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子どもの「うつ」 [2013年05月30日(Thu)]
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    子どもの「うつ」


    子どもにもうつ病がある・自殺もある

     昨日5月29日、NHKテレビ「あさイチ」(午前8時15分)で、子どもの「うつ」を放送した。 子どもの「うつ」も、 原因となった心理的ストレスをとりのぞくことと、起きてしまった症状を軽くすることが大切。

     子どもにも自殺がある。自殺する場合、子どももうつ病になって い たと考えるのがいいと思う。子どもは、いじめ、学業不振、教師の厳しい叱責、何かの 失 敗・事件、家庭の不和、家族の不幸、家族の厳しい対応、健康問題 、 失恋などで悩むだろう。ひどいと、うつ、うつ病、自殺がある。

    子どもにも抑うつが多い

     小学生、中学生の抑うつ傾向について、いくつかの調査がある。 そ の調査では、5%から20%の抑うつ傾向があるとされている。こ れ では、不登校、自殺が起きる。
     放送で次のデータを紹介した。
    • 中学生4人に一人がうつ傾向が高いことがわかった(2006年厚 労省研究版調べ)。
    • また、北海道の小学生から高校生までの 12.4%がうつ傾向がみられた (北海道大学大学院保健科学研究院傳田健三教授調べ)。

    悩む思考によって脳内に異変

     うつ傾向は、身体の病気から起きることもあるが、一般的には心 理的な悩みで なることが多い。つらい出来事があって、悩む思考を繰返すと、扁 桃体の興奮から副腎皮質からのストレ ス分泌によって前頭前野や帯状回、海馬などが障害されて、思考・ 判断力、生きる希望の低下 などが起きると推測される。もう一つ、扁桃体の興奮が辺縁系に影 響を与えて抑うつ症状などが起きると推測さ れる。
     うつ傾向が深まると「うつ病」になるので、こうした神経生理学 的な回路は当然、子どもにもあるので、子ども にも、うつ病、自殺が起こるということを保護者、教育関係者は理 解 しておくべきである。
     脳内に異変が起きているので、がんばれるはずがない。 原因となっているストレス状況が改善されない限り、悪化していく おそれがある。

    親に相談しないこともある

     死にたくなるのは、うつ病の症状であって、治療すれば、治ると い うことがわかっていれば、自殺は実行しないかもしれない。ただし 、 子どもは、うつ、うつ病ということを知らないので、 親に相談しないかもしれない。うつ病の精神症状としての、無気力 、 人がこわいとか、記憶障害、集中できない、イライラ感などを、病 気(の前段階の異変) であるとは思わずに、自分がおかしな人間になってしまったと悩み 、 治療によって治るとは思えず、親に相談しても治るとは思えず、親 に も相談しないかもしれない。
     私は、40歳のころ、うつ病になったが、大人でもわからなかった。うつ病らしいと自覚したのは、ずいぶん後であった。治療が遅れた。 子どもでは、心の状態や症状を、とても言葉で説明しにくいだろう。だから、発見が遅れる。 かねてから、うつ、うつ病について、家庭や学校でそういう講演、授業を聞いていれば、子どもが「ぼくはあれかも」と言えるかもしれない。まして、親が原因になることもある。これは、親にはいえないが、教師には言えるかもしれない。しかし、打ちあけられrても、保護者のせいであれば、学校側の対応は大変難しい。父兄の集まりで、うつ病についての講演をするのも父兄に注意してもらう機会の一つになる。
     ス トレスが持続するケース(たとえば、いじめ、学業不安、家族の不 和緊張等が持続)では、薬物療 法だけ では効果がうすいだろう。ストレスが持続しているから、薬物の効 果 が及ばない可能性が高い。また、子どもに薬物療法は制限されることになった。
     テレビでも、親の不和が子どものうつの原因になることを紹介した。 両親が不和であったり、暴力をふるうのを見ると、子どもは悩み、うつ、うつ病になることがある。
     自分の子どもや孫が「いじめ」によって自殺したら、その悲しみ 、怒りははかりしれない。 絶対にあってはならないことである。教育関係者は、うつ病をよく理解して ほしい。学校で、年に何回かは、うつ、うつ病についての教育をし てほしい。
     マインドフルネス心理療法は、感覚、思考、感情、欲求、行動について観察し、うつ病、不安障害になるわけ、いじめからの感情、うつ病、自殺、不登校などとの関連を学習するので、「道徳」あたりの授業にとりいれていただきたい。学校関係者が研究していただきたい。 うまくいけば、いじめ、不登校が減少するだろう。
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  • Posted by MF総研/大田 at 05:44 | 子どもの苦悩 | この記事のURL