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新年の祈り [2012年01月04日(Wed)]

新年の祈り

 新年ですね。今年もよろしくお願いいたします。

 東日本大震災や栄村大震災の被災地の かたの苦悩を思うと手放しでは喜べません。
 被災県の岩手県の詩人、童話作家である宮沢賢治に 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という 言葉があります。これが、西田哲学と似ているのです。
    「おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
    もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
    われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
    近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
    世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
    自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
    この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
    新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
    正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
    われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である」
    (農民芸術概論綱要、1926年、宮沢賢治)
 「直観」という言葉が出てきます。この言葉は、通常の意味、常識的な意味とは違っています。 自分が宇宙、世界と一致している見方です。西田哲学の直観と似ています。
 西田幾多郎の「善の研究」が出版されたのは、1911年です。西田幾多郎の著書は次々と発刊されていきます。「直観」の特殊な意味、類似しています。 賢治は西田幾多郎の著書を読んだのでしょうね。 賢治の思想は西田哲学と類似するところが多いです。
 西田哲学における直観の意味は、哲学的思索が深まっていくにつれて、直観の意味も変化していき ます(西田哲学の研究者によれば)。直観は「自己のうちに自己を見る」ことです。「自己は自己の 内に他を見る」ともなります。中期においては、自覚とは「自己の内に自己を映す」こととなり、後 期になると自覚とは「自己の内に他を映すこと」と言われます。  自覚は「映す」ことであり、直観は「見る」(他を自と見る)ことです。自己は「創造的世界の創 造的要素」ということもあり、結局、直観は、自己が世界であり、世界が自己であることとなります 。直観は、自己(の心の内奥の場所)において他(他者、汝、世界)を自己と見ることになります。

祈り

 日本人は、1年に1回、大部分の人が「祈る人」になります。神社、寺院に初詣して祈ります。
    「(自分が)幸福になりますように」
    「(自分が)病気にならないように」
    「(自分の)病気が治りますように」
 少し広い世界を自分のことと見る人は、こう祈ります。
    「(自分と家族が)幸福になりますように」
    「(自分と家族が)病気にならないように」
    「(自分と家族の)病気が治りますように」
 宮沢賢治は、こうです。
    「世界がぜんたい幸福に」
 賢治の心は世界ぜんたいが自己のようです。 「銀河系を自分の中に意識して生きていく」「自分は宇宙の中の乗物の一員です」とも言います。(西田哲学の「自己は創造的世界の創造的要素」と同じですね)
 「ほんとうのさいわい」を求めて「どこまでもどこまでもいっしょにいこう」。
 「銀河鉄道の夜」は、西田哲学の実践を提案しているようにも見えます。 西田哲学では「世界」というところを賢治は「宇宙」「銀河系」といいますが、同じでしょう。 西田哲学と宮沢賢治の共通性の研究があるのでしょうか。興味あるテーマです。
 マインドフルネス心理療法は、西田哲学、宮沢賢治とも似ています。苦悩を心の場所にそのまま(あるがまま)映して冷静に見て、不幸にならない行動を選択していく・・・。
 私も東北地方のことが心の中に映り見えて幸福とは思えません。「東北地方の方が 救われますように」「東北方面にいけますように」祈りです。
Posted by MF総研/大田 at 07:36 | 私たち | この記事のURL
いい年になります [2011年12月31日(Sat)]
まもなく年が変わります。つらい人も多いでしょうが、来年はいい年になりますように。 東日本大震災の被災地や長野県栄村ではつらい中での年越しでしょう。 日本の一角が苦しいです。宮沢賢治がいうように「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」です。自己と世界がひとつであるならば、一角がつらいとぜんたいと一体の個人の心が痛みます。つらいです。 来年、いい年になりますように。いい年にするのは、「世界」に住み、世界を作り変えていく個人です。個人のぜんたいが変えていきます。 無数の人の行いが被災地の方にそそがれていきます。きっと、よくなります。
いい年になりますように。
Posted by MF総研/大田 at 23:40 | 私たち | この記事のURL
取材記事 [2011年12月08日(Thu)]

取材記事

 医療関係者への記事を配信しているキャリアブレイン 「医療・介護情報CBニュース」の取材を受けて、記事が掲載されました。 医療関係者のうつ病の予防というテーマです。(ただし、会員登録をしないと全文を見れません。)

CBニュース「医師が「うつ病」になる前に」(上)
 =ここに、マインドフルネス総研の大田のコメントが。

CBニュース「医師が「うつ病」になる前に」(上)

 医療関係者の方は、私たちの命をささえてくださる大切な職務を遂行しておられます。 それだけにストレスが強く、うつ病や不安障害になることもあるでしょう。うつ病を予防し、治すに も、マインドフルネス心理療法(SIMT)を活用していただきたいと思います。医師の自殺も多いのです が、うつ病が治らないためであり、薬物療法を受けても治らず、未来を絶望するためであると思われ ます。マインドフルネス心理療法を丹念に実行すれば治るはずです。自殺などなさらないで、国民の 命を守る職務に復帰していただきたいと切望いたします。

Posted by MF総研/大田 at 06:26 | 私たち | この記事のURL
福井の講座、カウンセリングが終わりました [2011年11月07日(Mon)]

福井の講座、カウンセリングが終わりました

 先週土曜日に、福井講座第7回が終わりこれで、地方展開の一つが修了しました。 カウンセリングの方は、日記を拝見すると、ずいぶん回復なさいました。 これからは、あと半年から1年、自主的に実践していると、もっと軽くなるでしょう。自由な意志による(衝動的、強迫的ではない)行動をしても軽くならない症状・障害は必然(自分がおこしているのではない、それも変化していく*)ですから受け入れる心を成長させて、その中で自分の自由意志でできることをして生きていきます。そうできれば、うつにはなりませんし、うつが消え去ります。
    (*)外的な世界(状況変化・支援など)と、自己の行動による影響で内部世界の変化 が起きるので、必然的なものは変化していきます。常に、今ここで、必然のものを受け入れて自由意志で行為するならば、たとえ症状障害があろうとも、もう、苦悩していません。病気や障害が克服されています。
 また、福井のカウンセラー講座を受けてくださったかたも、広域にわたりました。埼玉以外に、マイン ドフルネス心理療法を活用してくださる人が増えるでしょう。
 長距離の数回の講座に、老いを感じました。 遠くでの展開はお休みにします。今年は、地方展開の活動が多かったので、地元での カウンセリング、講座をできませんでした。来年は、東京で行うでしょう。
 来年に本を出版しましたら、セッション1から10までを公開することになります。講座も、カウンセリ ングセッションも違う形になります。 カウンセラー(医師、看護師、心理士など)向け講座は、来年は東京で開催する予定です。
 本日、医療関係情報の会社の取材を受けました。マインドフルネス心理療法が広くしられるようになれ ばいいですね。マインドフルネス心理療法には、SIMTのほかに、ACT,弁証法的行動療法もありま す。どれでもいいです、医師、看護師などによって、マインドフルネス心理療法が 提供されれば、うつ病、非定型うつ病、不安障害、過食症、パーソナリティ障害、暴力、虐待傾向などが 治る割合がふえるでしょう。入院プログラムもできるでしょうし。 取材記事が公開されましたら、おしらせいたします。
Posted by MF総研/大田 at 20:13 | 私たち | この記事のURL
福井の講座 [2011年10月03日(Mon)]

福井の講座

 福井の講座の6回目が終わりました。マインドフルネス心理療法(SIMT)のカウンセ ラー育成講座と治すための治療セッションの2つを開催しています。あと1回で修了です。 5月に開催してから5か月経過したところです。提出していただいた日記を拝見さ せていただいたり、面談したりしたところ、半数くらい、改善を自覚しておられます 。あとの半数も、自分の心が見えてきています。さらに続けて実践していくと、 症状や行動の改善を自覚されるでしょう。 これまで、苦痛や執着の対象が外にあるとだけ思っていたのに、 自分の心の作るものという自覚を探求しているのですから、たとえ症状や行動が顕著に変化しなくても、内部の変化は大きいはずです。自分で乗り越えていく心は成長しはじめています。方向がみつかりました。
 うつ病、不安障害、過食症などになると自分の心がわからなくなります。 自分の心がわからないと、他者の心がわかりませんので、人間関係を結ぶ職場にいけ なくなります。苦しいことが多く、人間関係にも苦しみます。 自分の心はこんな動きをしているとわかるからこそ、他者も、似たよ うな心の動きをするだろうと、推測できて、スムーズな対話、人間関係を維持できま す。 心の病気になると、自分の心を使いこなせなくなります。他者との対話が難しいと感じます。 社会生活から逃避、回避します。そのほか、つらい症状や解決のない刹那的なまぎらし行動が 続きます。
 呼吸法をすると自分の心がみえます。メタ認知的です。意識の意識です。自己を知る意志作用です。概念、知識を知る 思考作用ではありません。思考がひいでても、現在の瞬間の」自分の種々の作用をよく知り、今の 瞬間に建設的な 行動のできる意志作用が行使できなければ、回避、逃避、依存行動などがなおりませ ん。 呼吸法をしながら、自己を洞察して 意志作用を活性化させる自己洞察瞑想療法です。 表面の現象ではなく、内奥の自己を洞察する瞑想法(呼吸法)で 自分がわかり、反応パターンが変化して、症状が軽くなってきました。もう少し実践 していると、もっと改善することをこれまでのクライアント(患者)さんが教えてくれています 。「半年で、1年でここまで回復しました」というデータは大変貴重です。 治ったというデータが多くなるほど、未来の患者さんの信頼が高まり、動機づけになります。
 (まもなく、うつ病を乗り越えられた、もうひとりの体験者をご紹介できるでしょう)
 マインドフルネス心理療法(SIMT)の課題は面倒ですが、「治る」という報酬があるのなら、長期間の面倒な課題実行にも耐えることができます。手術や薬物療法でも同様の期待です。 このつらい病気や行動が治るのならば、たいていのつらさは耐えるというものです。 残念なことに、1年から2年かかるのが欠点です。でも、うつ病、不安障害で、30年苦しむよりも、わずか1,2年の課題のほうがどれほど楽でしょうか。
Posted by MF総研/大田 at 19:25 | 私たち | この記事のURL
ようやく復旧しました [2011年09月20日(Tue)]
新しいパソコンを購入して、ようやく通常の体制に 復旧しました。 メールのsaitama-も復旧しました。
Posted by MF総研/大田 at 20:40 | 私たち | この記事のURL
パソコンがこわれました [2011年09月16日(Fri)]
パソコンがこわれました。 しばらく、
メールのうちsaitama--は使うことができません このメールを見ることができませんので、ご返事もできません。
おいそぎの方は、もう一つのmd09---をご利用ください。 ホームページでご確認ください。
トップ>マインドフルネス総研の事業>メール
に掲載しています。
Posted by MF総研/大田 at 07:04 | 私たち | この記事のURL
福井市での講座、カウンセリング [2011年09月02日(Fri)]
福井市での、マインドフルネス心理療法の基礎講座、グループ・セッションは
予定どおり開催します。
台風が近づいています。気をつけてください。
ご参加できなかった方には、テキストをご自宅に郵送いたします。
個別面談も予定どおりです。連絡ができないでしょうから、おいでになれない場合、ご連絡不要です。
Posted by MF総研/大田 at 08:07 | 私たち | この記事のURL
福井市で被災者の方のメンタルケアのご相談 [2011年07月05日(Tue)]

福井市で被災者の方のメンタルケアのご相談

 被災者の方で、北陸に非難なさっておられる方で、福井市においでになれる方、ご相談できます。無料です。 精神的に不安定、不安過敏、不眠、うつ気味、悪夢、フラッシュバック などがみられるかた、 マインドフルネス心理療法の心得で軽くできるかもしれません。
 8月初旬(9月も)に、福井市で相談会を開催します。受けたいかたはご連絡ください。

連絡先は、こちらです。
マインドフルネス総合研究所のメール
Posted by MF総研/大田 at 20:47 | 私たち | この記事のURL
福井の講座3回目終りました [2011年07月04日(Mon)]
福井でのマインドフルネス心理療法の基礎講座で受領した日記を拝見しています。 明日にはみな助言を発送したいです。「人はどうして苦しむのか」 「人が生きるとはどういうことであるのか」まざまざと見せていただいています。 みなさん真剣です。自分が見えてきました。まだ2か月ですが、確かに変化が起きています。元来、職業カウンセラーでもない私がちょっとの時間をさくだけで、長年苦しみ、死ぬことさえも考えた人が変わっていただける。専門家がしないというのは、何か変です。なぜ、専門家が新しい心理療法に取りくもうとしないのでしょうか。心理療法には、医師による診療報酬が安いのも一つの要因となっているでしょう。医師、病院の経営がなりたたない。そこで、突飛な提案を思いつきました。 次の記事で。

 自分とは何か、考えられた自己は思考作用の内容にすぎないのに、思考で作り上げた自己像を思考作用で否定、嫌悪するという矛盾。そういう矛盾をも包んだ底に安定した自己がある。従来の心理療法は教えてくれなかった。ACTでは、文脈としての自己という。ここを土台にすれば、試練の多い人生も、表面の波乱にすぎないとみて、根底の自己を土台にして生きていける。将来にわたって、精神疾患、心身症疾患の減少効果があるはず。
 すべての人が、認知行動療法、マインドフルネス心理療法の心得を持てば、心理的ストレスによる病気や自殺が少なくなるだろうにと思います。
Posted by MF総研/大田 at 21:32 | 私たち | この記事のURL
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