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マインドフルネス瞑想療法士の認定講座 第2回 [2019年07月22日(Mon)]

マインドフルネス瞑想療法士の認定講座 第2回

 昨日は、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座の第2回でした。さいたま市で。講座は10回、10か月続きます。宿題があります。一定日数の課題の実践と観察日記の提出と小論文の数回の提出があります。

用いたテキスト

バツ1 (A) テキスト 『人生を生き抜いていく意志作用』

バツ1 (B) テキスト 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』

バツ1 (C) テキスト 『意志作用』

バツ1 (D) テキスト 『心身の健康のための「ゆっくり呼吸法」』

<参考資料>

ハート 心の健康報117号「日本の社会問題にマインドフルネスSIMT」
ハート 心の健康報94号「ポイエシスとプラクシス」
ハート セッション2の重要ポイント
ハート 脳トレーニング(2)

次の内容でした。

第1 ストレスと心身への影響
 最近の社会問題と、マインドフルネスSIMTが貢献できる可能性。

第2 「うつ病」は死にたいほどつらい病気
☆うつ病になり、治らないと、自殺が起きる。 脳の広範な領域に変調が起きるからであることを理解しておく。
☆うつ病の薬物療法は、主としてセロトニン神経に作用させる。その仕組みを理解しておく。その限界も理解する。薬物療法だけでは再発する人が多い。

第3 自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善のエビデンス
☆SIMT(意志的自己レベル)は、うつ病(非定型うつ病を含む)、不安症/不安障害、PTSD、過食性障害、家族の不和緊張などが改善しています。

☆テキスト(B) 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』
 『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』を出版する前に提供したSIMTの改善例。  開発段階、試験段階に大田が扱った臨床例である。

★「マインドフルメイト」のエビデンス集の紹介
 数年前、マインドフルネス心理相談員、そしてマインドフルネス瞑想療法士になった 佐藤福男さんがグループセッションを行って改善した臨床の事例。

第4 日本的マインドフルネスSIMTの他の領域への応用

 この講座で習得する手法は、うつ病、非定型うつ病、不安症、PTSD,過食症、人間関係の改善などに有効であり、また、意志作用、価値実現であるから、すべての産業領域(ポイエシス)で、すべてのひとが内面を観察して価値実現をはかる自己の成長(プラクシス)として、実践してもらえる。
これより深い、叡智的自己の行為的直観と人格的自己のマインドフルネスSIMTがあるが、講座終了後のマインドフルネス精神療法研究会で学習、実践,臨床への研究していく。

第5 呼吸法の生理学
 SIMTと、西田哲学の実践と脳神経生理学との整合性を考慮する。まず、呼吸法がセロトニン神経に影響していることを脳神経科学研究成果をみておく。再取り込み阻害の仕組みと、限界。それを補うゆっくり呼吸法。縫線核を活性化、副交感神経、背外側前頭前野の活性。

第6 SIMTの背景にある西田哲学の意志作用
 哲学は、仏教宗派、マインドフルネスの流派で違う。自己観も違う。それが違うとマインドフルネスの実践手法も違ってくる。 哲学、手法が違うと、適応症が違ってくる。

 西田哲学もいくつかのテーマを持つが、心理療法や生き方で関係が深いのは、存在論(自己と生きる世界)、認識論、実践論である。西田哲学にもこれがある。日本人が文化を作ってきた背景にある禅、仏教。最も深い自己の核心を論理的に説明した西田哲学。哲学は自己、世界の根本を解明する学問。

★SIMTは、西田哲学による
 意志的自己レベルのSIMTは、西田哲学の「意志作用」を心理療法化した。ここに、叡智自己洞察瞑想療法(SIMT)がもつ、長期的な「価値」を導入した。また、すべての人の生き方としての「意志作用」のトレーニングになることを目標としたもの。日本の偉大な人たちは、この先の人格的自己の禅を実践した。まずは、意志的自己レベルのSIMTを入門とするが、これでも、観る、考える、行為するという人間の社会的活動のすべてを網羅するので、一生実践する価値がある。専門家のエゴイズム、ハラスメント、燃え尽きなども、こうした事が実践されないからであると言える。 長期的な価値をもち、その価値を実現維持するために、短期の目的を無限に設定して、遂行してゆくのが人生のプロセス。その過程で、種々の意識作用を行使するが、全部を統制する意識作用を「意志作用」という。意識には種々あって、作用と対象を持ち、それを包む場所がある。意志作用は、対象的な意識のすべてを包むが、主体(意識的自己)は 場所である。点ではない。

第7 セッションの実習

★セッション2
『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』のp46-47の「第2セッション課題」
 この時間枠だけ、現実の実践したいクライアントさんに参加していただいて、模擬グループセッションを実行。セッション2の課題の仕方。主に、注意作用の色々な実行のしかた、および、意識作用に名前づけ。自己洞察は、家族との対面時、仕事中が重要。まず、思考のチェック。

テキスト
ハート 大田健次郎「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」佼成出版社
ハート 図解・うつ・不安障害を治すマインドフルネス ☆ 前編 ☆


★全部で10回、講義、課題実践提出、小論文数回。
Posted by MF総研/大田 at 07:01 | 私たちの心理療法 | この記事のURL