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金沢講座の第1回・マインドフルネス瞑想療法士🄬認定講座 [2018年06月20日(Wed)]
金沢1回目.JPG

金沢講座の第1回・マインドフルネス瞑想療法士🄬認定講座

 6月17日、金沢の講座が始まりました。毎月1回、全体で10回です。奈良県、兵庫県からもおいでになります。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3545
★2017年6月の講座

 おおまかには、昨年と同様ですが、マインドフルネスの世界に起きる事件、批判の経験によって、重要な点、注意点が強調されます。「マインドフルネス」を誇大宣伝、金儲け傾向だという批判論文がでました。欧米の浅い簡単な定義のためでしょう。マインドフルネス瞑想療法士🄬は、そうならないように注意点を強調します。自分のエゴイズムの心理(本音、煩悩)を観察し評価すべきなのです。対人場面、仕事の現場のマインドフルネスでは。

 自己洞察瞑想療法(SIMT)は、他のマインドフルネスとは、哲学、目標がちがうということの強調。
 マインドフルネスの定義、方法が違う。理由はなぜか。 (このことは、いくつかの小論文の提出課題で理解したかどうか点検する。)

 うつ病や不安症などが治っていない患者には、MBSRの3大手法は使わないこと。MBCTも使わないこと。理由はなぜか。(これも、受講者への小論文の課題の一つ)

 こうして、金沢での講座がスタートしました。金沢は、西田哲学と鈴木仏教禅哲学のある土地ですから、受講生のかたの、SIMTへのとりくみは真剣です。 日本人が持っていた伝統的な精神、鈴木大拙が日本的霊性といったもの、自己を越えたものを信じ、なろうとしてきた日本人。それを説明した西田哲学、宗教以前でも自分他者を苦しめる心理を説明している。それを羅針盤として観察して問題を解決して、世界の創造に参画していく自分を成長させるのが認定講座の範囲。さらに、宗教的レベルの苦悩は、そのあと探求していくという2段階です。  
Posted by MF総研/大田 at 20:27 | 新しい心理療法 | この記事のURL
金沢講座の第1回・マインドフルネス瞑想療法士🄬認定講座 [2018年06月20日(Wed)]
金沢1回目.JPG

金沢講座の第1回・マインドフルネス瞑想療法士🄬認定講座

 6月17日、金沢の講座が始まりました。
Posted by MF総研/大田 at 20:27 | 新しい心理療法 | この記事のURL
メディカルオンラインの学会カレンダー [2018年04月10日(Tue)]

メディカルオンラインの学会カレンダーです

■学会カレンダー
http://www.medicalonline.jp/meetings/detail?id=3465

日本的マインドフルネスの開拓をすすめてきた マインドフルネス総合研究所の後援により、日本マインドフルネス精神療法協会の 研究発表大会があります。

非定型うつ病は治りにくいのですが、日本のマインドフルネス、自己洞察瞑想療法(SIMT)で治るひとが多いです。

患者さん、ご家族、医療関係者、復帰支援の専門家などのご参加をお願いいたします。

MBSR,MBCTでは、再発予防になりますが、重症のうつ病の治療法ではありません。しかし、SIMTでは重症の人でも治る事例が報告されています。
 ここまで治る事例が多いのですから、マインドフルネスSIMTの何が効いているのか、明らかにするために、臨床試験をしてみたい。協力してくださる精神科医、心療内科医がおられるといいのですが。患者さんの中で、SIMTを希望する人に、SIMTを10か月行い、SIMTをしない人との比較をする。SIMTを行う人は、何が効くのか解明するために、SIMTの課題と時間を細かく分けてデータを解析します。
 相当の準備期間が必要になるでしょう。主治医師のほか、臨床試験の方法にくわしい医師、データ解析の専門家、マインドフルネス瞑想療法士、データを容易に集めるアプリケーションを開発できる人など が必要です。脳画像の検査、血液検査などのデータをとって、変化を解析することも重要です。 非定型うつ病の鉛様麻痺感の責任部位はどこなのでしょう。
数々の、協力費を支払うことになります。できれば、患者さんには無料か低料金で行いたいので、このようなプロジェクトに助成してくれる補助金をさがすことが必要になります。
もし、アドバイスするマインドフルネス瞑想療法士(MMT)が数人参加したとして、MMTのどのような技法、スキルの差によって、効果が違うのか。わかれば、講座の方法を変えていきます。
Posted by MF総研/大田 at 07:37 | 新しい心理療法 | この記事のURL
第4回 マインドフルネス精神療法研究発表大会 [2018年04月07日(Sat)]

第4回 マインドフルネス精神療法研究発表大会

 5月19日に、開催されます。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/nenjitaikai/04kai/taikai-04.htm

重症の非定型うつ病、うつ病、不安症、PTSDでさえも治る、日本的マインドフルネス心理療法の研究、臨床がすすんでいます。

 うつ病になったひとの、治療や復帰支援をなさっておられる専門家も、ぜひ、ご参加ください。長く、うつ病、非定型うつ病が治らない人も治っています。

 収容人員が限られていますので、早目にお申し込みください。

 マインドフルネスは、集中力だけではありません。感情や本音(ゴイズムのこころ・西田哲学が独断というもの)、価値を観察して、人生全般に活きるマインドフルネスです。

 社会にエゴイズムが充満しています。いじめ、パワハラ、セクハラ、アカハラ、ドクハラ、ドメスティックバイオレンス、介護現場の虐待、など、多発しています。自殺させることもあります。学問というなかにも、全体主義、画一主義、還元主義で、浅いものを強制することがみられます。 マインドフルネスでさえも、金儲け優先になっているといいます。
 自分の独断的な心理、それを観察し抑制しなければ、家庭、社会が害され、争いや被害がたえません。自分にむかうと、心の病気になります。他者に向かうと、他者の人格、価値を傷つけます。組織の目的実現が妨害されます。組織が倒壊することもあります。家庭、職場、ボランティア団体の人間関係を悪化させます。

体験者、研究者の発表をお聴きください。質疑応答も行います。

参加者には、『マインドフルネス精神療法』第4号をさしあげます。 日本で唯一のマインドフルネスを扱う雑誌です。
発表大会についてのブログの記事
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3713
★この記事です

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3715
★学会カレンダー
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3589
★マインドフルネスハラスメント
 マインドフルネスの悪用

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2672
★学問における、全体主義、画一主義、還元主義
Posted by MF総研/大田 at 08:24 | 新しい心理療法 | この記事のURL
新潟県でマインドフルネスSIMTの活動開始 [2017年07月22日(Sat)]

新潟県でマインドフルネスSIMTの活動開始

 マインドフルネス新潟 マイトリー

 うつ病、不安症、過食症、家族の緊張やすべての人の職場での人間関係、生き甲斐の悩みまでも改善の支援ができる 日本的マインドフルネスSIMTの活動が ついに新潟県で始まりました。

 北陸は、富山県だけを残すのみとなりました。
★マインドフルネス瞑想療法士(MMT)がオープンの活動をする県
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3546

 新潟県民のみなさん、応援をお願いいたします。次回は、8月6日です。

http://mindfulness-niigata.simdif.com/つれづれなるままに-h.html


★マインドフルネスSIMTは第3世代の認知行動療法
Posted by MF総研/大田 at 19:42 | 新しい心理療法 | この記事のURL
マインドフルネス瞑想療法士認定講座の第7講義 [2016年12月11日(Sun)]

マインドフルネス瞑想療法士認定講座の第7講義

 昨日は、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座の第7回でした。

第7講義  初期仏教の実践と哲学思想の問題

第1 テキスト
「マインドフルネス心理療法入門講座5回目レジメ」
(A)『マインドフルネスSIMT基礎講座 第7』
   =初期仏教の実践と哲学思想の問題
(B) 『初期仏教のマインドフルネス 〜 「正念」の方法』
(C) 『パニック症と広場恐怖症』

第1 初期仏教にある正念とマインドフルネスの問題

 1)マインドフルネスは哲学なしでいいのか
  ビパッサナー瞑想は、
  東南アジア諸国に伝わるパーリ仏教の方法
  釈尊の直説ではない。
2)三世実有・六道輪廻
3)初期仏教の解脱・涅槃・悟り
4)僧侶の修行の進度・聖者に4段階
5)無我・執着のないこと
6)ダルマの実体視
7)世界の構成要素=五位七十五法
   これを実体視視した(大乗仏教から批判された)
8)四諦・八正道
  八正道のうちの「正念」は経典にどう記述されていたか。
   アメリカのマインドフルネスMBSRの観察するのは、ごく一部。

第2 大乗仏教が批判した初期仏教の問題

1)大乗と初期仏教の違い
 家庭、職業を捨てる初期仏教。大乗仏教、日本仏教は家庭職業の中で至誠の実践。
2)三世実有・法体恒有の批判
 すべての人間の根底の絶対平等性が言われない。
3)初期仏教には利他がないという批判
 家庭職業を持たず自分たちだけ戒を守り修行して、六道輪廻からの解脱を求めていくので、社会での問題解決から離れていて「自利」だと批判された。家庭職業の中で、下のような深い哲学を体験的に証明して苦悩から解放されるべきで、当然、すべての人がこの人生で(六道輪廻でなく)苦悩を解決して社会創造に参画していく哲学と実践が大乗仏教で強調された。

第3 現代の仏教学、哲学からの批判

1)仏教学者禅学者からの批判
2)西田幾多郎による初期仏教批判
3)他の哲学者からの問題指摘

 総合すれば、初期仏教の思想哲学、実践は、家族、職業を捨てた純粋の出家が行うもの。現代のように家庭、職業を持つ人が、その中で至誠の実践をして、本音(初期仏教で煩悩といったものに類似)や人間の自然の愛情(人や社会に対する)を滅尽することなく、至誠の工夫をしながら悟りを得ることができるという後世の禅(道元禅師、禅ではないが親鸞聖人、西田幾多郎、鈴木大拙、井筒俊彦など)とは異なる。

 こういう批判を克服する日本的マインドフルネスを研究すべきである。長い人生で、家庭職業を持つ人が、他者にいう技法としてでなく、自己が社会貢献活動(ポイエシス)をしながら、一生実践していく自己成長実践(プラクシス)が日本にあるので、深い哲学(自己、世界、社会、組織と個人、絶対者、人間の平等性、人格の尊厳、全体性など)、自他不二(身心、自己他者、自己と世界、自己と絶対者)の哲学を持つ日本的マインドフルネスが開発されるべきである。それにより、浅い技法を包含しているので、幅広い領域で社会問題の解決の支援ができる、そういう改善が期待される問題は実に多いと思われる。第2回目の大乗、新大乗という人もいたが、 「仏教」という必要はないかもしれない。宗教の違いを包含して全人類に共通であるから、仏の教えという必要もないかもしれない。「西田哲学的マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想法)」とでも呼べばいいだろうか。 うつ病、不安症/不安障害、過食症、はほんの一部。日本的マインドフルネスは、ひろく、深く活用できるだろう。


第4 パニック症と広場恐怖症

参照:テキスト『パニック症と広場恐怖症』
 不安症/不安障害のなかでも、割合多いのがパニック症である。 広場恐怖症と併存することがある。
パニック症と広場恐怖症もSIMTでよく改善している。

詳細は機関誌「マインドフルネス精神療法」第2号

(今期の特別講義)

 東北大学の先生から
「マインドフルネス瞑想と脳機能
 ーSIMT、西田哲学との対応ー」
についてご講義いただきました。マインドフルネスSIMTと西田哲学の行為的直観と脳神経科学の関係です。 スポーツや演奏家は、その行為中、自己意識が脱落している行為的直観。 西田哲学によれば、観ることと行為することとが瞬時にわかちがたく推移していく。ゆっくり観察する脳回路(背外側前頭前野か)とは違う部位が用いられているにちがいない。
先生のお話では、叡智的自己の行為的直観は、島皮質や線状体、前帯状回などが関係しているよう。(意志的自己の意志作用は背外側前頭前野)

(講師による講義内容の要約)
「マインドフルネス瞑想と脳機能―SIMT,西田哲学との対応―」

 叡智自己より浅い自己である意志的自己で行使される意思作用は,自己洞察瞑想の熟練度は叡智的自己を体験した者よりも低いため,Default mode network(DMN)の活動が増加する時があり雑念が入りやすい(見ている,聞いている,考えている自分に気づく過程があるために意図的にDMNを活動させている?)。そのため,島皮質の働きにより課題に取り組むモードに入った後,背外側前頭前野を中心とした認知コントロールが積極的に働くTop-down型の処理がなされて雑念(価値崩壊の欲求)が抑えられ,前帯状回を中心とした働きによりモードが維持されて価値実現行動が遂行されるものと考えられる。一方,叡智的自己における行為的直観は,瞑想の熟練度も高まり自己意識が落ちた瞬間的な判断による行動であるためDMNの活動は低い状態であると考えられる。島皮質により課題に取り組むモードに適切に切り替わった後の認知コントロールの働きは課題の新規性により異なり,新規の課題では前頭前野を中心とした領域の活動が活発に働き課題に向けた認知と行動の調整が頻繁になされるが,熟練した作業や課題ではすでに認知や行動の処理の方法を学習しているためにこれらの領域の活動はそれほど高まらないと考えられる。これらのコントロールは前帯状回を中心とした働きにより維持されて価値実現行動が遂行されると考えられる。結論として,西田哲学における自己の階層と深さとその実践方法により働く脳領域および脳ネットワークが異なると考えられる。

第5 SIMTのセッション7
セッション7は、不快事象の受容

不快なことを受けいれる洞察実践を整理します。 これまで、断片的にトレーニングしてきましたが、現実の人生には受け入れがたいことがおきるのが当然、必然という哲学を理解し、実際受け入れます。 そして、その中でも、自分の生きがいを感じることをみつけて生きていきます。 社会の中で生きているので、社会の中に生きる道をさがしみつけます。 まとめです。家庭、職場、仲間の中で起きる「小さな不快事象の受容」で、トレーニングします。大きな不快事象の受容も基本的には同じです。

次回は、マインドフルネスのための道元禅入門
参考(見て見ぬふりする社会)
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
 見る、考える、行為する、広さ深さ。
Posted by MF総研/大田 at 20:50 | 新しい心理療法 | この記事のURL
行事のおしらせ [2016年11月10日(Thu)]

行事のおしらせ

 西田哲学によれば、人の意識作用には浅い深いがあります。日本の西田哲学は最も深いマインドフルネスを提案しています。これを実践化すると、最も深いマインドフルネスになります。日本のおかれた現状は、深いマインドフルネスも必要です。真の自己は、対象的には観察できません。これも活用しないと解決できない問題が起きています。対象とならない自己にかかわることです。 井筒俊彦氏がいうように、深い位置からは、浅いものも見えます。金子みすゞも深い位置から見ます。

★最も浅いマインドフルネスSIMTです。
 高齢者向け「マインドフルネス心の健康体操」⇒ 蓮田市老人福祉センターで
11月22日、12月13日、27日

★ちょっと深い「マインドフルネス心の健康体操」
 一般の希望者向け。マインドフルネスSIMTの理論と実習。  ⇒こちら
 11月25日、1月27日。(毎月最終金曜日)
★同じくらい、意志的自己のマインドフルネスSIMTの体験会
 マイシム・カフェ東京
 初心者向け体験会です。
 11月26日、1月21日

★かなり深い日本的マインドフルネスSIMT
 うつ病、不安症、PTSD,過食症、人間関係などを改善するマインドフルネス。
 そのカウンセラー(マインドフルネス瞑想療法士)の育成講座
 埼玉講座  11月12日、12月10日、1月14日。
 沖縄講座11月19日20日、1月21日22日。
 ☆2017年度。埼玉講座日程(すでに数名の申し込みがあります。先行受付いたします。)
 2017年度、他の都市で。こちらにおしらせ

★最も深い叡智的自己、人格的自己のマインドフルネスへ。
 井筒俊彦の無分節、西田幾多郎の絶対無、鈴木大拙の日本的霊性。
 深いマインドフルネスでないと解決しない問題があります。低い自己評価、人格を否定された苦悩による精神疾患、死の問題(がん哲学のように対象的な観察では支援できない自己存在)からくるうつ病、自殺。活動が制限された封建時代のマインドフルネスではなくて、もっとも洗練された現代の家庭職場で活きる究極のマインドフルネスが西田哲学。その実践、実現へ。
  マインドフルネス精神療法研究会
11月13日。次は2月5日、3月5日、4月2日です。4月から埼玉会館で。

★日本で唯一のマインドフルネスの雑誌。
「マインドフルネス精神療法」
第3号の原稿を募集します。日本的マインドフルネスの論考、マインドフルネスSIMTで治った体験などを募集しています。すぐれた論文は「医中誌」(医学中央雑誌)に掲載されます。また、ほとんどすべての論文がメディカルオンラインに収録されます。
★マインドフルネス精神療法研究第3回発表大会 
 
 2017年5月20日、大宮ソニックシティで。

★寄付講座
 テレビで数回放送されましたように、マインドフルネスは世界中でブームになっています。日本は遅れています。アメリカには、重症のうつ病を改善する深いマインドフルネスもありますが、日本では再発予防のマインドフルネス認知療法がおこなわれている段階です。心理学や精神医学も深いマインドフルネスを研究していただきたいです。現状のことで忙しいために、難しいと思いますが。新しいことは誰がすすめるのでしょうか。
 埼玉県内の心理学、医学のある大学に、寄付講座を行います。ご希望により1〜3回で。無料です。
Posted by MF総研/大田 at 12:15 | 新しい心理療法 | この記事のURL
「見て見ぬふりをする社会」(2) [2016年10月25日(Tue)]
★うつ病、不安症/不安障害など、薬物療法や心理療法で治らない方を支援することは大変なエネルギーが必要です。専門家は知りたくない、情報をとざす。それで「見て見ぬふり」される。

「見て見ぬふりをする社会」(2)

 次の本で一種の「闇の心理」をみています。

「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ訳、河出書房新社

 次のことばがあります。
 「人間には事実を知りたくないと思ったり、葛藤や変化を回避するために問題が存在しないと考えたりすることがあるのを、我々はみな認識している。」

 「見て見ぬふりをすることで、その脅威自体が存在しないのだから変わる必要はないというふりをする。それに、葛藤を避けようと必死で努力する。脅威がそこにないなら,それと闘う必要ないというはわけだ。現状を変えたくないという思いと、葛藤を避けたいという気持ちが合わさって、直面したくない問題と葛藤を直視するのを避ける。」(p131)

 幹部も構成員もこうした傾向でいると、その組織は外部世界から遊離し、社会に貢献できなくて、消滅していくおそれがある。現実になるまで、回避する。
★「見て見ぬふりをする社会」
(1)
(2)


http://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
★無視・傍観・軽視・放置・見放される病=うつ病

★専門家、学問のエゴイズムが起きる仕組み=西田哲学の研究者から

Posted by MF総研/大田 at 19:41 | 新しい心理療法 | この記事のURL
レベルの違うマインドフルネスがある [2016年10月23日(Sun)]
昨日、マインドフル・ライフ協会の定例会でした。講師のおひとりが、西洋的マインドフルネスには、欠陥があるといわれたことが印象的でした。私がよくいっていることと類似します。日本の人が最も深いマインドフルネスを開発して長く探求されてきました。これを現代人ができる理論と方法とを開発しなければなりません。
☆マインドフルネス心理療法には感覚の観察から思考、行為、闇の心理、自己存在を観察するものまであります。流派によって違います。うつ病、不安症/不安障害、過食症、家族対人関係の改善などは、意志作用レベルのマインドフルネス心理療法を用います。 (大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社)
☆さらに深刻な問題は、叡智的自己レベルのマインドフルネスです。 (大田健次郎『マインドフルネス入門』清流出版)
☆さらに、自己の根源の絶対無を自覚するのが人格的自己のマインドフルネスです。日本の深い禅です。自己の永遠の死を知り新しい自己に生きるのです。

早稲田大学での講義(6)

 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 3について、述べます。 日本人はすべての自己のマインドフルネスを探求してきました。

 西田幾多郎博士によれば、自己を意識することを、自覚といいます。 その自己の自覚には、判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。 この人格的自己です。
 http://blog.canpan.info/jitou/archive/3291
 自己の階層

レベルの違うマインドフルネスがある
  昨年の要約 - 講義p4.pdf

 知的自己は、感覚、思考で知識を得る自己です。このレベルを観察するマインドフルネスがあります。

 さらに深い意志作用を観察し行使するマインドフルネス心理療法があります。意志的自己は、行動にかかわるすべての意識される意識現象を観察し、行動まで観察します。無評価だけではすみません。家庭や職務を遂行するために価値に合致するものかどうか瞬時に評価決意する必要があります。日本で開発されたマインドフルネス、自己洞察瞑想療法(SIMT)は、このレベルです。うつ病や不安症/不安障害、過食症などの改善や予防、職場で職務を遂行する自己は、このスキルが必要です。
 このような改善効果があります。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/16-kumamoto2.pdf
 うつ病、非定型うつ病、パニック症、過食症、痛み、家族間の緊張不和が 改善します。薬物療法でも、第二世代の認知行動療法でも治らなかった患者さんですが、 マインドフルネスSIMT(第3世代の認知行動療法)で、1年くらいで治っています。重いですから、これくらいかかります。
 うつ病は、自殺があります。深い意志的行為ができない苦悩、自己存在を消そうとする苦悩です。浅いレベルのマインドフルネスでは支援できません。こういうことが無視、傍観されているようです。なかなか治療法が普及しません。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-02/69-all-counseller.pdf
現在、30名ほどのマインドフルネスSIMTの支援者がいます。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
無視・傍観・軽視・放置・見放される病=うつ病

 さらに深い作用があります。叡智的自己の行為的直観、さらに人格的自己の創造的直観があります。これらを身につけるマインドフルネス実践があります。

(参考)「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、河出書房新社。
 次の記事で述べます。

早稲田大学での講義
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
【連続記事】
「哲学を知り実践するマインドフルネスSIMT」

「がん哲学外来」に寄せて
⇒目次

【目次】日本のマインドフルネスの再興を
【目次】道元禅師のマインドフルネス
 この深い日本的マインドフルネスも!

Posted by MF総研/大田 at 19:51 | 新しい心理療法 | この記事のURL
早稲田大学での講義(5) [2016年10月22日(Sat)]
本日、マインドフル・ライフ協会の定例会でした。講師のおひとりが、西洋的マインドフルネスには、欠陥があるといわれたことが印象的でした。私がよくいっていることと類似します。日本の人が最も深いマインドフルネスを開発して長く探求されてきました。これを現代人ができる理論と方法とを開発しなければなりません。
☆マインドフルネス心理療法には感覚の観察から思考、行為、闇の心理、自己存在を観察するものまであります。流派によって違います。うつ病、不安症/不安障害、過食症、家族対人関係の改善などは、意志作用レベルのマインドフルネス心理療法を用います。 (大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社)
☆さらに深刻な問題は、叡智的自己レベルのマインドフルネスです。 (大田健次郎『マインドフルネス入門』清流出版)
☆さらに、自己の根源の絶対無を自覚するのが人格的自己のマインドフルネスです。日本の深い禅です。自己の永遠の死を知り新しい自己に生きるのです。

早稲田大学での講義(5)

 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 2の概要をご紹介しましたが、主体について、最も深い主体について述べます。 日本人が探求してきました。

 西田幾多郎博士によれば、自己を意識することを、自覚といいます。 その自己の自覚には、判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。 この人格的自己です。
 http://blog.canpan.info/jitou/archive/3291
 自己の階層

人格的自己=東洋の哲人
  絶対無分節の次元から見る人

 井筒俊彦の言葉です。

 「いわゆる東洋の哲人とは、深層意識が拓かれて、そこに身を据えている人である。表層意識の次元に現れる事物、そこに生起する様々の事態を、深層の地平に置いて、その見地から眺めることのできる人。表層、深層の両領域にわたる彼の形而上的・形而下的地平には、絶対無分節の次元の「存在」と、千々に分節された「存在」とが同時にありのままに現れている。」井筒俊彦『意識と本質』岩波書店、p16)

(注)形而上:時間・空間の形式を制約とする感性を介した経験によっては認識できないもの。超自然的、理念的なもの)

 浅い自己は深いものを見ることはできません。金子みすゞがよく表現しています。いわしの大漁にうかれる人間は、海の中で葬式をするイワシを見ることはできません。こすずめをとらえて遊ぶ子供の母親は喜んでいますが、屋根の上で悲しく見ている親雀を見ることはできません。しかし、 海中のいわし、屋根の親雀は、全体をみています。同様のありさまを井筒は言っているのです。
 深い自己を知る哲人=悟りを得た人=人格的自己は、もっとも深い位置から表層を見ることができます。しかし、そうでない人は、表層しかみえません。視野がとても狭いのです。
 日本の禅僧は、深い自己を知り、そこから見た「世界」を知っているのです。 西田幾多郎博士はいいます。たった一度きりの人生、真の自己を知るべきでないかと。さもないと、専門家にはそれぞれの自我を最もえらいといううぬぼれが 働き、自己中心、エゴイズムの争いの世界になります。真相が解明されず社会の問題解決の進展を妨害します。学問にも、不正、ねつ造、浅い還元主義・画一的定義への閉じ込め、文献の書き換え、良きものの否定無視が起きてきたことをご存じでしょう。 V・E・フランクルがよく指摘しました。

 こういうことが広く行われるので、禅の真相があまり知られていません。鈴木大拙、西田幾多郎、西谷啓治、竹村牧男氏などが教えてくれましたが、それが広く知られていません。現代に生かされていません。浅いところから深い哲人を否定、みてみぬふり、傍観。救済されず困るのは専門家でない一般市民。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2629
学問の還元主義・画一主義を批判する V・E・フランクル

 実は、マインドフルネスも深いものは社会貢献が大なるはずですが、見てみぬふり、無視、傍観が多いです。それは、浅いものから深いものまでの全体を見た禅なのですから。講師が指摘されたように、西洋的マインドフルネスは問題がありそうです。学問は広く深い社会問題への解決支援をどうするのでしょう。
 深いマインドフルネスは容易でないので、支援できる人が今は少ない。やはり、数が力なのでしょう。患者さんに情報を届ける力がいる。日本的マインドフルネスをすすめる人が1000人になれば、変わるでしょうか。

(参考)「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、河出書房新社。
早稲田大学での講義
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
【連続記事】
「哲学を知り実践するマインドフルネスSIMT」

「がん哲学外来」に寄せて
⇒目次

【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 20:36 | 新しい心理療法 | この記事のURL
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