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今度の日曜日はマインドフルネス精神療法研究会 [2018年04月13日(Fri)]

今度の日曜日はマインドフルネス精神療法研究会
 叡智的自己と行為的直観

 15日は、マインドフルネス精神療法研究会です。 叡智的自己と行為的直観の哲学の理解とマインドフルネスの実践を続けています。希望者は、真の自己の目覚めといわれる、西田哲学では「人格的自己」への探求をします。

 今回は、会員でない人の参観もしていただけます。マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座に関心のある方もどうぞ、ご参加ください。参加費、千円。 会場は、埼玉会館の6D会議室です。
http://www.saf.or.jp/saitama/access/
席とテキストに限りがありますので、必ず、メールでお申し込みください。

 マインドフルネスは、仏教の実践方法から開発されたものですから、マインドフルネスも様々な哲学と実践に分かれています。 仏教が、分裂したのは、自己満足の思想、哲学に批判的なグループが新しい解決方法を開発していったためです。

 自己(主体)と世界(対象)とをどうみるかという、観察実践が深められて、日本において、もっとも深化されたのです。西田哲学の研究者の一致した見解です。
 初歩的には、感覚などを観察しますが、社会で生きていく時に、自分も他者も傷つけないように、他者を排除せず自分の選んだ役割(価値)で責任ある行動をして、みなが幸福になる共生社会を作っていくマインドフルネスの実践は、ブームになっているマインドフルネス(知的自己レベル)ほど容易ではありません。

 社会には、種々の問題があります。心の階層が違います。行動できない苦悩と、自己存在の否定、消滅の苦悩とでは、階層がちがいます。日本の宗教実践も西田哲学も方針をもってます。どう、これを活用するかが、今の私たちに与えられている課題です。

 まず、知的自己レベルのマインドフルネスを入門とし、意志的自己レベルのマインドフルネスを習得すると、社会で生きていく人生価値を実現できる基礎ができます。これを用いて支援する専門家がマインドフルネス瞑想療法士🄬です。意志的自己は、エゴイズムの観察が十分ではありません。多くの専門家になって、「独断の叡智的自己」になっていることに気づきません。禅では、己見我利我執といい、西田哲学では、「独断」といった自己中心的な心理を観察していきます。「無評価」では社会を創造することはできません。

 いっしょに研究して参りましょう。
Posted by MF総研/大田 at 09:23 | マインドフルネス心理療法 | この記事のURL