「見て見ぬふりをする社会」(2) [2016年10月25日(Tue)]
「見て見ぬふりをする社会」(2)次の本で一種の「闇の心理」をみています。「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ訳、河出書房新社 次のことばがあります。 「人間には事実を知りたくないと思ったり、葛藤や変化を回避するために問題が存在しないと考えたりすることがあるのを、我々はみな認識している。」 「見て見ぬふりをすることで、その脅威自体が存在しないのだから変わる必要はないというふりをする。それに、葛藤を避けようと必死で努力する。脅威がそこにないなら,それと闘う必要ないというはわけだ。現状を変えたくないという思いと、葛藤を避けたいという気持ちが合わさって、直面したくない問題と葛藤を直視するのを避ける。」(p131) 幹部も構成員もこうした傾向でいると、その組織は外部世界から遊離し、社会に貢献できなくて、消滅していくおそれがある。現実になるまで、回避する。 ★「見て見ぬふりをする社会」 (1) (2) https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812 ★無視・傍観・軽視・放置・見放される病=うつ病 ★専門家、学問のエゴイズムが起きる仕組み=西田哲学の研究者から |
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