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自己洞察瞑想療法(SIMT)の入門の英語訳 [2018年12月22日(Sat)]
 アメリカからおいでになる大学院の学生さんと教授に日本独自のマインドフルネス心理療法を講義します。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3950
★アメリカの学生さんに日本独自のマインドフルネス心理療法の講義

 講義をよく理解してもらうように、事前に読んでもらうテキストがあります。その準備の様子をおしらせします。

 マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)の基礎になっている理論として「西田哲学」のうち、マインドフルネスの実践に関係ある部分を英語に翻訳します。
 まず、翻訳ソフトでやって、さらにこなれた訳に調整される予定です。

 テキストは2つです。
1.マインドフルネスSIMTのための西田哲学入門(下記がその一部です)
2.自己洞察瞑想療法(SIMT)の概要

第1章
自己と世界
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第1節 今・ここ・自己

 今、ここに、自己がある。そして、自己は、常に世界の中にいて、世界から働きかけられて、自己の選択した価値のために働く。今は、すぐに過去となり、常に今しかなない。永遠の今である。
 無数の人間の、常に今ここ、における行動で環境、世界が作られていく。自己は、いつも今ここの環境から、感覚によって働きかけられて見て、自分で考えて、環境に向かって行動して環境を作る。

第2節 自己は世界の中で生きる
  (参照:図1−2)
西田はこういう。
 「世界が無数の個人によって作られていくということは、それぞれの自己が全体的一の部分であると共にその一々が全体的一を持つということである。」

 世界は自分の外にあるのではなくて、自分自身が世界の中にいる。自己は世界に包まれている。個人は世界の外に生きているのではなくて、世界の中に生きている。個人は自己の中に全体的世界を映し、世界を足場として、自己の選択した価値を実現して、新しい世界を作ることができる。その世界に自己は包まれている。だから、自己の行動が世界の一角を動かす行動である。自己が世界を創造する。自己は創造的世界の創造的要素である。(E11,F23)

 世界の中に自己がつつまれており、自己の中に世界が包まれている。まさに行為の瞬間、現在において、自己と世界は一つのことである。
 世界の中に自己がつつまれており、自己の中に世界が包まれている。まさに行為の瞬間、現在において、この2つは同時であり、一つのことである。自己と世界は常に動いている。

第3節 作られたものから作るものへ

 自己は世界においてある物からうながされて行為して物を作るが、その作った物がまた自己を動かす。「作られたものから作るものへ」という。作られたものは過去になる。過去になった物が目前に迫ってくる。自己はそれに動かされて自由意志により、作るものである。自己の作ったものが、自己に我々の行為を迫っている。(H15)
 目の前に現れる現実の世界は、無限の過去の人間が行動した結果の累積である。無限の過去、無数の人間と自己が行動した結果が現れている。このありさまを「作られたもの」という。環境は、作られたものである。今、自己が行動しようとする、その時、目前の環境から物や情報を受けて(情報を受ける局面)、自分の選択した価値を実現するために考えて行動する。社会や自己が必要とする物やサービスを作る(行動局面)。自己が世界を動かしていく。無数の人がそのように行動する。必ず、自己の目前の作られた環境を足場にして、新たに世界を作っていく。このありかたを「作られたものから作るものへ」という。自己は環境から作られて、自己は環境を作っていく。(E15)

(以下、省略します)

Chapter 1
The Self and the World
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Section 1 Now-Here-Self
You exist here and now. The Self is always an integral part of the universe in which it influences the choices it makes in its actions to materialize one’s value. The present becomes the past instantaneously and thus there is only the present. Now is forever eternal.
The world and the environment are created by actions taken by countless human beings in the present moment. The Self is always creating its environment from the point of now and here. One’s senses help it to see, which in turn helps it to think and act to create the world.

Section 2 The Self Resides Within the World
(Reference Diagram 1-2)
According to Nishida, “if the world is created by countless individuals, then that implies that each individual is part of a whole and each interrelate with one another.”
The world does not exist outside of oneself, one resides within the world. One is enveloped by the world and as such, individuals project the world within his/herself and uses this image as the foundation to create a new world by acting out the choices that enable materializing his/her values. (E11, F23)

Section 3 From the Created to Creating
Each individual is affected by the creations in his/her environment. Past creations placed in the world influence future creations. In other words, the act influenced by the already created works on the psyche to create new creations. Those creations affect the individual yet again. This cycle is called “from Created to Creating.” A creation exists in the past and the “created” approaches before our very eyes. The sight of the creation affects one’s free will and the act of creating. In other words, our own creations impact our choices. (H15)

 以下、省略いたします。

Posted by MF総研/大田 at 20:24 | 私たちの心理療法 | この記事のURL