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(125)日本で世界でも深い問題を扱うマインドフルネス
になる可能性のある=『後期西田哲学の実践論』 [2016年08月29日(Mon)]

(125)日本で世界でも深い問題を扱うマインドフルネス
になる可能性のある=『後期西田哲学の実践論』

9月4日、午後、埼玉県蓮田市で説明会
(宇都宮線、大宮から三つ目)

マインドフルネスには、意識階層のさまざまなレベルを観察するものがあります。 仏教のマインドフルネスは釈尊、初期教団、大乗、中国、日本と 歴史的な変遷を重ねて、日本人にあった深い禅があると仏教研究者や西田幾多郎博士、西田哲学の研究者の見解です。もうこれ以上深い心の(『場所』)はないというところまで進展した禅を論理的に哲学として説明したのが西田幾多郎博士の西田哲学です。

 西田哲学は自己の階層について述べています。 その実践も自己階層によって違ってきます。 日本人が実践し、日本文化の底流にあるものを 鈴木大拙博士は「日本的霊性」と呼びました。 そこへ至る実践、そこからの実践はどうなるのかと、 西田博士が論じた実践論が、最も深いマインドフルネスを 哲学的に論じたものと言えるでしょう。

対象論理的二元観のマインドフルネスのその先まで包含しています。 7月に、『宗教哲学論叢第一輯』(宗教と哲学研究会)が発行されました。 そこに大田は「後期西田哲学の実践論」を寄稿いたしました。

9月4日のマインドフルネスSIMT研究会で抜き刷りを配布し 説明いたします。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/program/a1-tomonokai-saitama.htm
通常は、会員のみの集会ですが、このブログをご覧のかたで 10名様まで、ご都合のつくかたはご参加ください。


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Posted by MF総研/大田 at 13:45 | 新しい心理療法 | この記事のURL