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(93)マインドフルネス瞑想療法士の認定講座 第2回 [2016年07月09日(Sat)]

(93)マインドフルネス瞑想療法士の認定講座 第2回

 今日は、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座の第2回でした。

用いたテキスト

バツ1 (A) テキスト 『人生を生き抜いていく意志作用』

バツ1 (B) テキスト 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』

バツ1 (C) テキスト 『意志作用』

バツ1 (D) テキスト 『心身の健康のための「ゆっくり呼吸法」』

<参考資料>

ハート 『マインドフルメイトの歩み(エビデンス)』佐藤福男、マインドフルメイト

ハート (図)セッション2の参考図(2枚)

ハート 【記録表A】スケジュール表

ハート 脳トレーニング(2)

次の内容でした。

第1 ストレスと心身への影響
第2 「うつ病」は死にたいほどつらい病気 ☆うつ病になると、患者の15%も自殺するという。 脳の広範な領域に変調が起きるからであることを理解しておく。
☆うつ病の薬物療法は、主としてセロトニン神経に作用させる。その仕組みを理解しておく。その限界も理解する。薬物療法だけでは再発する人が多い。

★薬物療法は不十分
加藤忠史氏の著書から、完治は3割、当分新薬は期待できない

第3 自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善のエビデンス
☆SIMT(意志的自己レベル)は、うつ病(非定型うつ病を含む)、不安症/不安障害、PTSD、過食性障害、家族の不和緊張などが改善しています。

☆テキスト(B) 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』
 『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』を出版する前に提供したSIMTの改善例。  開発段階、試験段階に大田が扱った臨床例である。

★「マインドフルメイト」のエビデンス集の紹介
 数年前、マインドフルネス心理相談員、そしてマインドフルネス瞑想療法士になった 佐藤福男さんがグループセッションを行って改善した臨床の事例。

第4 日本的マインドフルネスSIMTの他の領域への応用

第5 呼吸法の生理学
 SIMTと、西田哲学の実践と脳神経生理学との整合性を考慮する。まず、呼吸法がセロトニン神経に影響しているkとを脳神経科学研究成果をみておく。

第6 SIMTの背景にある西田哲学の意志作用
 哲学は、仏教宗派、マインドフルネスの流派でみな違う。自己観も違う。それが違うとマインドフルネスの実践手法も違ってくる。 哲学、手法が違うと、適応症が違ってくる。 (仏教、襌との類似性、相違性は、後で詳細に学習する)

 西田哲学もいくつかのテーマを持ちますが、心理療法や生き方で関係が深いのは、存在論(自己と生きる世界)、認識論、実践論です。西田哲学にもこれがあります。日本人が文化を作ってきた背景にある禅、仏教。その核心を論理的に説明した西田哲学。哲学は自己、世界の根本を解明する学問。

★SIMTは、西田哲学による
 意志的自己レベルのSIMTは、西田哲学の「意志作用」を心理療法化した。また、日本人すべての人の生き方としての「意志作用」のトレーニングになることを目標としたもの。日本の偉大な人たちは、この先の人格的自己の禅を実践した。まずは、意志的自己レベルのSIMTを入門とするが、これでも、観る、考える、行為するという人間の社会的活動のすべてを網羅するので、一生実践する価値がある。専門家のゆきづまり、生命、死を含む問題を持つひとは、叡智的自己、人格的自己の実践をすればよい。

第9 セッションの実習

★セッション2
『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』のp46-47の「第2セッション課題」
 マインドフルネス・自己洞察瞑想法は、みだりに過去や未来にとらわれず<今ここ>を全力で生きる智慧と実践です。 呼吸法で練習して日常生活に及ぼします。感覚や手足の動きに意識を向けながらする。心中に起きる様々な不快な思い、感覚に気づき、観察して受容して、自己の目的(願い)にそった行動をとる。マインドフルネス心理療法は、人の心を探求し、心の病気などを改善する手法 を学びます。支援者も、受講前は、マインドフルネス心理療法の心の使い方 を使っていません。襌と似たような心の実践であり、通常はこれを実践しないからです。これをクライエントに指導するのですから、ご自分がしっかりと実習しておきます。
【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 20:44 | 私たちの心理療法 | この記事のURL