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第3世代の認知行動療法(18)アカデミック・ハラスメントも [2017年09月15日(Fri)]

第3世代の認知行動療法(18)アカデミック・ハラスメントも

 第3世代の認知行動療法

 ある大学で、 アカデミック・ハラスメント(アカハラ)があったと報道されました。 アカデミック・ハラスメントは、ここに詳しく説明があります。

http://www.u-gakugei.ac.jp/~clife/harasu.html

ある大学でアカハラがあったとの報道がありましたが、問題の教授は 「 悪気があってやったわけではない」と話しているという。

 アカハラも観察し気づいて抑制すべきエゴイズムですが、先に過失犯と確信犯があると指摘したのですが、 もう一つ、無自覚犯があるといえます。人を苦しめるということを過失、確信でもなく、もう一つのタイプです。他者を苦しめるという自覚がない、気づくはずがありません。つまり指摘されても悪いと思わないタイプです。これは、悪質です。
 アカハラの被害者が苦しみ、うつ病になったり、自殺したりすることも起こりえます。今回は被害者が多数でしたから、団結して対抗できたでしょうが、被害者が一人で孤立する場合、悩み続けて、うつ病になるおそれがあります。
 マインドフルネスに関係があるので、気になりました。観察して気づくべき心理、禅のような日本のマインドフルネスは、感覚、身体動作だけではありません。〇〇ハラスメントは、すべて観察すべきであり、無評価であってはならないことがあります。やってはならないと評価すべきです。西田哲学では「独断を捨てて見、独断を捨てて考え、独断を捨てて行動する。」です。

 アカハラの疑いのある出来事がある時、大学関係者が教授(あるいは名誉教授)をかばうことをすると、これもエゴイズムです。真剣にとりあげて自浄努力をしないと今度はそのハラスメント調査担当者のエゴイズムです。被害者が苦しみ社会の発展を阻害します。大学が真剣な対応をしないと、被害者は他の第3者やマスコミに支援を求めるでしょう。大学の評判がそこなわれるでしょう。あんなことをする教授(名誉教授)、スタッフがいる大学なのだと。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3159
マインドフルネスの悪用に加えます。

  大学の教授、名誉教授、医師も叡智的自己 ですが、彼らも悪を犯すおそれがあります。アカデミック・ハラスメント、ドクター・ハラスメント。

 自称、マインドフルネスの専門家も叡智的自己ですが、他の産業領域、研究者であっても(それはポイエシス)、かならずしも、マインドフルネス、自己洞察(プラクシス)の専門家とはいえません。 誠実な深いマインドフルネスの研究開発も促進しなければなりません。 ジョン・カバット・ジン氏がいわれたように、MBSRは入口ですから。 社会に、高い地位に立つ人のエゴイズムの心理により苦しむ人が大勢います。MBSRも活用範囲は広い。ACT,リネハンの弁証法的行動療法もあり、マインドフルネスSIMTもあります。主たる適応範囲が違うでしょう。金子みすゞがいうように「みんなちがってみんないい」です。一つを絶対視して、とじこめないようにしないと、解決できる問題の解決を妨害してしまいます。

 仏教、禅、精神、心理などの領域の学問には、 全体主義、画一主義、還元主義がみられるとフランクルがいいました。その解釈に反対する学生などに不利益を、賛同する学生に利益を与えると、やはりアカハラになりませんか。また、宗教関連の大学内の学問的な議論の場でそれが起きるとアカハラでもあり、学外の組織活動においてパワハラも起こるかもしれません。別に論じましたが、仏教には勝義諦と世俗諦があります。前者を理解する人が少ないようで、少数派になっているようです。いじめ、人事の不利益が起きていないことを念願します。
 竹村牧男氏によれば、対象とならない言葉にできない勝義諦こそ真実であると大乗仏教が主張したそうです。道元禅師、鈴木大拙、西田幾多郎にも言及しておられます。ほかに、私がみたところ井筒俊彦も。

こちらの記事もアカハラについて

<目次>第3世代の認知行動療法
Posted by MF総研/大田 at 21:32 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL