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ホワイト企業とは [2018年12月15日(Sat)]

「幸福学X経営学」
 〜次世代日本型組織が世界を変える

 本の内容は、こちらに紹介されています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000021817.html

マインドフルネスSIMTからの感想(12)

 この本の感想を続けます。今回は、第4章です。

 第4章 「ホワイト企業への道(執筆は天外伺朗氏)
    第1節 ホワイト企業とは

 これまでの経営学の枠組みにはいらない企業がある。ホワイト企業大賞(第4章)を表彰する。

http://www.whitecompany.jp/ このホームページにも述べられている。

日本の社会にホワイト企業がどんどん増えてほしい、という願いを込めて、ここに「ホワイト企業大賞」を設ける。ここでは「ホワイト企業」の定義を、下記のように簡潔に定める。

ホワイト企業 = 社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業

 天外氏は、次のように述べている。

 「私たちはあえて、その漠然としたイメージだけを大切にして、「ホワイト企業というのはこういう企業ですよ」という定義をしない ことにしました。」(p193)

 詳細な審査基準を設けない。
 「審査基準は価値観を限定し、また達成すべき目標に「なります。審査基準が多様性を限定してしまうとともに、 目標以上のレベルが想定されにくくなるので、経営の進化の壁になってしまうという傾向を生じます。」(p198)

 「また、「幸福」というのも漠然とした概念なので、もう少し、しっかりと学問的に追及する必要があります。」(p194)

感想を述べたい

 私は、上記の定義づけに関心を持った。環境の変化にも、企業の取り組みも限定しない「定義」である。たしかに、「幸福」も多くの哲学者が意見を表明している。
 「マインドフルネス」も、定義を漠然としたほうがいいのではないか。また「観察」とは何か、「無」とは「評価」とは何かということも「学問的」に説明すべきである。さらに、いかにも宗教は悪いというかのような説明があるのも問題であろう。マインドフルネスから「排除?」される「宗教」とは何かの検討もすべきであろう。
 「マインドフルネス」「無評価の 観察」は、まだ、「科学」とは呼べないだろう。これから学問的に検討されていくだろう。さもないと、社会が混乱するだろう。



 (これから、金沢に向かうので、(編集中)ということにさせていただきます。)  

(編集中です)

【書籍紹介】「幸福学X経営学」(前野隆司、小森谷浩志、天外伺朗、内外出版社)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3984
★第1章 幸福学が経営を変える

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3986
★第2章 ホワイト企業大賞を受賞した企業の紹介

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4017
★第3章 これまでの経営学 これからの経営学
   第1節 経営学とはどんな学問か

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4019
★第3章  「これまでの経営学 これからの経営学」
   第2節 これからの経営学はどこに
     1.存在を掘り下げる経営

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4020
     2.利を追わない経営

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4026
     3.苦悩を味わう経営

     これからの経営学に向けた4つのヒント
      https://blog.canpan.info/jitou/archive/4028
      (1)自覚

      https://blog.canpan.info/jitou/archive/4031
      (2)共鳴

      https://blog.canpan.info/jitou/archive/4032
      (3)小欲

      https://blog.canpan.info/jitou/archive/4035
      (4)畏敬

      https://blog.canpan.info/jitou/archive/4037
第2節を終えるにあたり

続く
Posted by MF総研/大田 at 07:52 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL