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1カ所で、これだけ多くの人を支援できる [2012年07月07日(Sat)]
1カ所で、これだけ多くの人を支援できる

 毎週3時間くらいマインドフルネス心理療法のスキルを持つ人が 何人かいれば、相当な数の支援ができます。
 うつ病、自殺念慮、パニック障害などの改善支援は、6〜12カ月 の課題実践で 軽快に至ります。 6カ月と仮定しますと、毎月2回、6カ月のカウンセリングならば、 12回です。一人のクライアント(患者)に、12回、応対します。 一人のカウンセラーが毎回3時間(月6時間)の活動をするならば、 年間2人をカウンセリング(一人6か月)できます。
 そのようなカウンセラー(月6時間)が10人いれば、20人の患 者さんをカウンセリングできます。20人の自殺を防止できるならば 、大変に貴重な 支援組織ではありませんか。それが、30の都道府県にあれば、60 0人の自殺を防止できます。もし、もう少し多く活動できて、一人の スタッフが月4回(毎回3時間)カウンセリングできれば、1200 人の自殺を防止できます。
 グループ・セッションでおこなえば、少数のスタッフで、もっと多 数を支援できます。
 一人のカウンセラーが、毎月2回、グループセッションで支援すれ ば、半年で10人くらいできるでしょう。1年で20人。5年で、1 00人支援できます。5人のカウンセラーがいれば、1年で100人 、5年で、500人支援できます。
 47都道府県に1か所あれば、一人のカウンセラーでも、1県1年 で20人、全国で940人です。2人のカウンセラーならば、 年に1880人です。

支援者の育成も
 読書で得た知識ではなく、行動によって体得するのが、欧米の、そして日本のマインドフルネス、アクセプタンスです。実際に使ってみて、さまざまなことを体験します。言葉で書かれていない実践的スキルを身につけていきます。 臨床体験を、2、3年かさねると、本から得た知識(認知レベル)ではない実践的ス キル(意志作用レベル、直観レベル)が体得されるので、迷うことなく自信を持って、他の支援者を育成できます。そうなると、そ の地域に、うつ病などを積極的に改善支援するスキルを持つ人が急速 に増えます。さまざまな領域に貢献できます。
 はじめは、「たった一人」からです。たった一人でも、その県にスキルを持つ人が現れると、数年間のうちに、その人が、その県内に、多くの人を育成できます。そうなると、その県の数百人のクライエントの方の支援ができます。さまざまな領域の専門家が、その領域に活用できます。医療、セラピーに限りません。

支援者の支援者の育成も

 一人でもいれば、周辺に、あるいは、遠隔地に支援のスキルを移転できるので、 支援者を育成できる、専門家の育成者も、県に一人は必要です。「マインドフルネス研究会」を発足させたのは、その意味もあります。さまざまな意識作用の表面の対象をみて苦しみ続けずに、深く自己の奥に意識を向けて、苦脳の根源や自己の人格の根源を探求していく手法が、マインドフルネス、アクセプタンスです。そういう手法は体験者でないと支援者を育成することが難しいです。 臨床に使うためには、うつ病ならうつ病の、ある領域ならその領域の深い知識も必要です。 日本で、一向に本格的にうつ病を治すほどのスキルを育成するところができないのは、そういう特徴のためでしょう。このような実践的な体験型の手法をよく実践できる専門家の育成も大切です。
 埼玉での、マインドフルネス心理療法(SIMT)の育成講座の募集を開始しました。 講座に出るだけで習得できるのではなく、期間中に、毎日実践して体得されるスキルなのだと理解なさった人は、受講なさってください。講座に出席するだけでは、思考レベルですから、決して習得されません。実際の臨床への自信と意欲が生まれません。行動レベル、意志作用レベルの行動的スキルです。
Posted by MF総研/大田 at 06:59 | 自殺防止対策 | この記事のURL