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線維筋痛症・全身の激しい痛み [2013年01月31日(Thu)]

線維筋痛症
 全身の激しい痛み

NHK Eテレビの「きょうの健康」(1月30日)で、「線維筋痛症」について紹介さ れました。  線維筋痛症は、全身に慢性的な激しい痛みが出る病気、痛みが生じる原因はま だ十分にわかっていない、患者さんの8〜9割は女性、と紹介されています。
 発症にはけが、事故、手術、過剰な運動、妊娠・出産、過労、病気などの肉体 的なストレス、人間関係、仕事、介護、離婚・離別など心理的なストレスが関係 すると考えられますと言われています。
 治療法には、薬物療法と非薬物療法の2本の柱があるとされます。 こちらで、アドバイスできそうなのは、「非薬物療法」の点です。
 NHKの記事によれば、
  • 痛みがあってもできることをやってみる、という積極的な姿勢を心がける。
  • ウオーキングやラジオ体操のような軽めの有酸素運動も、痛みを軽減させる 。
 こう紹介されています。痛みの受容ができないと「うつ」を併発することがあ るでしょう。「線維筋痛症」について効果を確認したデータがあるわけではあり ませんが、マインドフルネス心理療法が症状の軽減や痛みの受容に役に立つかも しれません。次の理由からです。
  • (1)アメリカのマインドフルネスである、MBSRはさまざまな病気の痛みを軽く する効果があること。
  • (2)マインドフルネスの自己洞察瞑想療法(SIMT)を実践したところ、うつ病、 不安障害の患者さんにあった「痛みの症状」が軽減したデータがあること。
    (⇒こ ちらです)
  • (3)自己洞察瞑想療法(SIMT)は、元来、さまざまな不快事象の受容(アクセプ タンス)と目的本来の行動に意識を向ける(マインドフルネス) 心の訓練をするものであること。心理的ストレスへの受容の心も向上すること。
Posted by MF総研/大田 at 18:52 | 痛み | この記事のURL
マインドフルネス心理療法で痛みも軽くなる [2011年11月24日(Thu)]

種々の痛みも心理的ストレスから起きている場合がある
 =そういう痛みはマインドフルネス心理療法で軽くなる

 11月16日(日)、NHKテレビの「ためしてガッテン」で腰痛も心理的なストレスで悪化するとい うことを教えてくれました。心理的ストレスによって、鎮痛物質(オピオイド)を分泌する側坐核の機能低下が生じて 、痛みを抑制できなくなる・・。心理的ストレスを受ける人は痛みがでやすい。  福島県立医科大学医学部整形外科学講座教授の研究によります。
 「痛み刺激が加わると腹側被蓋野から大量にドーパミンが放出される。ドーパミンの放出により、側坐核でオピオイド が産生され、痛みが抑制される。」
 腰痛患者の心理的ストレスを軽減する対策をとると、痛みが軽くなるといいます。

腰痛に限らず種々の痛みの治療に応用できる可能性

 ストレスが慢性化する人には、種々の身体部位に<痛み>(頭痛、胃痛、胸痛など)があることが多いです。 うつ病、不安障害(パニック障害、PTSD、社会不安障害あど)の人も、たいていどこかに痛みがありますが 、 マインドフルネス心理療法(SIMT)によって、痛みが軽くなったり消失したりしています。 グラフが実績です。個人の主観的な痛みが、0 は絶えられないほどの痛み、100は、全くないで、 評価してもらったものです。5−6カ月経過するころ、はじめは医者から治療を受けてもとれない痛みがあったのが軽くなっています。 当研究所のプログラムを受けた方のデータです。 マインドフルネス心理療法の課題を実践するうちに、心理的ストレスへの受容の心得が身について、側 坐核の働きが活性化して、鎮痛物質が分泌されて、痛みが軽くなるのでしょう。
 腰痛に限らず、マインドフルネス心理療法によって、種々の痛みが軽くなる可能性があります。痛みのある患者さんがいる医療機関で、研究して心理療法による治療プログラムを開発していただきたいです。痛みについての薬物療法や種々の医療にかかる費用が不要になれば、 患者さんの救済であると同時に、自治体や国の医療費の抑制になります。

 アメリカでは、20年も前から、マインドフルネス、アクセプタンスの実践が、痛みを緩和すること は広く知られていまして、アメリカ中に、そのプログラム(マインドフルネス・ストレス緩和プログラム)を受けられる場所があるそうです。

心身症

 心理的ストレスによって症状が悪化する身体の病気を「心身症」といいます。原因不明の 痛みも、その一つであることも多いのですが、十二指腸潰瘍、喘息、過敏性腸症候群、アトピー、突発性難聴、甲状腺機能亢進症、心臓疾患の一部、などがあります。自己洞察瞑想療法(SIMT)は、心理的ストレスへの対処の心得が向上しますので、心身症の症状も軽くなるかもしれません。
Posted by MF総研/大田 at 18:32 | 痛み | この記事のURL
線維筋痛症:学会が診療指針 [2009年10月14日(Wed)]

線維筋痛症:学会が診療指針 
 子どもの診断基準も策定

 全身に痛みを感じる「線維筋痛症」について、日本線維筋痛症学会が10月11日、初の診療ガイドラインを発表し た。原因不明で世界でも治療法は確立していない。診断方法や、治療に適した薬剤などを まとめた。
 線維筋痛症の国内の患者は推定約200万人。だが、医療関係者の認知度は低く、適切 な治療を受けられず寝たきりになったり社会生活ができなくなったりする患者も多い。子 どもの不登校の原因の一部になっている可能性も指摘されている。  線維筋痛症の痛みは非常につらくて、うつがひどくなり、自殺に至ることもありました 。どんな治療をしてもある程度しか効果がないのです。
 下記に「痛み」の記事がありますが参考になるでしょうか。マサチューセッツ大学医療 センターのマインドフルネス・ストレス緩和プログラムはガン、その他の疾患に伴う痛み のコントロールをする心理療法プログラムでした。一定の効果があったのです。 マインドフルネス心理療法はマインドフルネスとアクセプタンスが中核の技法です。痛みはひどい不快症状なので、その受容をトレーニングすることになります。線維筋痛症の痛みはひどいらしく、私はまだ線維筋痛症の患者さんにおあいしたことはありませんので、マインドフルネス心理療法で貢献できるのかどうかわかりません。
 頭痛は数例の改善例があります。頻繁に起きていた頭痛がマインドフルネス心理療法のトレーニングをすると3カ月ほどでほとんど消失したのです。
 痛みで多いのは、心理的ストレスによる胃の痛みやおなかの痛み(過敏性腸症候群による痛み)です。 これは心理的ストレスによって悪化しますので、マインドフルネス心理療法で軽くなるは ずです。そのことについて近いうち書いてみます。

<目次>痛み・痛みの緩和

Posted by MF総研/大田 at 22:11 | 痛み | この記事のURL
痛みとつきあう [2009年06月22日(Mon)]

痛みとつきあう

 慢性的なストレスの一つに、痛みの持続があります。種々の疾患に伴う痛み、が んによる痛み、線維筋痛症、帯状疱疹後神経痛、リウマチなど。
 痛みについては、ホームページにいくつかの記事があります。 (⇒ マインドフルネス総合研究所>痛みの緩和
 私が今、ここ3週間あまり帯状疱疹による痛みに取り組んでいます。帯状疱疹は 妃殿下もかかられたのでした。病名がわかるし、命に別状はないものの痛いのは 困ります。薬を飲みながら、約束した行事(カウンセラー講座、カウンセリング、心の健康クラブ、福祉施設での心の健康体操など) をこなしています。
 がんの痛みの場合、痛みそのものと死の不安とのダプルのストレスで厳しいこと です。痛みを経験したことで、いよいよ、がん、とか、介護などにかかわる領域の うつ予防に特化していきたいと思う気持が強くなりました。
 マインドフルネス心理療法は、マサチューセッツ大学医療センターのジョン・カ バット・ジン氏が、痛みの緩和(上記のホームページに記事があります)にとりく んで痛みの緩和、受容の精神の向上に効果があったことが発表されて、種々の領域(うつ病、不安障害、依存症、パーソナリティ障害、カップルの不和など) にマインドフルネス心理療法が広まっていきました。「痛みのマインドフルネス心理療法」はアメリカの種々のマイン ドフルネス心理療法の原点です。私は、うつ病のマインドフルネス心理療法からは じめましたが、一応標準の治療法ができたので、次は「痛みのマ インドフルネス心理療法」にとりくんでみたいと思います。がん、線維筋痛症、種 々の疾患に伴う疼痛に苦しむ人が多いだろうと思います。こういう方は積極的に緩 和法を求めておられるはずですし・・・(通常のうつ病は薬物療法に向かい心理療法を求めるのに積極的ではない)。痛みは、心理が影響するといわれていますから。今自分に起きていることはそちらに眼を 向けさせる出来事のようです。やるだけの治療は受けてそれでもとれない痛み(心 理的不安も)は受け入れて、自分が今できることに意識を向けていく・・。この時 、痛み(と死の不安)がありながらも、今という瞬間に自分の願うことを真剣に行 う・・・。その時、痛みや不安が軽くなって感じられ、時には全く意識されない。(今、現実、まさに人の前でやっているとき、痛みは意識されません)。
 そういう表面上の、自覚される心理上のことの膝下で、わからないこと(神経、ホルモン、免疫など)が進行していっているのは確実。よくなる か、つらくなるかわからないけれど天命にまかせる。痛みや不安を嫌わず、抑えつ けず、振り回されず(できる治療は受けて)、ただ、自分のしたいこと、できることに全力を傾ける。がん 末期の父や知人にもなにげなく(確立した治療プログラムではなかった)そう助言してきた。今度は、がんではない(という 医者の診断だが)が、やがてはその時がくるだろう。私は同じ心得でいくしかない が、他の人が実行できるようなプログラムを研究したい。これからは、がん、痛み、ターミナルケアなど特化した領域のマインドフルネス心理療法にとりくみたい。新しい領域で、クライエントさんの力を借りながら。
痛みに関する記事
Posted by MF総研/大田 at 19:03 | 痛み | この記事のURL