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子どももうつ病になります。治らないと自殺も! [2019年08月26日(Mon)]

子どももうつ病になります。治らないと自殺も!

 小学生からうつ病になります。つらい出来事が大きいと、1回でも、うつ病になります。その出来事が長く苦しめるからです。
 また、大きく強い出来事でなくても、いじめ、きびしいしつけ、学業不振など連続すると、やはり、うつ病になるおそれがあります。

 出来事によって、「つらいな」「嫌だな」という嫌悪的な思考を起こすと、副腎皮質からグルココルチコイド(ストレスホルモン)が血液に分泌されます。それは、血液脳関門をすりぬけて、脳内に入ります。
 うつ病の患者は、背外側前頭前野、眼窩前頭皮質、帯状回、海馬などの部位に萎縮がみられます。このために、社会生活に必要な対人交流が難しくなります。抑うつ気分もつらいです。交感神経の興奮によって身体症状も起こります。こうした症状は苦痛です。やがて、「死にたい」という思いが繰り返しでてきます。止めることはできません。
出てきても、実行しないことが大切です。

 実行されるとまずいので、次のことが大切です。

第1、病気の症状だから、治せばいいのだ、治ると 症状も「死にたい」という気持ちも出てこなくなる、ということをいきかせます。

第2、死にたくなっても絶対に実行しないで、親にいうこと。

第3、うつ病を治すスキルを持つ医師やカウンセラーの治療を受けること。薬物療法や精神療法があります。どちらか効果がなくても、他をためすべきです。

第4、相談だけではいけません。 相談にいったから、もう、大丈夫だとおもわないで。 うつ病は治らないと症状が持続します。いじめなどの出来事が止まっても、うつ病が治らないと、自殺のリスクは去っていません。

 脳の各所に変調が起きていて、大人のうつ病は、治るまでに、3−12か月かかります。子どももかなりの期間がかかるでしょう。無理に登校させるのはあぶないでしょう。

新聞やインターネットで、相談できるところをみつけて相談を受けてください。

マインドフルネス総合研究所でも、相談を受け付けています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4355
★個別相談。必要に応じて、マインドフルネスSIMTをアドバイスします。こどもは自主的にできない可能性があるので、保護者がいっしょに実施するべきです。
Posted by MF総研/大田 at 18:31 | 自殺予防対策 | この記事のURL