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自己成長、自己実現の領域のマインドフルネス [2012年05月17日(Thu)]
◆非定型うつ病はこんな病気
◆非定型うつ病はマイン ドフルネス心理療法(SIMT)ではこうして治す
◆非定型うつ病はマイン ドフルネス心理療法(SIMT)で治るわけ
◆マインドフルネス心理療法(SIMT)の自習本を出版します
◆マインドフルネス研究会(7月14 日)

自己洞察瞑想療法(SIMT)の入門(10)
 =マインドフルネス心理療法の一種
 =日本で開発された
 =西田哲学に基づく

自己成長、自己実現の領域

 もっと深い問題もあります。多くの人、専門家も意志的自己の反応をしています。働いてはいる、役割も果たしている、名声も得た。しかし、なお、満足で きないことが起こります。つきすすんできたけれど、自分の人生はこれでいいのだろうか、自分とは何だろうか、いきがいがない、価値のない自分、虚飾の名声を得た自分、否定するしかない自分など 対象的な個別問題ではなく、問題を感じる自己存在そのものの葛藤です。 それまで活躍していて幸福そうであった人が 熟年離婚となる、肩書きが通用しない近所の人たちとの交際になる、それをしなければ孤独となる、介護状態になる、がんなどの病気になる、もう従来の活動はできない、そういう時に、自己存在の葛藤が出てきます。死の問題も、浅いM&Aである意志的自己ではすまない問題です。がんと宣告されてからの自己実現の生き方ということも、自己存在の消滅の葛藤をかかえながらの深刻な生き方になります。とても、表面的M&Aでは満足されないでしょう。
 意志的自己の問題は、なお対象的なことです。深い問題は、自己自身、自己存在の問題です。 自己成長、自己実現のために、もっと深い自己を探求しないと満足できないのです。成功していた人が、壁につきあたった時に、克服していく道です。自己洞察瞑想療法(SIMT:Self Insight Meditation Therapy)を含み、それを越えたM&Aの全体を自己洞察瞑想法(SIMT:Self Insight Meditation Technology)と呼び、その体系化、実践方法を参加者のみなさと試行錯誤しながら文書化していこうとしています。それを「マインドフルネス研究会」で探求していきます。西田哲学の実践的解読研究と瞑想実践で確認していきます。

すべての自己レベルのM&Aを体系化

 羅針盤は、西田哲学、道元などの襌、鈴木襌学などがあります。それらを、一般の人が実践できるように体系化できないものかという方向です。粗い素案があります。これを実践していきながら、多くの人が理解し実践できるような詳細な文書化、支援者の成長をはかりたいというのが夢です。日本でのM&Aの究極の目標は、鈴木大拙のいう超個の人(超個にうらづけられた個人)、西田幾多郎のいう人格的自己(歴史的自己=絶対無に裏付けられた個人)ではなかろうかと思います。無我の人格です。自己が世界となる、創造的世界の創造的要素となることです。宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」というのと同調します。 (→こちら)
 世界(日本の東北の)の創造的世界の創造的要素であるならば、その一角が苦しんでいるのであれば、自分の心が苦しむというのでしょう。世界(日本、東北)が苦脳していると自己が苦しい。 自他不二はそういうことです。自分だけ幸福であればいいというのではない方向です。日本的霊性はこういう崇高な哲学のようです。二元観の欧米にない、日本独特の哲学のようです。鎌倉時代以前にもあったようですが、鎌倉時代に鮮明になったのです(鈴木大拙)。
 人格的自己(歴史的自己)は、西田幾多郎の論文「叡智的世界」「場所的論理と宗教的世界観」などに記述されています。
 意志的自己レベルのTherapyとしての手法の体系化も、参加してくださったみなさんとの相互交流でだんだん詳細なものになっていきました。 絶対無、超個に裏づけられた人格的自己、超個の人に至ることはとても難しいかもしれないし、簡単かもしれません。学問がないとされた妙好人といわれた人に体得されているといいます。これは、鈴木大拙の「日本的霊性」(角川文庫)に詳細に記述されています。
 こうした、日本的なM&Aは、ほかの東洋的哲学を含む仏教を根拠にすることもできるでしょう。インド仏教、唯識、華厳、中国襌などがあります。しかし、民衆化できずに実践は、その地区でさえも、滅んでしまいました。日本でも大衆化されませんでした。

Posted by MF総研/大田 at 06:55 | マインドフルネス心理療法 | この記事のURL