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マインドフルネスはすべて宗教かも [2017年10月19日(Thu)]

マインドフルネスはすべて宗教かも
 =臨床心理学は扱えないのではないか

 最近、色々な人たちと会話していて、深いマインドフルネスは、臨床心理学では扱わないのではないかという疑いがいよいよ大きくなってきています。臨床哲学や臨床宗教学でないと無理なのではないかということです。臨床心理学は、比較的短期間の個人的な評価や脳神経などの対象的に観測できるデータで検証していきますか?

 哲学的な問題解決方法は、そういう対象的データでは検証できないでしょう。しかし、がん患者さんの死の苦痛などの支援は、どうしても必要になります。医療現場では、パーソナリティ障害、死の不安、障害者や性的犯罪被害者などの人格否定の苦痛などは、心理学的データ検証ですすめていく方法では限界があるのではないでしょうか。臨床心理学のかたたちと、何かしら違いがあると感じています。これは重大です。心理学は、深い問題解決のマインドフルネスは関心がないということになるからです。実際、関心を示してくださるかたが少ないです。 それは、理由があることです。心理学も哲学も仏教学、禅の実践も、ひとつであっても限られた生命の時間をそそぐのは大変だからです。自分がどの学問、どの実践を好きになり、人生価値として選択するかです。臨床心理学は、幅が広くて、「疾患」や「人格」で苦しむ問題、つまり、哲学や仏教学、禅学にはあまり積極的でない人も多いのではありませんか。あるいは、医学の領域だとして。そういう傾向(本音)を持つ人によるマインドフルネスもそういう傾向になるでしょう。

 たとえば、「がん哲学外来」のような領域は、「マインドフルネス臨床心理学」では扱う人、研究する人が極めて少ないということになるでしょうから。日本人ならば、日本的霊性(鈴木大拙)、禅的生き方、西田哲学に親しみを持つ国民ですから、日本的なマインドフルネスで、支援できるはずです。「マインドフルネスは宗教を排除したもの」という言い方は、宗教が悪いみたいな言葉ですね。宗教者は残念でしょう。この言い方は、アメリカ人ではないですね。アメリカ人は、宗教を持たない人こそ、警戒されています。宗教は尊敬されています。

 うつ病は、幅と深さが広くて、2つの領域にまたがると思います。「人生」「生き方」に関わる 「マインドフルネス臨床哲学」をも含んだ科学学問が必要であると思います。その領域の研究をすすめていく学的団体(学会か)が必要でしょう。マインドフルネス総合研究所、日本マインドフルネス精神療法協会、日本マインドフルライフ協会はそういうことを模索していく団体であろうと期待して私は、参画しています。
 脳神経的データで検証しにくい臨床哲学的なものは、医学、哲学、宗教学などを総合した実際のクライアントにかかわる臨床的なマインドフルネスの社会貢献ができる学問的研究をすすめていくものになるでしょう。 そう感じておられるかたは、ご連絡ください。何度か会合を重ねて 検討をかさねていきたいと思います。結果は、新しいものは必要ないとなればそれでもいいでしょう。

 http://blog.canpan.info/jitou/archive/3611 
 こんな便乗講座、便乗セッションで悩まされる市民がなくなるように。

 さて、マインドフルネスを推進するのが心理学などの大学や研究機関に属する人であり、科学学問をなさっておられるのであれば、「宗教」についての定義をしたうえで、「マインドフルネスは宗教を排除」したものと言ってよいでしょう。そうでないと、科学者が宗教やマインドフルネスについての偏見を国民に植え付けてしまいかねません。「あの大学の先生がいうのだから本当だろう」と思うのが一般市民でしょう。

 さて、宗教についての、もう一つの見方。

(次の記事にします)
<宗教について>
http://blog.canpan.info/jitou/archive/2614 
★宗教とは=西田哲学

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2587 
★<連続記事>宗教の基準
この記事は、次の連続記事の一部です。
<目次>本音の観察
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3605

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Posted by MF総研/大田 at 06:24 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL