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専門家は自分の選んだ価値を実現して喜ぶが・・・・ [2018年12月24日(Mon)]

専門家は自分の選んだ価値を実現して喜ぶが・・・・

 仏教の専門家、マインドフルネスの専門家も、すべての科学者も叡智的自己です。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2991
★叡智的自己は喜びの自己

 ただし、狭い自分の領域だけです。他の人々の苦悩が見えません。上記の記事の下部の方に触れています。

 私が関心を持っている領域では、うつ病を治すマインドフルネスを研究したいという専門家がいないのです。予防法と治療法は別物です。治療法を研究する人がいないのです。時間や興味がないからです。

 人々の苦痛は実に広く、深く、多岐にわたります。難しい苦悩について、研究がされない領域があります。たとえば、聴覚過敏について、ある科学者がこんなことを言っています。

 「自閉症について研究している科学者たちは聴覚過敏を研究しようとはしません。 科学者たちはこの分野を研究したくないのです。一つには、研究資金を提供する機関が、 聴覚過敏についての研究には資金を出したがらないことがあります。聴覚過敏は、自閉症のみに現れるわけではありません。そのため、この領域の研究を支援しないのです。」 (『ポリヴェーガル理論入門』ステファン・W・ポージェス)

 うつ病も広範に現れます。ひきこもり、不登校、いじめ、発達障害の人、産前産後の女性、がん患者、過労、職場のメンタルヘルス、ストレスチェック、パワハラ、虐待、犯罪被害、自殺問題、薬物療法で治らない、宗教者のうつ病、介護、薬物療法を受けていても自殺される精神科の現場など、広い領域にうつ病があります。しかし、この領域の科学者は、うつ病そのものの治療法には関心をもって研究しようとしません。人間のできることには、限りがあるためです。ある狭い領域を生きがいとします。それで、思うとおりの社会貢献ができて、収入、地位、栄誉を得て喜びます。それが叡智的自己の喜びです。
 すべての専門家が関心を持って研究してくれないので、苦悩しつづける問題があります。「聴覚過敏」もあまり研究されないといっていますが、「うつ病」もそうです。上記のうつ病が現われる領域の専門家が研究しません。研究されないうつ病のマインドフルネス心理療法です。再発予防法としての「マインドフルネス認知療法(MBCT)」は、かなり多くのところで、実施されてきましたが、「治す」マインドフルネス心理療法を研究する科学者は、日本ではきわめて少ないようです。テレビでも、新聞でも、書籍でも、うつ病のマインドフルネスは報道や紹介がされません。予防法と治療法は別ものです。治療法も極めて重要です。社会復帰ができて、自殺防止ができます。

 仏教やマインドフルネスの科学者、推進者は、自分の生きがいをみつけて、喜んでいます。叡智的自己です。そのそばで、うつ病が治らずに苦しみ続けるひとがいます。自殺する人がいます。専門家は、自分だけの喜びに有頂天になりやすい傾向を持ちます。大乗仏教や西田哲学が批判しました。


http://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3764
★専門家のエゴイズム
Posted by MF総研/大田 at 07:33 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL