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「評価」の現場のマインドフルネス [2019年04月11日(Thu)]
http://blog.canpan.info/jitou/archive/4178
★研究発表大会と機関誌第5号

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3992
★講座受講の受付中

「評価」の現場のマインドフルネス
 =マインドフルネス実践の科学をさらに拡張していく

 「無評価で観察するマインドフルネス」は一つの学問領域として定着しつつあると言えるのでしょう。
 しかし、さらに拡大したマインドフルネスも必要でしょう。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/kikansi-mokuji.htm
★「マインドフルネス精神療法」の機関誌

 自己洞察瞑想療法(SIMT)は、瞑想時の観察にとどまらず、行動時にも自分の意識内容を観察するトレーニングが重視されます。この時は、現場ですので、瞬時の観察が必要です。何を言われたのか、瞬時に相手の表現の意図をみてとり(観察です)、瞬時に「どう返事するか」評価判断しなければなりません。この自分の返事はただちに、自分の耳からも音となって聞こえます。もちろん、相手は聞いています。そして、反応します。怒った顔が見える。怒りの言葉が聞こえる。
 こうした、応答には、相互に、相手の言葉や態度、表情を見て、聞いて、相手および自分の意図(本音、欲求など)を「評価」しなければ対話になりません。

 家庭や職場、公共サービスを利用する現場は、評価の連続です。自分と相手の意図、本音、感情などを瞬時に観察評価しなければなりません。評価のマインドフルネスは教えられるのも教えるのも難しいのです。マスターするのに最低1年かかります。
 SIMTは、機関誌で報告されているように、うつ病、非定型うつ病、パニック症、PTSD(5号の特集)、家族の不和などに効果があると報告されています。しかし、MBSR,MBCTは、うつ病の再発予防には効果があるが、治っていない人の完治へ導く効果は 多くは報告されていないはずです。SIMTで効果があると報告されている問題は、評価の現場での、自分の評価する意識(本音や感情など)をどう扱うかのトレーニングが重視されていることが特徴です。こういう状況から、観察は、「無評価」でない観察の方法も研究していく、次の段階に入るでしょう。

 日本社会もすべての産業領域で、詐欺、不正、差別、虐待、いじめ、ハラスメント、忖度、認知的複雑性(下記)や嫉妬などが充満しています。そこには、醜い私利私欲の心理が起きています。これを自分で観察して抑制していく心のありかたが必要となります。相手にも自己中心の欲望、本音などがあります。自己と相手の瞬時の「私利私欲などの心理の評価観察」が必要です。

 すべてのひとが、行為的直観という意識の使い方をしています。自分の関心ある対象のこと(対象、仕事、スポーツなど)だけに集中して行動しています。そして、うまくできたと喜びを得ています。 自分の内部の私利私欲などの心理の観察と抑制(プラクシス)はしません。そのために、 詐欺、不正、差別、虐待、いじめ、ハラスメント、忖度、認知的複雑性などとして、他者を傷つけ、うつ病においこみ、組織を崩壊させます。ひどい一部だけは自分も社会的に糾弾されます。知られなければいいと悪意ある人間も多いです。独断偏見が充満していると西田幾多郎がいいました。学問にもあります。

 静かな環境での「無評価観察」も効果がある領域がある。厳しい現場での「評価観察」も効果がある領域がある。方法はかなり違うので、両方の研究が必要であるというのです。

 大乗仏教も、観察の範囲が相当広いものでした。感覚や動作の観察だけではありません。世界的な宗教です。そんな簡単なものではありませんでした。昔の人が2千年も研究してきた成果を参照すべきです。そして、東洋西洋の哲学を。日本にも、道元、西田、鈴木、井筒などのすぐれた哲学があります。

 西洋の哲学も自己洞察をいう深いものがたくさんあります。今また、NHKの「100分de名著」が、「自省録」を扱っています。私利私欲のことを言っています。哲学の古典を参照して、現代人の自他を苦しめることから解放する「自省」の方法=マインドフルネス、観察の方法を国民みんなに提案すべきです。争い、排除、いじめ、私利が多く、国際的にも、日本でも未来が暗い社会のように見えています。国内で足のひっぱりあい、エゴイズムで、あちこちで戦争の火種があります。地球が滅亡するかもしれません。



★文献
青山拓央(2016)『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』太田出版。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3855
榎本博昭(2017)『正しさをゴリ押しする人』角川新書。
 認知的複雑性の欠如


http://blog.canpan.info/jitou/archive/4169
【仕事、家庭は「評価」の現場、評価観察のマインドフルネスが必要】

関連事項

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3605
★本音、感情の観察
 自己洞察瞑想療法(SIMT)では、「評価」の洞察をします。さもないと、評価がとびかう職場などで生きていくことが難しいですから。
Posted by MF総研/大田 at 06:55 | 無評価・有評価 | この記事のURL