うつからの復帰 [2008年10月18日(土)]
うつ病からの復職数年、うつ病、寛解、再発を繰り返していた人が半年ほどマインドフルネス心理療法を受けた人がいました。「最近、復職できた。このマインドフルネス心理療法のおかげ」との連絡がありました。大変嬉しいことです。こういう方があるので、このような喜びに接する感動を求めて、活動をなかなかやめることができません。 うつ病やパニック障害で長く薬物療法を受けていた人がマインドフルネス心理療法を受けて減薬を開始できた人もいます。こういう人も本当に喜んでおられます。 予防も重要ですが、予防の活動からは、参加者から喜びを聞くことはほとんどありません。健常から健常へ。 健康状態の維持ですから、その支援の効果があまり感じfられないからでしょう。 しかし、長く治らない方が治るのは感動的です。うつ病や不安障害が長い間治らない人が結構多いです。長い苦悩から「治った」という大きな変化があるので、非常な喜びと感謝の言葉をききます。苦悩の日々から安楽の日々へです。自宅ばかりの生活から広い世界での生活へです。激変です。心理療法で治った人は、トレーニングを続ければ再発しにくいでしょう。 予防活動の平坦な日々よりも、そのような苦悩から喜び、感謝への変化の大きい活動のほうを選択したくなります。喜びの大きい方を選択したくなります。私が未熟だからでしょう。 簡単なようですが、苦悩から復帰までは、谷あり山あり、半年から2年かかります。苦痛の激しい時から少し改善、ここでも喜びがあり、少し改善から復帰、完治の喜び。途中で、谷に再び落ちて絶望に近い状況に。でも、めげずに、はい上がると、後は、徐々に浮かびあがる。ついに、復帰、完治へ。クライアントさんとカウンセラーの長い試練の期間が続きます。ちょっと、谷間に落ちた時に、もう一度はいあがれるかどうかがわかれ目です。はいあがるのは、本人です。なぜ、谷間に落ちたか内省してみると、教えのとおりにしていないかもしれません。不愉快なことがあった時に、受容して、呼吸の観察、ゆっくり呼吸法、家事、運動などを行なう。それが教えだが、教えのとおりにしないで不快な状況を嫌う思考を繰り返したり、不規則な生活にもどっている。これでは、感情うずまくあなぐらにいるから、次々と苦悩の連鎖が起きる。はいあがれない。こんな危機を何度迎えても、教えに忠実にもどる人は、暗い穴の中でも、はるか天井に小さな灯火をみつけて、その方向へ向かってはいあがる。人はみな救われるような器にできている。 治癒するまではこちら(カウンセラー)も苦悩をもらってしまいます(クライアントが苦しむとカウンセラーも苦しみます)からちょっとつらい期間もありますが晴れる日が来ることを信じています。 多くの人が苦悩の日々からおだやかな日々にもどっていきました。 |



