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マインドフルネスの構造 [2012年03月03日(Sat)]
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マインドフルネスの構造



 マインドフルネス、アクセプタンスの手法は多くの人が推進していますが、図のような構造があ

るようです。元来、これは、仏教や禅にあったものと言われています。
それは、仏教の哲学、禅の哲学が背景にあるわけです。たとえば、
坐禅にはマインドフルネスとアクセプタンスの要素があります。それを欧米の人が参考にしたわけ

です。
哲学とは、自己、世界とは何か、苦、生とは死とは何かなどが多くの人の関心事です。

 ただし、背景の哲学が違うと、マインドフルネスとアクセプタンスの意味が違ってくるでしょう

。具体的な技法も違ってきます。だから、適用領域が違ってくるでしょう。
 もし、背景に哲学がないというなら、形式的な技法になります。適用領域が限定されるでしょう

。でも、私は、上記4つには、背景にそれぞれ哲学を参考にした独自の哲学があると思います。
そうして、哲学と、アクセプタンス、マインドフルネスの手法を提案しています。
SIMTの場合、その基本的な手法に精神医学の知識を加えて、治療スキルをプラスしたもので、心理

療法となっています。SIMTの基本的な手法に、社会の色々な分野の知識、技能をプラスすると、そ

の領域における独特のメンタルな側面を向上させた自己成長、自己実現のプログラムを開発できる

と思います。


 私は、SIMTを、精神疾患の治療と精神疾患の予防、自殺防止などの問題に適用しています。しか

し、SIMTは、この領域に留まらず、広い領域に適用できます。深い人間探求、西田哲学を参照して

これに近いものを自己、世界としていますから。禅と似たかなり深いものを自己としています。日

本人に広くみられる自他不二の哲学です。自己を脱落すれば客観、他、世界が自己となる、主観的

、独断的、自己中心的な自我を抑制して世界の立場で見ようということです。他のマインドフルネ

スの手法にもそういう要素があると思います。さもないと、何も新しくありません。形式的なマイ

ンドフルネス、アクセプタンスならば、反社会的カルトにもあります。根底の哲学が何をめざして

いるのかが極めて重要です。






  • SIMT=自己洞察瞑想療法
  • ACT=アクセプタンス・コミットメント・セラピー
  • DBT=弁証法的行動療法
  • MBSR=マインドフルネス・ストレス緩和プログラム

Posted by MF総研/大田 at 19:52 | 新しい心理療法 | この記事のURL