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深いM&Aは誰が開発するのか [2012年04月19日(Thu)]

深いM&Aは誰が開発するのか

 今、世界中で、注目されているマインドフルネス、アクセプタンス(M&A)とは、つらいこと、不快なことを受容して、自己形成、自己実現を達成しようという意味がある。その不快事象、自己形成には、深いものがあることを仏教や西田哲学が指摘してきたのである。社会問題への適用がされなかったが、封建社会などの時代が一般国民に仏教による深い探求を許さなかった。 しかし、今や、東洋にあったM&Aを欧米の人が、活用しだした。それでも、元来、東洋哲学だから、日本に深い自己探求の哲学がある。
 人の受容できないことには、さまざまなレベルがある。成功していたかに見える専門家でさえも受容できない苦脳が起こる。善意でも他者にレベルの浅い支援を続けることで改善せず、自立できず苦脳を長引かせて結果的に受容できないことをしてしまう。仏教が探求した「苦」は浅いレベルから深いレベルまである。だから、M&Aは、判断的自己レベル、知的自己レベル、意志的自己レベルから叡智的自己、人格的自己レベルまである。 日本人ならば、そういうM&Aを作って、日本の社会問題を解決し、世界に発信していけばいい。 埋もれているが、あることはわかっている。まだ発掘されていない。東洋哲学が、M&Aになりうることを欧米の人が気づいた。深い苦脳があるので、第4世代にもはいっていくだろう。 第1世代は「行動」、第2世代は「認知」(思考)、第3世代は今ブームのもの、メタ認知に相当する「意志作用」であるがM&Aを中核にすえたのが特徴、第4世代は、「行為的直観」を活用したM&Aになるだろう。自己存在そのものに苦脳する人が多いから、第3世代のM&Aでは解決できないことが多いことにすぐ気がつくだろう。
 深いM&Aの開発を誰がするのか。やはり、欧米のM&Aの研究者なのか。

<連続記事・目次>種々のマインドフルネス&アクセプタンス
Posted by MF総研/大田 at 07:48 | マインドフルネス心理療法 | この記事のURL