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「ソラリス」=NHK Eテレ、100分で名著 [2017年12月05日(Tue)]

「ソラリス」=NHK Eテレ、100分de名著 (1)

 ポーランドの作家、スタニスワフ・レムのSF小説、「ソラリス」が紹介されます。 月曜日のものを観たのですが、再放送が6日にあります。 仏教、禅、マインドフルネス、自己について関心のあるかたは、ご覧になってください。

https://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2017-12-06&ch=31&eid=17339&f=1826

 「惑星ソラリス上で不可解な自己運動を繰り返す海は果たして知的生命体なのか?」 その謎に挑んだ登場人物たちは、海がもたらす想像を絶する事態に巻き込まれていく。」

 人間の理性を超えたもの、絶対無、絶対的一者、日本的霊性、東洋的無、無分節という すべての人の、根源。
 日本では、これをいう人は大勢います。西田幾多郎、鈴木大拙、西谷啓治、井筒俊彦。 欧米では、エクハルト、フランクルなどがいます。

 絶対他者との遭遇が主題となっています。レムも絶対無を体験したのではないでしょうか。または、体験しなくても、何度も絶対として押し付けられたイデオロギーを経験した祖国の実状を通して、西田哲学と同様の哲学を理解したのでしょうか。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2614
 『ソラリス』も、西田哲学と同様に「対象的意識では把握できないもの」「自己の根底にあって」「自己を越えたもの」つまり、真の自己とは何か、真の自己から見る世界とはどういうものかを探求しているとみなすことができるというのが私の『ソラリス』のみかたです。
沼野充義 「ソラリス」( NHK Eテレ、100分de名著)NHK出版

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3639
「ソラリス」(1)絶対無か
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3640
「ソラリス」(2)自分の知っているものに紐づける

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3644
「ソラリス」(3)自分の心の中にうごめくもの(1)
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3645
(4)自分の心の中にうごめくもの(2)
海に向かって強烈なX線を照射すると幽体Fが生まれる
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3646
(5)強固な幽体Fの中でも不死身の見解が出される
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3647
(6)不死身のハリー。再生するが違っているところがある
 =新しい仏教、禅のように見えるが、やはり世俗諦であること。
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3648
(7)クリスは幽体ハリーを愛する
 =自己とは何かを探求する宗教者、学者、哲学者は、さまざまなものを遍歴する。ひとつを愛着し、やがてそれを捨てて別のものを愛し、結局、対象論理の範囲内のものをこしらえてそこに落ち着く。しかし、対象にならない自己の根源は愛着できないものなのに。
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3650
(8)自分は本当の人間ではない
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3651
(9)「人間とは何か 自己とは何か」
 =「私は私ではない」
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3652
(10)海から現れるものは真実ではなく回転運動の過程の一部
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3653
(11)絶対的他者をどう理解するか
  =人間のように対象化して憎むことはできない 
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3654
(12) ハリーの死 
  =クリスの心に、もう言葉での真実にみせかけて迷わす世俗諦が消えた
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3655
(13)海、絶対他者と一つになる 、自己が消える
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3656
(14)「残酷な奇跡」、奇跡とは
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3657
(15) 残酷な奇跡の「残酷」とは
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3658
(16)組織員のエゴイズム=組織の目的を忘れる、うそを言う、本音を隠す、独断的な行為

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3664
(17) 映画制作の組織で、作者でなく監督の伝えたいものになった問題

【参考】
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3573 
★絶対に対象的にならない自己の真実

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3202 
★科学はある立場に立つ
 その根底にすべての立場を包んで対象にならないものがある
 すべての人間の絶対的平等、人が人であること

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3572 
★第3世代の認知行動療法
自己の階層=判断的自己、知的自己、 意志的自己、叡智的自己、人格的自己
 このなかの「人格的自己」が絶対無=虐待された人、人格を否定された苦悩、パーソナリティ障害、生きる意味を苦悩する人などの支援に
Posted by MF総研/大田 at 18:47 | 深いマインドフルネス | この記事のURL