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第3世代の認知行動療法(1) [2017年06月19日(Mon)]

第3世代の認知行動療法
 (1)観る局面、考える局面、行為する局面

 前の図に垂直展開と水平展開を想定しています。これを考察しています。

こんな図を書きました。
様々なマインドフルネス1.jpg
 赤い矢印は「観察・気づき」です。すべて「無評価」ではいけません。悪の考え、悪の行為はいけません。
 第1世代は、行動療法、行動を変える。第2世代は認知療法です。考えを変える方法? 第3世代は、観ることが強調されていますね。 マインドフルネスは「観る」ことを変える手法?

 一見、そんなふうにも見えます。マインドフルネスは「無評価で観る」という定義になっていますからね。しかし、そんなに単純ではないようです。
 生きていく上で、観るだけではなく、考える局面、行為する局面まであります。 見方が変わっても、考えや、行為がうまくないならば、悩みは解決しません。また、現実の「家庭、職場は、見てただちに考えただちに行動しなければなりません。現実は、観る訓練ではなくて、観る、考える、行為することが一つである事態(行為的直観)をどう反応していくか実践方法を探求していきます。
 日本の禅も「マインドフルネス」の要素があると言われます。禅は、思考による思想見解よりもとらわれないすばやい行動を重視します。観るマインドフルネスではなくて、考えを観察するマインドフルネス、行為を観察するマインドフルネスがあると推測できます。 歩く動作、食べる動作は、ここでいう「行為」ではありません。たとえば「暴力を振るう」とか「発言している」身体動作とか、詐欺的行為をしている身体動作を観察するのではありません。その動作の内面にある執着、欲望、エゴイズム、自利、面子、嫌悪などを観察しなければなりません。そうでないと、自己や他者に苦悩をもたらします。
 「考えている」ことの観察も、無評価で観察してはいけません。自己や他者を害するものでないか評価することが必要です。

 感覚、動作を「観る」マインドフルネスはやさしいですから、多くのひとがとりいれています。ブームです。食べる、歩く感覚、身体動作を観察する。やさしいので、8週間くらいでマスターできます。しかし、考える鏡面のマインドフルネス、行為する局面のマインドフルネスは容易に習得できません。何か月もかかります。無評価での観察ではないからです。評価するのです。これはとても難しいです。だからブームにはなっていません。「観る局面」も、違っています。評価もします、観た、聞いた、触れた感覚が犯罪によるもの(セクハラ、詐欺、虐待など)だと評価もすることもあります。
 「マインドフルネスを教えます」といっている専門家(?)が個人の人格をもてあそびました。昔はやったことば「マインド・コントロール」をかけて人権を抑圧すること、他者を苦しめる事をしていることがあればまずいです。観るだけの観察ではいけませんね。それも必要です。そのことで改善する問題もあります。しかし、もっと広く深くマインドフルネスはあります。見るマインドフルネスも必要です。しかし、その枠はゆるくしていないと、マインドフルネスの科学を浅いものにとどめてしまいます。結果は、深い問題の解決への科学的研究開発を遅らせることになります。
★マインドフルネの 水平展開と垂直展開

★第3世代、第4世代の認知行動療法の臨床家の育成
★第3世代、第4世代の認知行動療法の臨床家のいる都道府県

★ 【目次】第3世代の認知行動療法
★マインドフルネスの全体展望=自己の階層、多数の流派のマインドフルネス
(1)観る局面、考える局面、行為する局面
(2)意志作用/行為的直観
 (★ACTはどのレベル?
(3)価値=意志作用/行為的直観の根底から方向を決めている
(4)最も深い自己の体験がある
(5)生物学者も認める西田哲学
(6) すべての人の絶対的平等
(7) 根底の絶対的平等を体得した西川さん
 =西田哲学、鈴木禅学の証明(2)
(8) マインドフルネスを説く人(専門家らしく見える人)が己のエゴイズムの心を観察しない
(9)は欠番(全体展望)
(10)世俗諦と勝義諦
(11)ブームの「マインドフルネス」への批判が
 =連続シンポジウムで

(12)青少年の自殺あいつぐ
 = うつ病についての教育がなされていない

(13)中学生、高校生のためのマインドフルネスSIMTのサービス
(14)後期西田哲学の実践論
(15)叡智的自己の作用は行為的直観
 =叡智的自己は社会に貢献するが悪をも犯す

(16)現代の専門家のエゴイズムの自覚
(17)高齢者のための「マインドフルネス心の健康体操」
(18)アカデミック・ハラスメントも
(19)痛みの緩和にマインドフルネスSIMT
(20)大乗仏教はすぐれたマインドフルネス
 =自己の真理の説明、探求に階層性

(21)多層のマインドフルネス
 =対人場面でない感覚は無評価。対人場面の感覚は評価
 =マインドフルネスを標榜するものの悪用
 (マインドフルネスハラスメント=マイハラ
(関連事項)マインドフルネスの弊害

★認知療法から第3世代の認知行動療法へ

★学問のよそおいで、狭く限定する
★フランクルの教育論
 学問における全体主義、画一主義、還元主義

★MBSRは浅いとジョン・カバット・ジン氏本人がいう
 =だからマインドフルネスもMBSRに限定してはいけない

 =多くの社会問題にはもっと広く深いマインドフルネスが必要

★日本のマインドフルネスの再興を
★人格的自己のマインドフルネスへ
★マインドフルネスには哲学がつきもの
★<目次>日本的霊性はだめか

Posted by MF総研/大田 at 21:16 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL