CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«宮城県大崎市の千手寺で講演 | Main | (2)ビジネス界、法曹界は評価しなければ生き残れない »
【目次】無評価の観察のマインドフルネスは家族、職場、学校、病院などでは両立しない [2019年01月29日(Tue)]

無評価の観察のマインドフルネスは家族、職場、学校、病院などでは両立しない
 =ポリヴェーガル理論の証明

 無評価の観察のマインドフルネスは家族、職場、学校、病院などでは両立しません。当然のことをアメリカの科学者が指摘してくださいました。ニュースなどにある出来事で証明してみます。
 ただし、全否定しているのではありません。マインドフルネス=観察は一人でいる時でない時には、別の観察方法が日本にはあったということです。評価しなけれないけない場面での観察=マインドフルネスも研究してほしいということです。仏教にも、四諦八正道があり、それもいまなお、東南アジアで存在しており、大乗仏教にもすぐれた点があります。日本のマインドフルネスSIMTは、「本音」の評価観察があり、無評価観察より難しいです。だから感覚レベルの観察ですむ問題の支援には、SIMTは必要ありません。
 しかし、本音の評価観察のトレーニングをしないと改善しない問題があります。たとえば、うつ病や死の苦悩は感覚レベルの問題ではありません。マインドフルネスも使い分けをすればいいのでしょう。
 自分の頭で善悪の評価、適切不適を「評価」しなければならないことの連続が、仕事、家庭の現場です。そのようなマインドフルネスも必要なのです。そういうことをしないから、社会に苦しむ人が多いのです。
 「評価」の現場では、ポリヴェーガル理論では、有髄の新しい迷走神経システムを使うのだそうです。現場では、イライラ、怒り、不満、不安などの「感情」がしきりに起こります。自分の基準で「評価」しているのです。交感神経が活発ですが、これをそのまま興奮させると「闘争」や「逃走」です。激しくののしる、逃げる(欠席欠勤など)。現場では、闘争、逃走を抑制しないといけないのです。社会的交流が必要な人間社会では、不快な感情が起きても、破壊的な言葉、行為は抑制しなければ、社会集団から追放されます。また、他の苦しみを無視傍観、見て見ぬふりも、「逃走」の一種だと思われます。
 何回かご紹介します。

無評価の観察のマインドフルネスは家族、職場、学校、病院などでは両立しない(1)

 たとえば、虐待死の事件です。

https://www.sankei.com/affairs/news/190126/afr1901260012-n1.html
★虐待された小学生、死亡

 もちろん、親は、子どもの苦しみを評価して、暴力を抑制すべきです。 交感神経の闘争ばかり用いずに、抑制の回路を用いるべきです。死ぬかもしれないという評価もすべきです。犯罪になると「評価」すべきです。
 関係者も無評価ではいけませんでした。
関係者は、見た時、聞いた時に、「あぶない」「保護すべきでは」と評価すべきでした。アンケート結果を加害者に開示すべきか適切に評価したか。数々の評価がありました。 関係者には、何かエゴイズムの本音が動いたはずです。気がつかなかったのは過失、あぶないと思ったけれど無視したのなら、確信的です。
 柏児童相談所の当時の男性所長が7日、毎日新聞の取材に応じた。2017年12月に決定した一時保護の解除を含め心愛さんへの虐待の重大性について「判断を見誤っていた」と認め、「心愛さんにはつらい経験をさせてしまった。本当に申し訳ない」と謝罪した。  心愛さんは17年11月、父勇一郎容疑者(41)からの暴行を学校のアンケートで訴えた。柏児相はアセスメントで緊急度を「AA」と判断して一時保護。元所長は2度ほど児相内の食堂で心愛さんを見たといい、「普通の小学生という印象。特に暗いとか、落ち着きがないとかいう問題はなかった」と語った。翌12月のアセスでは緊急度を「B」に下げ、保護解除を決めた。  元所長は「この判断が違っていた」と述べた一方、緊急度を判断する難しさに言及。「一般論として、加害者が認めず、本人におびえた様子が見えなければ、リスクの見逃しにつながる」と語った。  一時保護を解除して親戚宅に身を寄せていた心愛さんを18年2月28日に自宅に帰す判断をした点については、「本人にけががなく、家族も同意していない中で保護を強行できるのかという問題がある」などと語り、「今回はリスク判断にも誤りがあった」と述べた。 担当ケースワーカーの意見書、添付されず  一方、一時保護解除後に心愛さんを親戚宅から自宅に帰すことを柏児相が認めた会議の記録に担当ケースワーカーの意見書が添付されていなかったと県が7日、明らかにした。ケースワーカーが面接した心愛さんや家族の状況、その後の対応に関する所見などを口頭で説明したが、書面にしなかったという。意見書は援助方針を決める際の重要要素の一つで、県の虐待対応マニュアルで作成が求められていた。  児童相談所ではリスクの評価をして協議したそうです。一時保護か継続保護か解除か難しい評価判断がされます。

 いじめ自殺事件にも、学校や教育委員会の関係者による適切な評価判断がされない批判があとからよく指摘されます。 仕事の現場で、パワハラセクハラがありますが、これも、加害者はエゴイズムの心理を評価観察して、行為を抑制しなければならないのです。

【目次】無評価の観察のマインドフルネスは家族、職場、学校、病院などでは両立しない
 =ポリヴェーガル理論の証明

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4146
(5)そもそも「評価」とは何か、「判断」とは何か

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4092
(4) 企業にも官庁にもウソ、改竄、隠蔽

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4088
(3)俳優 井浦新さん 「いつも謙虚でいなさい」

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4086
(2) ビジネス界、法曹界は評価しなければ生き残れない

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4085
(1)虐待された小学生、死亡


http://blog.canpan.info/jitou/archive/4056
★ポージェスのポリヴェーガル理論
 =無評価観察のマインドフルネスは評価する・される場では両立しない
関連記事

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
【目次】見て見ぬふりをする社会
  =人の苦を無評価で見ると社会問題を傍観することにつながる

http://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
【目次】無視・傍観・軽視・放置・見放される病

http://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【目次】 誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】
Posted by MF総研/大田 at 20:00 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL