CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«日本マインドフルライフ協会の拡大定例会(2) | Main | 日本マインドフルライフ協会の拡大定例会(3)»
2013年の自殺者は2万7195人 [2014年01月16日(Thu)]
★宮城県石巻で、うつ・不安障害を治すマインドフルネス心理療法についての実習、講演
 開催決定しました。被災された方、または、被災の有無にかかわらず、石巻周辺でうつ病、不安障害を治 したい方、援助したい方。虐待、がん患者さんの死の不安などにご関心のかたも。
現地の方が動いてくださっているので、石巻の講演は決定。公的施設で3月22日(土曜日午後)に開催します。ご参加なさりたい方は、メールでご連絡ください。参加費は無料。
☆ご希望があれば、岩手、福島でも開催いたします。

2013年の自殺者は2万7195人

 =なお2万5千人以上、多すぎる

 警察庁が2013年に自殺した人の数を発表した。昨年の自殺者数は、2万7195人で、前年より66 3人(2・4%)減った。4年連続の減少で、2年続けて3万人を下回ったが、減少幅は前年(9・1%)より 縮まった。

 次の特徴がある。
  • 13年は70代以上が増加した。
  • 全体の自殺者のうち68・9%が男性。やはり、男性は女性の2倍である。
  • 都道府県別では28道府県で減ったのに、17都府県で増えた。 増えたのは東京や愛知である。
  • 都府県別では、東京の2825人が最多で、大阪1553人、神奈川1532人、埼玉1520人である。
  • 人口10万人当たりの自殺者数を示す「自殺率」が最も高かったのは山梨の30.4で、最も低かっ たのは神奈川の16・9だった。
  • 11月末までの統計で、年齢別では60代が最も多く、約17%を占めた。 原因・動機別(複数計上)では、「健康問題」が1万2609人で最も多く、「経済・生活問題」が4263人 で続いた。
 上流の経済、雇用、法律などの対策がとられると、自殺が減少すると期待されたが、 下流の精神疾患(うつ病、不安障害、過食症、パーソナリティ障害など多数ある)の治療の対策 がとられないと、なお、自殺は2万5千人くらいあるだろうと予測した。
 東日本大震災の前の推測であった。60代が最も多いこと、健康問題が多いことから、昨年の自殺は 、これら経済問題ではない。高齢者のうつ病の対策の欠如、うつ病そのものが治らない、がんなどか らうつ病になり自殺することなどが考えられる。

東日本大震災

 東日本大震災に関連する自殺と判断された人は、2013年には、岩手、福島で増加し、宮城は減少した。 増加したのは、長期の避難生活の影響からうつ病となったとみられる。
 大震災のあとは、10年以上にわたり自殺が増えるという。東日本大震災は、想像を越えた大災害であり、原発による苦悩も続く。このような大災害がなくても、薬物療法で治りにくいうつ病、PTSD、パニック障害があるのに、被災地の方々の苦悩はひどく、心の病気が薬物療法だけで治るのだろうか、心配である。心理療法の対策をすすめてほしい。
 2万7千人。愛する人がうつ病などが治らずに自殺していく。 毎日、70人も自殺する。多すぎる。
 60代、70代の自殺が多い。健康、身体の状況の悪化からのうつ病、そして自殺に至ることが多いのだろう。また、20代から60代も、うつ病、不安障害が治らない人もいる。そうすると 働き盛りであるだけに、苦悩が大きく、抑うつ症状を強めて自殺する人がいる。
 とにかく、うつ病の予防、うつ病を含む精神疾患の治 療の対策が望まれる。

★次の記事が5年ほど前の推測であった。
  • 精神疾患の治療対策がなければ10年後にも自殺者数が2万5千人を下らないのではないかの予測 (2009/9/15)
     「うつ病の治療、薬物療法、心理療法の研究開発、心理療法を提供する人の育成、組織の設置、 国民への助成の対策もきわめて重要。医者の薬物療法で治らない精神疾患(うつ病など)の人の支 援対策がすすんでいない。このままでは、自殺は10年後にもなお、2万5千人くらい残るおそれがある 。 」
  • Posted by MF総研/大田 at 22:01 | 自殺予防対策 | この記事のURL