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生きがい(価値・願い)を確認 [2013年02月26日(Tue)]
マインドフルネスの課題を始めた人は、治って「こうしたい」という夢、希望を捨てずに、毎日、課題を実践していただきたいです。毎日の実践が、脳内に変化をもたらします。症状や問題行動が変化してきます。

生きがい(価値・願い)を確認

 マインドフルネスの 自己洞察瞑想療法(SIMT)ではクライエントの生きがい(価値・願い)を確認していた だく。7つに分類した。心の病気を治すために、生きがいを確認し ていただく。さもないと、面倒な課題を実行する動機付けがないか らである。
 「価値」とは、自分が病気でなければ実現したい願いです。それ は、たとえ病気が完治しなくても、「こういうことができる自分で ありたい」「病気や障害があってもこういう人生を送りたい」とい う希望でもあります。」(詳細は、 2013年4月、出版の著書のセッション4)

 人間は、何かの願い・価値を求めて、つらいことでも生きぬいて いく存在である。価値、生きがい、生きる意味を失えば、無気力、ひきこもり、 自殺が起き る。
 7つの価値のどれかを強くもてるひとは、SIMTの課題を実践し続 けて脱落しない。それで、治る症状は治るし、治らない苦痛は受容 して生きていく心が成長する。すなわち7番目の【精神面の成長】 が著しい。生きがいをもてない人は、課題を始めても、まもなく、 脱落する。また、回避、逃避である。 現実の社会は、そんな課題よりも、もっと、つらいのに。
 この価値は、SIMTの課題を実践して病気が改善するにつれて変化 することも多い。絶望とあきらめていたことを、人生の目標として設定して チヤレンジしたいという 変化がある。年代によっても変化する。子どもが自立すると、子育 ては生きがいではなくなる。仕事が一番の目標としていたのに、途中で、 うつ病、不安障害などになり挫折すると、7番目も重要な価値だと発見 する人もいる。
 定年になると、仕事は生きがいでなくなる。 趣味、社会活動は、病気になると、生きがいのリストからはずすこ とになる。生きがいを失って、自殺も起きる。60歳以上の自殺が 多いのは、6つの生きがいの喪失、7つ目の価値【精神面の成長】 を持たないためであるともいえるかもしれない。 高齢になるほど、 【精神面の成長】が重要と考えるかもしれない。死期のせまってい るのを感じる人は、これだけが前面に浮上するかもしれない。
 SIMTは、この【精神面の成長】が、すべての年代の人、他の6つ の領域を重視する人においても、それを実現できるように、同時に 遂行されて、並列して、重要であることを理解していただけるよう にするものと言えるだろう。6つの領域においても、思いがけない つらい出来事、ストレスがあり、うつ病、不安障害、依存症などに なるおそれがあるからである。生きがいを見失い、非行犯罪を犯す 誘惑にかられるかもしれないからである。
7つの価値
1)【家族・子育て】「現在の家族の平和を維持したい」「家族と平 和に暮らせるようになりたい」「家庭を破壊したくない」「家族の 不和を解決したい」「子どもをうまく育てたい」「虐待しそうであ るがしたくない」
2)【結婚・恋愛】「現在の結婚生活を維持したい」「結婚したい」 「離婚したい」
3)【対人関係】「今の友人関係を続けたい」「友人が欲しい」
4)【仕事・家事】「今の仕事を続けたい」「職場に復帰したい」「 仕事に復帰できなくても、家事ができ、買い物に行けるようになり たい」
5)【教育】「不登校を解消したい」「進学したい」「勉強を続けた い」
6)【趣味・社会活動】 「この趣味や活動に生きがいがある、これを続けたい」 「ひきこもりを解消したい」「社会に出られ るようになりたい」「他者の苦悩解決を支援する活動に従事したい 」「ボランティア活動、社会貢献活動をしたい」
7)【精神面の成長】「自分をよく知りたい」「自己評価を高めたい 」「苦悩解決のために自信をつけたい」「再発しないための自信を つけたい」「生死観を確立したい」「病気(がんなど)がありなが らも強く生きていきたい」「自己存在の意味について知りたい」 「生きるとは何か、 死とは何か」


Posted by MF総研/大田 at 08:25 | 私たちの心理療法 | この記事のURL