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日本文化に流れるマインドフルネス [2012年09月10日(Mon)]

日本文化に流れるマインドフルネス
 =マインドフルネスを唱え、マインドフルに生きた人々

 自己洞察瞑想療法(SIMT)は、襌や西田哲学を参考にして開発した 生き方、それによる心理療法です。襌や西田哲学にマインドフルネス、アクセプタンスの側面があります。従って、 日本文化の底には、マインドフルネスが流れています。自己は自然と一体、自他不二 、無我から新しい自己に生きる、というような精神です。自他不二から慈悲、他者の支援が出てきます。
 日本的霊性を探求し自覚した人々、日本的なマインドフルネス(無我の精神で新しい自己にめざめて個性を発揮して 生きる)を唱え、生きた人には次のような人がおられます。もっとおられるのです。

 世阿弥、芭蕉、利休、親鸞、道元、良寛、夏目漱石、田中正造、田宮虎彦、岡本かの子、川端康成、志賀直哉、遠藤周作、武者小路実篤、宮沢賢治、平塚らいてふ、永井隆、神谷美恵子、森田正馬、金子みすず、 高橋新吉、永田耕衣、片岡仁志、河井寛次郎、東山魁夷、高山辰雄、西田幾多郎、久松真一、西谷啓治、井筒俊彦など。

 日本には、マインドフルに生きた人が多くいます。 それが昔から日本人の普通だったのでしょう。鈴木大拙が「日本的霊性」と呼んだものです 。西田幾多郎は、特に、親鸞と道元にそれをみています。マインドフルネスが世界中 に普及しはじめたので、元祖である日本の こうした人の背景にある思想(マインドフルネス、無我、自他不二など)をまとめた いというのも、研究課題にあるのですが、優先順位を一番最後にしてあります。時間がなく多分 実現しないでしょう。
 この人たちは、苦脳がありながらも受容して、マインドフルで喜びに生きる精神を教えている と思います。今の日本は、マインドフルで苦悩から脱出して生きる精神が 必要であると思います。さまざまな問題で苦しみ、精神疾患で苦しむ人、追い込まれ て虐待暴力をふるう人、自殺が先進国で最悪の日本です。若い人の自殺が増えていま す。人格をしいたげられるような環境になっているのでしょう。人を苦悩に追い込む 人もいます。いじめ、パワハラ、セクハラ、いやがらせ、・・・。これは、非マイン ドフルネスです、反慈悲、権力の横暴です。世界で、マインドフルネスがブームになって、日本伝統のマインド フルネスが再認識されればいいのですが。
 まず、苦悩から脱出する。そして他者に喜びを伝える。日本の仏教もこうした二段 階になっているようです。鈴木大拙が「日本的霊性」というように、元来、日本の仏 教はマインドフルネスなのでしょう。心の病気から脱出するところ、意志的自己まで は、精神療法、心理療法ですが、その先は、芸術、スポーツ、産業、科学、 そして宗教の段 階と同じようになりそうです。

Posted by MF総研/大田 at 07:23 | 今ここに生きる | この記事のURL