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専門家たちのエゴイズム [2014年01月11日(Sat)]
★いよいよ、13日、日本マインドフルライフ協会の拡大定例会
 当日でも準会員の登録ができます。

★宮城県石巻で、うつ・不安障害を治すマインドフルネス心理療法についての実習、講演
 企画中です。被災された方、または、被災の有無にかかわらず、石巻周辺でうつ病、不安障害を治 したい方、援助したい方。虐待、がん患者さんの死の不安などにご関心のかたも。
ご参加の希望が多ければ、実現します。メールでご連絡ください。
☆ご希望があれば、岩手、福島でも。

専門家たちのエゴイズム

 =研究者、医師、企業ぐるみのエゴイズムか
 =そういうことをしてはいけないと教えたはずの仏教

 西田幾多郎もV・E・フランクルも人間とは、社会に貢献しようという崇高な価値を求めていく存在だと言います。まさに、その通りに、生きがいを持ちプライドを持って行動していく「専門家」もおられます。  しかし、西田幾多郎が指摘するように専門家にはエゴイズムが働きます。自分の価値を発見できて自信をもって働くのですが、ふみはずして、あるいは、自信過剰、うぬぼれ、油断、過失により、自分や自分の組織の利益をはかり他者や社会の利益を損なう行為をするものです。マインドフルライフでは、こういう心理も、気づき、発動させないように探求するものです。

 3.11の大震災、原発事故関連においても、さまざまな専門家のエゴイズムを感じておられると思い ます。吉田秀和氏の嘆きもあります。精神医療も患者本位でない事例を示す本が出版されています。最近、こんな事件が報道されています。  日本人は、こんなにエゴイズムの人間たちが多いのか、と世界中から信頼をなくしてしまうで しょう。後者は不正ではないようですが、世界の人から信用されなくなりますね 。誠実な研究者、医師、企業のほうが多いのでしょうが、信用されないことがしばらく続きそうです。 国家レベルの大きな損失になります。

 音楽評論家・吉田秀和氏の「日本の国は病んでいる」という言葉が痛いです。  日本には、我利我執、エゴイズムを観察し気づくようにと教えた仏教や哲学があったのですが、下記の参考記事にご紹介したように、仏教や哲学のいいところを失ってしまいました。こういうことは、宗教の有無にかかわらない「良心」ですが、 日本では、こういう良心、哲学を教えなくなりました。こういう良心というのは、宗教としてではなくても、社会の中で生きていく人間として、悪を犯す心理を観察、気づき、無発動にする生活実践が大切です。やはり普段からの繰り返しの洞察実践、マインドフルが必要です。しかし、教えなくなりました。こうして、日本人が捨ててしまって埋没してしまった宝を、欧米の人々が、マインドフルネス、マインドフルライフとして再 発掘しようとしています。日本にあったのに、外国の人から教えてもらうのです。
 臨床試験にたずさわる専門家にマインドフルネスがあれば、こういうことは起 らないのに、皮肉なものです。専門家のエゴイズムの探求は、セラピー(医療、心理療法)の領域ではなくて、西田哲学によれば、叡智的自己レベルの自己洞察法なのです。最も深い自己批判精神を持つ意的叡智的自己の良心の探求です。日本人に、必要なのです。鈴木大拙がいった「日本的霊性」であり、昔からあった深い自己洞察法です。世界に発信できる西田哲学であり、それを何とか現代風にマインドフルライフとして提案したいものです。
(参考)
仏教そして西田哲学は自己のエゴイズムを観よと教えたのに!!
Posted by MF総研/大田 at 12:05 | エゴイズム | この記事のURL