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マインドフルネスこころの健康体操 [2019年03月25日(Mon)]

マインドフルネスこころの健康体操

 マインドフルネス瞑想療法士🄬(MMT)は、うつ病などのかたの支援のほかに、いろいろご活用できます。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4161
★マインドフルネス瞑想療法士🄬はこんなプログラムも

 今日は、高齢者を日中お預かりするデイサービスの施設で、「マインドフルネスこころの健康体操」を行いました。マインドフルネスの5分講話、呼吸法(感情、本音観察)、背外側前頭前野の活性化手法(脳トレーニング、ゲーム、フリフリグッパー体操)、動作法(ストレス緩和、副交感神経の活性化)などを提供します。笑い声がわきおこります。
 ここは、もう10年続いています。利用者は、80代、90代ですね。

 MMTが全国にいますので、声をかけてください。

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Posted by MF総研/大田 at 15:45 | 自殺防止対策 | この記事のURL
マインドフルネス心の健康クラブと宮城県で講演 [2019年01月25日(Fri)]

マインドフルネス心の健康クラブと宮城県で講演

 今日は、マインドフルネス心の健康クラブです。

 明日は、1月26日、宮城県のお寺で講演させていただきます。
https://simtmiyagi.files.wordpress.com/2018/11/20190129e789b9e588a5e8ac9be6bc94.pdf
 昭和の終わり、うつ病になり、坐禅を決心して治り他者の支援をできるようになりたいと6年実践を重ね、そして、1993年(平成5年)に、うつ病のひとに治してもらおうと本を出版し、1月から始めた毎週の坐禅会。

 その後、坐禅は「マインドフルネス心の健康体操」と名称を変え、 今も、続いています。25年になりますね。
 心の観察手法も洗練させて定型化を試み、支援者、マインドフルネス瞑想療法士🄬の講座を開催してきました。先週は金沢で8回目の講座、もうすぐ9人のマインドフルネス瞑想療法士🄬が誕生するでしょう。明日は、宮城県で講演、3月はアメリカの学生さんに講義、全国のかたと協同させていただいています。

 平成は、世界中に「マインドフルネス」がブームになりました。安心安全な場所で行う無評価観察のマインドフルネス、一つの頂点を迎えました。
 もちろん、こういうマインドフルネスも効果が認められています。習得もやさしいです。だから、広まりつづけるでしょう。そのほかに、次の新しい時代は、マインドフルネスの科学学問もさらに研究と臨床が進むでしょう。科学学問は進歩していくものです。固定しては、変動していく環境に適応できないものになってしまいます。マインドフルネスの科学学問も深化するでしょう。解決までに、かなり長期間かかる病気、問題があります。 評価する・評価される世界創造のただ中で観察するマインドフルネスの研究開発もされるでしょうか。

 明日は、次の時代のマインドフルネスを担っていただくようにお願いするつもりです。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3889
★関連記事【日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか】
Posted by MF総研/大田 at 06:47 | 自殺防止対策 | この記事のURL
志賀直哉もうつ病だった・自然の中で自分の小ささを悟り救われる [2018年09月15日(Sat)]

志賀直哉もうつ病だった・自然の中で自分の小ささを悟り救われる

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/05-siga01-kunou.pdf
★志賀直哉の苦悩

 昭和の文豪、「小説の神様」、志賀直哉。苦しみをもった人が、あちこちさまよって、大自然の中で、自我の小ささを悟って、苦悩から解放される、そんな小説が「暗夜行路」です。
 志賀直哉も自分がうつ病になりました。自殺未遂のような事故を起こしています。「死んでもいいや」というふうに、電車がくるのを積極的に避けない。わかります。
 いろいろさまよって、鳥取の大山に登山して下界を眺めて、自我の小ささを悟ります。 志賀直哉は、没後文学館を作るなといったそうで、武者小路実篤や遠藤周作のような、志賀直哉文学館はありません。残念ですね。旧居跡や彼が見た土地などをたずねます。
 個人の記念館などない心の探求者も含めて、古人を紹介するネット上の仮想記念館が「マインドフルネス心の世界遺産」です。作品に触れ、遺跡を旅なさってみませんか。

 川端康成も「千羽鶴」で、似たような女性を描いています。こちらは、九州の阿蘇、飯田高原です。

 つらい中にいる人は、小説をもって旅をして、大自然に触れて、自分の小ささ、自分の悩みの別な有様を感じることもあるでしょうか。盆地のような高原に行くと、自然は無条件で自分を包んでいます。そして、高いところから下界を俯瞰できる高原に立って眺めると、人は一個の砂ほどにも見えません。あの中で自分は悩みを空転させていたのかと感じることがあります。登山はできないので、ロープウエーで気軽に高いところまで立てる、そういうところが好きです。谷川岳、越後湯沢、那須、入笠、箱根など。

 マインドフルネスSIMTでは、本音の探求を通して、自分中心の嫌悪と執着から苦悩を作る側面を観察します。ゴリ押し人間が作る苦悩はパワハラ、セクハラを告発して、やめてもらわなければなりませんが、自分の自我が作る苦悩は、マインドフルネスの観察によって、乗り越えていきます。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/mokuji-sekaiisan.htm
★マインドフルネス心の世界遺産
 人間を探求した人々。その足跡をめぐる旅をおすすめします。「マインドフルネス心の世界遺産」の旅です。石碑、歌碑などを探し当てます。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/05-siganaoya-mokuji.htm
★マインドフルネス心の世界遺産の旅、志賀直哉
Posted by MF総研/大田 at 06:48 | 自殺防止対策 | この記事のURL
すべての自治体が平凡な家庭のうつ病対策を! [2018年04月15日(Sun)]
不思議です。新しき村の訪問記が、この2009年の記事に置き換わりました。 ??? 
9年前の記事に、おきかわった。不思議です。「大田よ、今こそ、これを訴えよ」という何かの働きがうごいたのでしょうか。

ブログの記事もいつ消滅するかもしれないですね。たくさんの連続記事も、別に保存していません。まずいな、と思いました。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/policy/blog.htm
これが、連続記事の目次です。

各記事をPCに保存していません。Canpanの中にあるだけです。

(以下は、2009年の記事です。)


すべての自治体が平凡な家庭のうつ病対策を!

うつ病により家族による嘱託殺人

 うつ病は自殺をひきおこしますが、家族に「死にたい、殺して」と頼まれて 愛する家族を死に至らしめて、嘱託殺人、殺人罪に問われる悲劇も起きています。  うつ病は自殺のみならず家族を別な形で苦しめます。
 妻は2004年、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症だった長男(当時40歳)を自宅で介 護していた際、長男に懇願されて人工呼吸器の電源を切って窒息死させ、自らも自殺を図 った。嘱託殺人罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。
 妻は事件後からうつ病になり、『死にたい』と言うのをなだめてきたが、あまりにも言 い続けるので夫が殺した。
 こういう強いストレスによって起こるうつ病は既存の組織のネットワークでは救済できないでしょう。地域に、薬物療法で治りにくいうつ病の方の支援サービスがどの地域にも欠けています。既存の組織で提供していないサービスですから、ネットワーク構築では不足です。新しいサービスを提供する仕組みが必要です。

薬物療法だけでは治りにくいうつ病が増えた

 NHKが報道したように、治りにくいうつ病が増えています。パニック障害も薬物療法だけでは治りにくく長引いて苦しんでいます。  経済問題や就労問題だけが自殺の原因ではありません。働いている人もうつ病になり、治らず退職します。60歳以上の自殺が大変多いのですが、経済や就労問題が第一原因とはいえません。経済不況になる前から2万人の自殺がありました。種々の原因からうつ病になり治らないのが問題です。薬物療法を受けても完治しない、再発する。そういう視点からのうつ病対策が遅れています。
 がん、介護や働く人のうつ病はどこの家庭でも起こる可能性があります。 難病や介護にまつわる自殺、心中、嘱託殺人などが続発しています。難病、発達障害、 介護、がん、働き盛りの人などの家族には、うつ病がついてまわります。子どもにもうつ病があります。子どもも女性も、うつ病や不安障害(パニック障害、対人恐怖症など)になります。子どもには薬物療法は使いにくく長引いてしまいます。どこの地域にも 多いのに、自殺対策に現われてきません。多重債務、自死遺族、救急救命センターでの自殺未遂の方については対策がとられは じめました。 難病、発達障害、介護、がん、働く人、子ども、女性などの家族のうつ病治療支援の対策はとられません 。ストレスが持続する場合のうつ病には、薬物療法だけでは不充分です。 うつ病は、どの家族、 どこの地域にも多いのです。
 以前はメランコリー型うつ病が多かったのに、最近は非定型うつ病、双極性障害がふえています。日本人の心が変わったのです。非定型うつ病や双極性障害は、効果がある薬をためすうちに長びいて患者さんの苦しみが長くなりがちです。  抗うつ薬による治療は「非常に重症」の患者に有効です。軽くなってからとか、最初から「非常に重症」でないうつ病患者(特に非定型うつ病やパニック障害、対人恐怖症に併存するうつ病)には、抗うつ薬の効果があまりありません。だから、いつまでも薬物療法を続けていくのは、本人にとっても自治体にとっても幸福ではないでしょう。認知行動療法を受けられる専門組織、ボランティア団体、支援組織が必要です。

すべての自治体が平凡な家庭のうつ病対策を!

 10分診療の医師による薬物療法だけではなく、イギリスのように他の人材によって、経過や症状、行動をよく聴いてみると、非定型うつ病かメランコリー型うつ病か双極性障害かわかるかもしれません。そうすれば、医師による適切な薬物療法への誘導も可能かもしれません。
 細かく分ければ多くなりませんが、どこの地域にも多いのは薬物療法だけでは治りにくいうつ病の家族」というくくりで、 平凡な人々の自殺防止の対策です。特殊領域だけ対策をすすめず、どこの家庭 にもあるうつ病、薬だけでは治らない人の支援の対策も開始すべきです。そうしますと、 多重債務によるうつ病の方、自死遺族の方、自殺未遂の方のうつ病の支援にも重なります。うつ病の症状がひどくて、自死遺族のつどいにも行けない人が多いはずです。多重債務でも重いうつ病となり、法律的な問題が解決しても、うつ病が治らない人がいるでしょう。
 保健所や精神保健福祉センターに、このようなスキルを持つ人を置くのも一つの方法です。今は、「うつ病は医者に」だけですが、「医者にかかっても長引くうつ病を保健所や精神保健福祉センター(サポートセンター)などで支援」するプログラムを加える必要があります。
 しかし、薬物療法も重要です。心理療法が向く人ばかりではありませんし、症状や背景のアセスメントや心理療法は時間と手間がかかります。薬物療法の否定ではありません。両方を提供する方法があります。薬物療法だけでは治りにくい人をサポートする仕組みです。自治体のサポートセンターと医師と連絡網を作るのです。自治体、医師、サポートセンター、市民が信頼できる条件を決めて、覚書を交わして支援する仕組みを作るのです。

連携にあたり相互不信の壁

 今は問題があります。医師もNPOも、それぞれ誠実に支援していますが、誠実だけで重いうつ病が治るわけではありません。NPOも医師も多くのカウンセラーも誠実ですが、うつ病、うつ病の治療法について情報をすべて知っているわけではないでしょう。 NHKが指摘した、うつ病の治りにくさ、認知行動療法の効果をどこまでご存知でしょうか。 自分の考え、主義を優先して、患者さんの(早く治る)利益を優先できない心理、他者とは連携しにくい心理が働いてしまいます。誠実ですが自分の組織、派閥が第一だと考えてしまうのが、人の心です。 信頼できる組織が、うつ病の治療のスキルを持っているわけではないのです。スキルのない公的機関や一応信頼されている民間組織、NPOがかかわっていて長引かせると、自殺されるおそれがあります。 医者側からは、カウンセラーに不信があります。  こうした、他の団体の不信はよくわかります。私どもも協働など提案もしましたが、おそらく信頼してもらえなかった。また、逆もあります。私どものホームページやこのブログにリンクしてくれとか、カウンセリングの本の紹介をしてほしいというお願いがあります。しかし、同様の不安があり、最近ではお断りしています。うつ病については効果が確認されているカウンセリングを受けないと治りにくいという報告が多いです。効果のある心理療法を提供しておられるのか、自分が実情を知らない団体に、ホームページやブログの読者を誘導していいのだろうかという不安が出てきています。他の団体が私どものホームページをリンクしていただけない、協働していただけないのも同様であろうと理解して、怒りもしません。悲しい社会です。 他の団体の相互不信が広がっています。官庁もすべてのNPOを信じてはいないでしょう。当然です。官庁や病院にだって、いろいろなことがあります。 うつ病や自殺対策の連携の難しさがあります。
 電話相談や種々の相談、カウンセリングが重いうつ病以外の領域で多大な貢献をしていることは承知しています。しかし、問題は、重いうつ病です。自殺のリスクのある重いうつ病は別です。薬で治らないうつ病も別です。そういう重いうつ病は10回ー20回の面接指導がないと治りません。だから、窓口の誠実な対応だけ、電話相談のみの対策では、うつ病を治すことは無理です(しかし、その組織の中に治すスキルのある人がいてその人に回すのは大変いいシステムです)。傾聴型のカウンセリング<だけ>では治る保障がありません。傾聴の後、認知行動療法を提供すればいいのです。認知行動療法は効果が確認されています。 NHKの本で、300回もの傾聴型のカウンセリングがありましたが、長すぎるようです。あまりに時間やコストをかけすぎです。その期間に何かがあって症状が悪化したら危険です。
 薬で治りにくいうつ病を治し自殺を減少させるためには新しいサービスが必要です。難しい環境の中で、うつ病が長引き自殺の危険のある市民のために、各種の団体の利害を超えて調整できるのは公的機関です。自治体です。政治です。イギリスでは、国家の費用で、認知行動療法のスキルを持つ人の育成を始めました。
 薬物療法絶対主義ではなく、自派の心理療法絶対主義にも偏らず、本当に市民のうつ病が治るためのスキルを基礎にした支援プログラムを、自治体が主導する委員会で構成される場で、議論を尽くして、遵守する条件を決め覚書を交わして種々の対策をとっていくのがいいのでしょう。スキルがあり、条件を守る組織がどこにあるかが市民にわかる。 そういう条件ならば、市の種々の広報を通じて、支援プログラムを市民に周知できるでしょう。 うつ病、自殺対策は、スキルのない人が長期間かかわると、長期の治らない状態に善意で誘導してしまったり、自殺においこんでしまったりしますので、従来にない連携方式を考えるのが、どこの家庭にも起こるうつ病には、市民のためを考えればいいのだと思います。

 すべての自治体で、「薬物療法だけでうつ病が治らない場合の治療支援プログラム」の対策をとるように要求する運動が必要ではありませんか。厳しい財政事情ですから、予算をまわす領域は多くて、このようなうつ病対策、自殺対策には動きが鈍いです。市民が強く要求しないと自治体は動くことができません。
Posted by MF総研/大田 at 09:27 | 自殺防止対策 | この記事のURL
(128)驚愕! 悲痛! [2016年09月09日(Fri)]

(128)驚愕! 悲痛!

 朝、なにげなく、新聞を見ていたら、おどろくべき文字が私の心をゆさぶりました。「円谷」は、つぶらや、と読みます。:

「文藝春秋」の宣伝です。
 その中にこの文字がありました。

「震災で発見された50年前の手紙を初公開
マラソン円谷
悲劇の謎が解けた」


 私には、こういうことがあったのです。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/635
 幸吉記念館へ行く

 前日、最も古い記事としてみただけだったのに、朝、新聞を見ると、「円谷幸吉」さんの文字がありました。釘付けになりました。幸吉さんについて、まだ、未公開の資料があった。
 私は、早速、雑誌を読みました。

 私も同じような目にあえば、うつ病になり自殺するでしょう。

 幸吉さんのことを私に教えてくれた川端康成も自殺しました。

 幸吉さんがなくなったのは、50年前。私は30年前に、うつ病になりました。その当時も、うつ病が知られていたわけではありませんが、私は上司に恵まれて、暖かい配慮をしてもらえて、坐禅(今の「マインドフルネス」)によって回復していきました。

 経営者、管理職は、うつ病を理解するべきです。今でも、部下を自殺に追い込む人がいます。親が子を、教師が生徒を追い込むことがあるでしょう。とにかく、うつ病が理解されていません。
 上の雑誌の文字は、多くの人にとっては、意味のない文字でした。無視、傍観、単なる風景・・・。しかし、私には違う「意味」を持ちました。そして、幸吉さんのご家族にはさらに違う意味が。 同じものを違う意味をもって見る。世界には、自分のいきがいになることがあるのです。世界が無限の意味を持ってそそのかしているのです。「禅」とか「マインドフルネス」も違う意味で見るのです。
【目次】円谷幸吉
円谷幸吉記念館閉館へ
円谷幸吉記念館閉館へ(2)
悲痛、驚愕、円谷幸吉さんに新しい資料
Posted by MF総研/大田 at 19:09 | 自殺防止対策 | この記事のURL
20代の自殺・低い自己評価(5) ananの年代 [2014年10月02日(Thu)]
★女性雑誌 anan の取材があり、「1924号」に掲載されました。
10月1日発売(1924)号 の「諦める」の部分です。

20代の自殺・低い自己評価(5)

 =まさに『anan』の読者層

 20代の人のうち、自己評価が低くて、死にたくなっている人が多いようです。 長期のストレスにより、うつ病に似て前頭前野や海馬などに機能の変調が起きていると推測されます。
 20代ならananの読者層になりますね。雑誌『anan』の特集が「人生を動かす5つの勇気」です。 5つのテーマについて解決策が提案されています。 このうちに「嫌われる」というのがあります。
 アドラー心理学により「嫌われることを恐れなくてい」というアドバイスがあります。 もっともな解決法です。
 ところで、一つ難しいケースがありそうです。 友人、近所の人、会社の人、・・・嫌われることをおそれないでいい理由が説明されています。 つらいケースが「20代の自殺」の背景にあるらしい「実父、実母から嫌われて育った」ケースが多いようです。これは、例外のようです。死にたくなるほどつらくなっています。
 内容が違うのですが「自己受容」が大切、とあります。これが、マインドフルネスと関係してきます。
 嫌われて育ったので、抑うつ的になっていると思われます。「今の状況」は受け入れがたいものがあります。状況を受け入れる、そのさらに奥の「自己存在」のありのままを探求して、親の愛にかかわらず、人間の評価を超えた人格的なるものを自覚する道があるのではないでしょうか。 不幸であrったのですが、20歳を越えた成人となったのですから、親からの呪縛から離れて、人間そのものを探求していく道です。対象的に考えた自己像、親から否定された自己像は、考えられたもので、真の人格的自己ではないわけです。親から嫌われた育ちをして、20歳代になった『anan』の読者層でしょう。マインドフルネスの自己洞察瞑想療法による自己洞察探求があります。真の自己の「自己受容」があります。親の独断的な評価、勝手な評価基準で嫌悪されたものから離れて、真の自己を自覚して、大きな宇宙のいのちから愛されている自分にめざめてほしいと思います。
20代の自殺が増加・低い自己評価
Posted by MF総研/大田 at 21:26 | 自殺防止対策 | この記事のURL
20代の自殺・低い自己評価(4) [2014年09月29日(Mon)]
★女性雑誌 anan の取材がありました。「1924号」に掲載されます。
10月1日発売(1924)号 の「諦める」の部分です。このテーマで3人の取材があり、うち一人が大田です。

20代の自殺・低い自己評価(4)

 自己評価が低くて、死にたくなっている人が多いようです。若いうちに改善していないと 30代〜60代になってからも自殺割合が高いグループになっている可能性があります。 自己評価が低いということは、自分を愛することができないということです。
 西田幾多郎は次のように言っています。
     「自己が自己を知るとは、自己が自己を愛するといふことでなければならない。或は知らないもの を愛するといふことはできないといひ得るであろう。しかし知るものを知るといふことが、自己を愛す ることである。」(西田幾多郎旧全集5巻365頁)
 何かを好きになる、愛するのはそれをよく知り意味を見出すからです。 それと似て、自己を嫌悪したり、自己評価が低いのは、「自己を知らない」からであるというのです。
 「死にたい」と思う人は自己を知らないのです。「自分はこうだ、だから嫌い」という場合、思考によ って考えられたものを自己と思って、それを嫌悪、否定しているが、違うのです。思考作用で描い た自己像を思考の野に映して、それを嫌悪しているのですが、真の自己は、そういう思考作用を起す ものです。真の自己は思考の対象にはならないのです。「自分とはこういうものだ」という思考作用 と、それを嫌悪する作用がありますが、その両方を見る働きをするものが奥にあります。 それは、思考の対象にはならないので、思考では掴むことができません。
 マインドフルネスには不快なものをあるがままに見て受容し、自己の価値実現の行動に 専心する心の用い方ですが、その不快さに浅い感覚的なものから、最も深いはずの自己存在まで あります。「自己評価が低い、生きている価値も喜こびもないために死にたい」という苦悩や「がん になった、死が近いのでは」という自己存在の苦悩は、痛みなどの感覚でもなく、対人関係の思考 レベルでもなく、もっと深いものです。感覚的なもの、思考的なものは、いやしの場所もあるでしょう が、自己評価の苦悩や自己の死の苦悩はいやされる場所がないように感じられます。ゆえに、浅 いものを対象とするマインドフルネスは、動機づけとならないのです。

  「複雑性希死念慮」もうつ病に似たところがあります。うつ病には次の精神症状があります。
  • @抑うつがある。(気分が重く沈みこむ) (ほとんど1日中、ほとんど毎日)
  • Aすべてに興味がない、何をしても喜びを感じない。 (ほとんど1日中、ほとんど毎日)
  • B死についてしばしば考える。自殺念慮がある。「消えたい」「死にたい」「死んだほうがましだ」と 考える。
  • C食欲の減退、体重の減少。
     または食欲、体重の増加(こちらの場合は、非定型うつ病かもしれない)。
  • D不眠。
     または睡眠過多(こちらの場合は、非定型うつ病かもしれない)。
  • E焦燥(いらいら)または制止(動きがにぶい)。(ほとんど毎日)
  • F疲れやすい。(ほとんど毎日)
  • G自分を責める気持ち、または、自分は価値がないという気持ち。(ほとんど毎日)
  • H思考や集中力の低下。決断困難。(ほとんど毎日)
  • I将来に希望が持てない。
 20代の若者が急性のうつ病でなく「複雑性希死念慮」がある場合、上記のうつ病の症状のうち、 1番の軽い症状、ほかに2番、3番、8番、10番の症状があると言えます。
 急性のうつ病は急性のストレスによって、脳内のさまざまな部位に変調が起きているのですが、「 複雑性希死念慮」になっている人は、生育期における長期間のストレスにより、やはり同様の脳内 の変調が生じていると推測されます。

 この仮説によって改善の支援をするとしたら、次のようになるでしょう。

「複雑性希死念慮」の改善の方針

 自己の構造を知る。意識された症状は意識作用が作ったもの、奥に作用がある。 さらにその奥にその作用を起す自分がある。
 「自分はこうだ、価値がない」というのは、 思考作用が作ったものにすぎない。他の症状も何かの作用の作ったものである、 自己自身ではない。
 そこで、呼吸法をする、自己否定の思考はストップする。簡単にはいかない、長期間かかるが何 とか生きたいという真剣な人は改善する可能性がある。 長期間、自己の哲学を帯びて呼吸法(自己洞察法)を実践していくと、脳内に変化をもたらすはず である。それによって持続していた抑うつ症状は改善し、それにつれて社会的な行動に強く関係 する前頭前野も回復してくるだろう。そして、自己について哲学的な智慧も体得(哲学が生活化さ れる)されれば、希死念慮も消失すると思う。

 実践してもらえるかどうかは、「複雑性希死念慮」の起きる脳科学、それとマインドフルネス心理療 法の哲学と実践法の関係を理解してもらうことと、実際に長期間実践できるかどうかにかかってい る。成人後の急性のうつ病は、若いころ希死念慮があったわけではなく、脳のネットワークがいったん順調に形成された後のストレスによる脳内の変調であるた めに、回復が容易であるように見える。1年程度で回復するが、「複雑性希死念慮」は、生育期から ストレスにさらされていたのであり、希死念慮を持った期間が長いのであるから、回復するにはもう少し長くかかるかもしれない。
 真の自己は、西田哲学によれば、知的自己(衝動的自己もこのレベル)、意志的自己、叡智的自己、人格的自己がある。どこまで深い自己を探求していかないと希死念慮・自殺念慮が改善するかわからない。個人によって違うだろう。 下図のように、西田哲学によれば、人格的自己は古来、日本人が襌で探求してきた深い自己であり宗教レベルである。 叡智的自己は宗教ではないが、人格的自己に迫る自己であり、自己を愛することができる。自己 評価の問題は解決する。
 仕事などを持っている人とそうでない人とは違いがある。仕事などを持たない人は、希死念慮の症状が回復 するほかに、意味あるものを見出すプロセスも必要になる。病理の回復ではなく、ロゴセラピー的な 意味発見の支援のカウンセリング、さらに、就職支援も必要である。関係機関の連携があればいいのだが 。

 このような仮説が正しいか、若者が真剣に実践できるかわからない。そのような若者が実践した 例をみたことがない。これに希望をもてる人がやってみてほしい。早々と絶望せずに試してみる価 値があると思う。

 埼玉や東京で、実習講演会を開催しています。 申し込みの時に「自己評価が低い」と伝えてください。そういう方の参加があれば、その方面の話もします。


 昨日は、日本マインドフルライフ協会の定例会でした。脳内のネットワークの話でした。マインドフルネスの実践との関連があると思います。 マインドフルネス心理相談員の講座で学習します。

20代の自殺が増加・低い自己評価 l8m-gutaiteki-s2.jpg
Posted by MF総研/大田 at 10:29 | 自殺防止対策 | この記事のURL
20代の自殺・低い自己評価(3) [2014年09月27日(Sat)]

20代の自殺・低い自己評価(3)

 自殺予防デイ(9月10日)にちなみ、今月はNHK Eテレビが「20代の自殺」について繰り返し 報道しました。愛情をそそがれて育って、就職難、仕事がきつい、人間関係などによって「死にたく 」なるケースは、普通にみられるうつ病だと思います。死にたい、無価値感、低い自己評価は、うつ 病になり前頭前野、海馬などに病理が起きているため、つまり、うつ病の典型的な症状であると推 測できます。
 こういうケースは、前頭前野などの病理を回復するのが方針となるでしょう。薬物療法、マインドフ ルネス心理療法などが効果的でしょう。そして、就職について社会的な援助が必要です。

 もう一種、多いように見えたのは、生育環境によるもので、親が厳しく育てた、言葉による虐待とも いうべき環境で育ったケースです。子どもの当時も楽しい生活ではなかったはずで、子どもの頃か ら、長期間の心理的ストレスにより前頭前野などが機能低下しているのだろうと推測されます。 子どもの頃から、抑うつ症状や希死念慮があったのだろうということです。虐待などが繰返されたた めにPTSDになった「複雑性PTSD 」という概念がありますが、成人になってからPTSDの発症にならず、上記のような持続的な希死念 慮・自殺念慮が続く事例は、通常のうつ病とは違った治療方針が必要であると思います。 うつ病の分類に入れるべきなのか決まっていないでしょうから「うつ病」とは言わずに「複雑性希死 念慮」と呼んでおきます。

 そのような状態が治療の対象とならずに20代になっているのだとしたら、根底に持続的無価値 感、長期的希死念慮・自殺念慮があることになります。通常のうつ病は急性の発症で、薬物療法 やマインドフルネスで効果があります。 普通のうつ病は、出版したマインドフルネス心理療法(SIMT)で改善できます。1年ほどの呼吸法、 自己洞察法ができる人は、徐々に前頭前野などに影響を及ぼして回復していくのだと推測されま す。

 これに反して「複雑性希死念慮」は、長期間の実践が必要になると思われます。このケースにあ たるケースがあったどうか把握しておらず、これまで特別の改善法も提供しませんでしたから、まだ 改善したエビデンスがありません。
 マインドフルネス心理療法(SIMT)で行うとしたら次のような解決方針になると思われます。

<目次> 20代の自殺・低い自己評価
Posted by MF総研/大田 at 07:19 | 自殺防止対策 | この記事のURL
「20代の自殺」低い自己評価(2) [2014年09月26日(Fri)]
★女性雑誌 anan の取材がありました。「1924号」に掲載されます。
10月1日発売(1924)号 の「諦める」の部分です。このテーマで3人の取材があり、うち一人が大田です。

20代の自殺・低い自己評価(2)

 20代の自殺が多いのですが、そのうち、仕事がありながら「本音」では自分を価値がないと思いこみ、死にたくなっている人も多いようです。これは、経済的理由でも、就職できないためでもありません。

 仕事ではすぐれた人物と評判がありながら、家族に暴力をふるう人(一部は、パーソナリティ障害の場合があるでしょう)にも、自己評価の低さがあるでしょう。自己評価が低くなければ、同様に尊重すべき他者に暴力をふるわないはずです。
 解決の方向は、本当の自分を知り、考えられた自己は真の自己ではないのだからそれを思考の対象に映して嫌悪、否定するようなことをやめる マインドフルネス心理療法の実践が効果をあげるかもしれません。

 東洋哲学(西田哲学)によれば、個人によって自己の見方がさまざまなものがあります。 判断的自己、知的自己、意志的自己(自覚的自己)、叡智的自己、人格的自己などと深まります。 自己を嫌悪するのは、意志的自己でもなく、知的自己レベルの衝動的自己です。知識によって衝動的に反応します、自分を愛することができません。 意志的自己は自己を愛する自愛があります。人は知らないものを愛することはできないのだと西田はいいます。自己を知らないと、自己評価が低いのです、自分を愛せないのです。これはマインドフルネスの実践ができるならば、変わることができます。

(続く)

<目次> 20代の自殺・低い自己評価
l8m-gutaiteki-s2.jpg
Posted by MF総研/大田 at 05:25 | 自殺防止対策 | この記事のURL
NHK Eテレビ 「20代の自殺」 [2014年09月25日(Thu)]

NHK Eテレビ 「20代の自殺」

 昨夜、NHK Eテレビが「20代の自殺」について報道しました。 「死にたい」と今思うひとがスタジオに招かれ、昔そういう自分であったという人、評論家などの談話 、そして視聴者からの【コメント】が紹介されました。

 20代の死にたいという事情も、原因も微妙に違ったケースがあるようでした。 就職できないから、死にたくなるーーーこれは、通常のうつ病のようで、育ちの過程で親からの否 定があったわけではない。順調に成人になったが、就職できなくてストレスとなりうつ病になる。ある いは、仕事のストレスでうつ病になり、死にたくなる。 こういうケースは、薬物療法やマインドフルネス心理療法で軽くなるだろう。

 しかし、テレビで紹介されたのは、単純ではなかった。 「20代の自殺」の解決は難しいものがある。

 就職していても死にたい気持ちがある。これは、通常のうつ病とは違う。 就職期になる前から、親から否定されてきた人がいる。その人が今も苦しんでいる。 育てられる過程で親から否定されてきた人が、今も低い自己評価(自己洞察瞑想療法でいう「本音」)で苦しんで、死にたくなっている 。長期的に苦しんできて、今死にたくなっている。
  • 人間関係はそつなくこなしていて、周囲からは悩みがないように思われている。しかし、 本当の私はちがう。 母親から 「お前はできない子」と言われ続けた。今も生きる価値がない(これは「本音」)と苦しんでいる。
  • 母に「死にたい」と言ってもわかってもらえない。
  • 母がいなくなって苦しんだ、祖母が受け止めてくれて、生きている。
  • リストカットしている、自分の存在を消してしまいたい時もある。
 母から否定されたということならば、成長期にも現在でも「家庭」が居場所ではないのだ。 対策の一つとしては、家庭以外に「居場所」をみつけることが言われた。
  • 自分の言いたいことを言ってくれる。 同じような人が集まれる居場所がほしい。
 しかし、容易ではないという声も多い。
  • 居場所をさがしなさいといったって、そこにたどりつくのが難しい。
  • 「生きていてよかった」というひとがいるが、そう思えない自分は 取り残された感がある。
  • 正論だと思う。しかし、本当に死にたいと思う気持ちには届いていない。
  • 「生きてて良かった」とある時思えても、そのあとにまたつらさが待っている。」
  • 居場所をさがしなさいというニュアンスになっている。ただ、実践できない人がたくさんいる。
 20代の自殺願望、このような若者の一部が自死していく。 生育期からの家庭が関係している場合もあり、難しい問題です。薬物療法や心理療法でも効果が ないかもしれません。
 以前、次のような記事を書きました。低い自己評価と関連があります。  マインドフルネス心理療法の視点からは、一部のケースは「低い自己評価」です。 それは考えられた自己、概念としての自己です。 真の自己ではないものを意識の野に映して嫌悪、否定しています。 真の自己を探求するマインドフルネス心理療法で改善できる人もいるでしょう。 ただ、こういう方向があるとわかっても、実際探求に向かう人は一部でしょう。新しいことができにくく なっているでしょう。 マインドフルネス心理療法も、20代の人には工夫が必要でしょう。
<目次> 20代の自殺・低い自己評価

Posted by MF総研/大田 at 12:18 | 自殺防止対策 | この記事のURL
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