやすい手法だと思います。マインドフルネス心理療法の入門としていいでしょう。これを習得してから弁証法的行動療法を勉強すれば楽でしょう。
     自己洞察瞑想療法は、うつ病、不安障害(対人恐怖症、外傷後ストレス障害、パニック障害、全般性不安障害など)、家庭の不和、仕事のストレス、ターミナルケア、スポーツ心理、心身症、種々の身体疾患(がんや難病)のストレス対処、などに有効です。
     スキルを熟練し、他の領域への適用を研究すれば、限りなくひろがっていきます。私にはうつ病、不安障害、自殺念慮のある方の支援が精いっぱいですし、スキルも時間もないので他の疾患、ほかの領域を研究することができません。多くの人が習得して、特異な領域の適用を研究していけば、ずいぶん広く社会貢献が可能な心理療法だと思います。たとえば、医療従事者・教師のストレス対処、介護・リハビリテーション現場の意欲向上、解離性障害、アルコール/覚醒剤依存症、統合失調症、虐待する人、パーソナリティ障害、自死遺族の支援、犯罪被害者の支援、非行犯罪者の更生、子どものストレス対処法、スポーツのストレス対処など数多くありそうです。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 20:06 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    「自己洞察瞑想療法」の体系 [2008年08月01日(金)]
    「自己洞察瞑想療法」の体系
    ** 「目標技法」と「形式技法」のマトリックス **

     マインドフルネス心理療法で用いる技法を「自己洞察法」ともいう。
     技法は、大きく分けて、形式技法と目標技法がある。ただし、単独に行うのではなく、常に、同時 に行う。現実には、基本的自己洞察法と動的自己洞察法として実行される。例えば、ゆっくり呼吸法 を行うのは、最低でも、注意集中、不要事象の解放は目標とされる。「目標技法」が、全く考慮され ない形式技法は効果が小さい。どの技法を、どの障害に、どの時点で用いるか、指導者(カウンセラ ー)の助言によって、トレーニングして、自ら実行できるようにする。

    技法の分類

    • (T)形式技法=自己洞察法の治療技法/治療形態
       治療技法・実践形態である。
      「形式技法」を行いながらUの目標技法をおりこんで、問題解決能力を習得する。(U)を同時に行 わないと、改善効果がみられない。また、クライアントに実践する動機づけとならない。
       Uの習得が目標であるから、Tのすべてを実践する必要はない。Uは、すべて習得すべきである。 ただし、障害やクライアントによって、また、治療が進行するに従って、Uのうちの特定の技法の訓 練を特に実行することがある。

      技法は実行局面から2種に分類される。
      • 1)基本的自己洞察法=実際の職場や対人場面などではなく静かに坐って、あるい は、室内で身体を動かして(まれに、横臥して)行う技法。
      • 2) 動的自己洞察法=実際の職場や対人場面、嫌悪的な事象が起きる場面などで実行する技 法。油断すると回避、衝動的な行動が起きるような場面でも、予防的にトレーニングとして実行して おき、実際、発作的な事態が起きた時にも実行すべき技法。

    • (U)目標技法=自己洞察法の治療方略/治療目標
       (T)を実行する目標、目的、方針である。 これを理解するだけでは問題は改善されず、(T)の実践の中で、これを目標として同時に実行する ことを繰り返し実践することによって、従来の思考・感情・行動のパターン(機能の連合)が変化し て、問題の改善(連合解消)がみられる。

     形式技法を行いながら、Uの目標技法をおりこんで、自宅や行動中でもトレーニングしておき、職 場や家庭などで職場、家庭生活の行動中に危機的な事態が起きた時にも目標技法を遂行して、価値実 現の反応パターン選択して実行する。 最初から、すべてはできない。少しづつ実行範囲を拡張して いく。こうすることによって症状が軽減し、非機能的行動が改善されていく。

    実践の環境による分類

    • A)基本的自己洞察法
       治療者とセッション中に、または、自宅などで、静かな環境で行う基礎的な洞察の実践法。静かな 環境で、(1)基本的自己洞察法と(U)目標技法を行うこと。(1)基本的自己洞察法を行いなが らUの目標技法をおりこんで、静かに自己を洞察し、問題解決能力の基礎を習得する。これは、治療 者と共に実行することができる。

    • B)動的自己洞察法
       現実の生活の場、すなわち、家庭、職場などで行動中に実行する自己洞察の実践。これは、治療者 と共に実行することはできない。クライアントが自分で自分に指図して実行する。すべての行動中に 目標技法を実行することを意識していて、職場や家庭などで行動中、人と対話中に自己の精神活動を 観察し分析し適切な思考、判断、選択、行動を行っていく。


    形式技法と目標技法の関係

    2つの技法は、次のような関係にある。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 17:55 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    カウンセリングを修了した方、ドロップアウトした方 [2008年07月29日(火)]
     受診を続けたかったのに体調が悪くて最後までは参加できなかった方、順調に回復なさった方、ど ちらとも、毎日、「短時間呼吸法」を時々やってください。  短時間呼吸法ができるということは、うつ病、不安障害が悪化、再発する自動思考を止めるスキル ができてきたということです。何か嫌なことに執着して放さない心だったのに、解放できるスキルができたということ です。
     毎日、短時間呼吸法を続けていると、感情的になっていても やがておさまるということが自覚されてきて、 刺激、感情、衝動などの見方が変わってきます。 ドロップアウトした人でも改善する可能性があります。寛解になった人は再発しにくいです。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 09:18 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    自殺予防講座・埼玉講座・第3回 [2008年07月20日(日)]

    自殺予防講座・埼玉講座・第3回

     =自殺防止・うつ病治療の心理相談員の育成講座
     =マインドフルネス心理療法入門講座

     自殺を防止するために、薬物療法でも治らないうつ病(もう少し勉強すれば不安障害、過食症、リ ストカットのかたなどの支援もできます)のかたをマインドフルネス心理療法で治す支援をするカウ ンセラーの育成のための連続講座。
     3回目を 埼玉県、蓮田で、7月19日に、行いました。全部で5回です。
     第3回は、次のテキストで行いました。
     自殺者が10年連続で3万人以上です。事業不振、過労、種々の疾患、人間関係、失業、借金、生 活苦などから苦悩してうつ病になる。こういう社会の構造的な問題解決の対策が求められます。 そのほかに 発症のきっかけはそうだったとしても、うつ病が治らないという精神医療の遅れの側面もあります。 不安障害(パニック障害、対人恐怖症、外傷後ストレス障害、全般性不安障害など)などが治らない で苦しみ、うつ状態を併発して自殺に至ることもあるでしょう。治らないと社会参加がむつかしいか らです。不安障害は、社会構造的支援よりも、その不安障害そのものを治す医療の問題という側面が 強くなります。
     患者家族のみなさんが結集して、うつ病、不安障害などの医療の向上を訴えていかないと対策の目 がほかへむいてしまうのがきがかりです。
     自殺防止という視点だけが注目される一方、不安障害を治す医療がすすんでいないように見えます。その対策が、置き去りになります。
     不安障害(パニック障害、対人恐怖症、PTSD、全般性不安障害など)の患者さんのご家族が 「不安障害の医療」の向上の対策を国や医療関係者、心理士団体に訴えないととりのこされるのではないかと気になります。

    自殺予防講座・埼玉第3回

     =自殺防止・うつ病治療の心理相談員の育成講座
     =マインドフルネス心理療法入門講座  =不安障害、リストカットなどの治療もできる
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 06:11 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    マインドフルネス心理療法で克服した人 [2008年07月16日(水)]

    マインドフルネス心理療法でうつ病を克服した人

     最近、嬉しい消息がありました。
    数年前にグループ・カウンセリングを受講して、薬物療法でも治らなかった重症のうつ病を治した方 からです。今は元気で働いておられるそうです。
     承諾をいただいて、こちらに、メールの一節を掲載させていただきました。 SMCKホームページ・うつ病・パニック障害を克服した人々>Yさん  以前、カウンセリングを中断したかたも、もう一度チャレンジしてみてください。9月からまた、 グループ・カウンセリングを開始する予定です。水曜日です。 カウンセラー、インストラクターが多くなれば、すきまなく、カウンセリングを提供できるのですが、カウンセラー、インストラクターになってくださるボランティアの方を得るのが課題です。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 12:08 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    今日は第6セッション [2008年06月08日(日)]

    今日は第6セッション

     今日はグループ・セッションの第6セッションを勉強します。
     これからしばらく休みにはいります。
     指導者が多ければ交替で指導できるのですがこのマインドフルネス心理療法のインストラクターは少なく、家庭の事情や健康によって休まなく てはならなくなります。最近、身体のあちこち、老化を感じる。心と身体は相互に影響する。体調が悪いと意欲が低下し行動も縮小する。支援者、後継者がいなければ廃絶する。この組織もどこの組織も同じ。
     誰も自分のことで懸命。政府も自治体も厳しい予算執行になる、物価はあがる傾向をみせている。うつ病、不安障害の治療法の開発、自殺防止活動は誰がやっていくのでしょうか。

    セッション6のテーマと内容

    セッション6では、次のことを学びます。
    • 思考は事実ではない
       同じ出来事でも人や状況によって違って解釈される。思考は感覚や感情とともに起きるこ とが多いために、心を病む人には、思考が事実であるかのように思われて、繰り返し思考し て苦しむ。思考の特徴を観察して、思考は浮いては、消えていく流れのようなもので、現実 を正しくあらわすとは限らないことを知り、思考をあまり重視しない態度をとると、苦痛が 小さくなることを理解する。

    • 一々の考え方を変える方法ではなくてもよい
       出来事があっても、苦しみを生まないような解釈ができるように変えていくことができれ ば、症状は軽くなるだろう。そういう方針で、受け止めかた、解釈のしかたを変えていく心 理療法が認知療法である。しかし、つらい出来事をもう一度、思い出して反論をみつけだす ことは、むつかしい場合がある。こうした、自分の考えたことの反論をみつけだすことがむ つかしい場合、別の方法がある。それが、マインドフルネス心理療法である。

    • 思考の特徴を観察して、思考は重視する必要がないことを理解する
       否定的、悲観的、嫌悪的な思考を持続していると、つらい感情を起こして、不安障害を起 こしたり、ストレス反応によって、うつ病を起こす。発症してからも、否定的、悲観的、嫌 悪的な思考を持続していると、治癒しにくい。考え方を変える方法ではなくても、つらい思 考に深くとらわれず、思考から距離を置けば、つらさの程度は軽くなる。そのように、思考 は距離を置いても、さしつかえないものであることを理解する。そして、思考から距離を置 くことができるような心の使いかたを習得する。トレーニングによって、習得できる。

    • <実習>思考観察の呼吸法
       今回は、思考の扱い方の基本的なことを学ぶ。思考には、必ずしもつきあわないですむ方 法をトレーニングする。

    • <実習>特定思考観察の呼吸法
       個人によって、よく繰り返される思考がある。繰り返される思考も、重視せず、距離を置 いたり、考えることを短くするほうが症状の改善に役立つ。 基本的には、上記と同じであるが、繰り返していると、症状の回復が遅くなるので、自分は どういう思考が繰り返されるか列挙しておいて、それらを軽く受け止めたり、軽く受け流す ことができるようなトレーニングをする。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 07:06 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
    マインドフルネス心理療法は宗教を超えた普遍的なもの [2008年06月04日(水)]

    マインドフルネス心理療法は宗教を超えた普遍的なもの

     マインドフルネス心理療法(自己洞察瞑想療法もその枠内)は宗教ではなく心理療法であ る。宗教目標や思想を含んでいない。ジョン・カバット・ジン氏は、痛みやストレスの緩和 プログラムに、マインドフルネスの実践をとりいれた。その言葉で宗教ではなく、どんな人 でもある種類の「苦痛」(精神的苦痛=精神疾患や対人葛藤など、身体的苦痛=心理的スト レスからの身体の病気)を緩和、治療できるものであることがわかる。
     マインドフルネス心理療法はアメリカでかなり普及しているが、アメリカのマインドフル ネス心理療法の源流をつくりあげたジョン・カバット・ジンは次のようにいう。
       「一般的には、瞑想はあくまでも仏教の枠組みの中でとらえられていますが、その本質は 宗教を超えた普遍的なものです。注意を集中するというのも、基本的には自分の内部を深く 見つめて、自分を探求し、自分を理解するための方法なのです。ですから、私はとりたてて 東洋の文化や仏教を、ここでもちだすまでもないと考えています。注意集中力のもつ力は、 あらゆる宗教やイデオロギーに依存していないところにあります。つまり、誰でもその恩恵 を受けることができるわけです。もちろん、注意集中力という考え方が、煩悩からの救済と 雑念をはらいのけることを主眼とした仏教の修行から生まれてきたことは偶然ではありませ ん。」(1)
     心を病む人は自分をよく洞察して治して支援者から離れていくものである。自己を深く洞 察して、自己の精神活動のありさまがみえて、変えるべき自らの精神活動がわかれば変えて いくこともできる。自己の洞察がすすめば支援者に依存することなく自立していくことがで きる。
     こうして、瞑想(価値実現あるもの=呼吸、感覚など=に注意集中する)を通して自分の 精神活動を洞察して問題を克服していくスキルを獲得していくことを支援する心理療法とい う意味から私は「自己洞察瞑想療法」と名づけた。心理的柔軟性の欠如の背景にある神経生 理学的な脆弱性を治療標的として前面に出す点でアメリカのマインドフルネス心理療法とは 少し異なる。だが、マインドフルネス、アクセプタンスなどの根幹となる技法は、弁証法的 行動療法やマインドフルネス認知療法のものと極めて類似する。形式技法が少し異なるだけ である。だから、自己洞察瞑想療法を習得すれば、アメリカの弁証法的行動療法やマインドフルネス認知療法な どの重要な部分は習得されることになる。
     マインドフルネス心理療法は、物質(薬剤)を用いず、ある種類(もちろんすべてではな い)の苦痛、精神疾患、社会問題を治療できる心理療法として、今、全世界に普及していっ ている。日本では随分、遅れてしまった。
     
    (注)
    • (1)「生命力がよみがえる瞑想健康法」ジョン・カバット・ジン、実務教育出版、 18頁。
    Posted by 埼メンタル協会/大田 at 11:11 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
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