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思想を実践すべき [2013年03月09日(Sat)]
日本で開発された マインドフルネス心理療法(SIMT)の本が4月に発行になります。
『うつ・不安障害を治すマインドフルネス
  −ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』著者:大田健次郎
欧米の輸 入ではなく、理論は日本人の精神構造を論理的に記述した西田哲学であり、理論も実践も日本人にわかりやすいものとなっていま す。 重症のうつ病、不安障害でも治る人がいます。
患者・家族会(3月24日、4月以降も毎月開催)(解決 に向けて確かな方向を)(あと2,3名です)
マインドフルネス哲学研究会(4月13日)
マインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)研究会 (4月20日)
専 門家の育成講座・マインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT) ( 次回は、3月16日)
心の健 康クラブ(うつ病・認知症の予防、自己実現)(5箇所で毎月 )

思想を実践すべき

 オーストリアの精神医学者、 フランクル は、ロゴセラピー(RT:意味の精神療法)を提唱した。かれは 、限界状況の苦悩の人には、宗教的救済も 意味があるという、そういう哲学、思想を持 っていた。また、彼の精神療法には、自己存在に関する哲学がある。ターミナルケアや がんや不治の病 気の人の援助には、哲学や思想が重要である。
 彼には、思想、哲 学があった。 一部を次に述べた。彼の哲学は、(現代仏教からは失われた)仏教の深い哲学、西田哲 学と同様の哲学があった。  フランクルのロゴセラピーは、哲学の精神療法化である。彼の生き方は、彼の哲学の 実践である。
 アウシュヴィッツの収容所に送られた時、「思想を実践せよ」という啓示のようなも のを感じた。
 「この「一致」を私はどのように解釈すべきだったのでしょうか。 それは、私の思想 を単なる机上のこととするのではなく、それを実際に実践せよという 要求として解釈す る他はありませんでした。」(B,32)

 「このような極端に 過酷な状況における究極的な問いは、生きることの意味とさらに は死ぬことの意味の弁 明に向けられていたのです。毅然として死地に赴き、死んでいく ためにも、人間はその ことについて納得したいと思っていたのです。重要なのは、むし ろ「まず哲学し、次に 死ぬ」ことだったのです。」(B194)

 日本の仏教は、机上論と哲学のない宗教的行為になり、実践的哲学を失ったので、一 般の人をひきつけなくなったのである。哲学は、人間の生き方の方向を示す羅針盤、智 慧、哲学、人間・自己の思想である。自分の問題の解決になるという「納得」がないと、智慧のない実践はどこへいくかわからない。だか ら、一般人で、現実の生活の中で仏教を実践する人はほとんどいない。 マインドフルネスは、仏教の失敗に学び、哲学を持っている。欧米のマインドフルネ ス心理療法者の場合、行動分析の哲学、東洋の哲学、弁証法などと言っている。 マインドフルネスは、現代人の心の病気、そのほかの苦悩の解決の哲学と実践を持って いる。なぜ、苦悩があるのか、苦悩する自分は何か、どうすれば克服できるのかの理論 、実際にはどうすればいいのかの治療法の哲学である。
    (A)フランクル『意味による癒し』春秋社
    (B)フランクル『意味への意志』春秋社

フランクルのこと
Posted by MF総研/大田 at 20:41 | マインドフルネス心理療法 | この記事のURL