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長期海外派遣の自衛隊員に自殺が多い [2015年06月09日(Tue)]

長期海外派遣の自衛隊員に自殺が多い

 NHKが、長期海外派遣の自衛隊員に自殺が多いという報道をしました。  私は、マインドフルネス心理療法としての自己洞察瞑想療法(SIMT)で、うつ病やPTSDをみてきました。このようなことは、アメリカの海外派遣兵にもおきています。PTSDといわれます。PTSDのつらさに、抑うつ症状がプラスされると自殺が起こりえます。
 この自衛隊の例では、やはり、PTSDと、その症状のつらさとそれがために職務を遂行できなくなったことや家庭の問題が起こり、抑うつ症状を発症して、治らずに自殺に至るのではないでしょうか。
 PTSDやうつ病は、マインドフルネス心理療法のうちでも深いもの、アメリカでも単なるMBSRではなく、さらに工夫をくわえたマインドフルネスや、日本のSIMTでも改善することがあるので、活用していただきたいです。
 日本でも、事故、事件、災害にあった人や災害時に悲惨な土地に派遣された人が同じようにPTSDになる人がいます。早めにケアすれば、自殺を防止できるはずです。
Posted by MF総研/大田 at 21:43 | 災害とストレス | この記事のURL