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助かった命がなぜ(7) [2011年12月01日(Thu)]

NHKスペシャル 東日本大震災
 =助かった命がなぜ(7)

 東日本大震災で生き残った人に、自殺があいついでいる。一見、孤立していない人(家族がいる人も )も自殺している。 11月20日(日)、NHKテレビが報道しました。
 家族と同居しても自殺、5年以上たっても自殺が起きる。

 被災者の自殺を防ぐには、どうすればいいのか、 支援者は、「生活再建」と「思いを聞ききる」ことが大切という。NPOによるパーソナルサポートと 被災者同志のささえあいが紹介された。NHKの報道内容を見て、心の病気、自殺を減少させるのに、 まだ考えられる方法を提案したい。 20年近く、うつ病の方などと接してきて、一定の効果がみられるマインドフルネス心理療法(SIMT)としてまとめた私どもは、いくつかの提案をしたい。
  • 提案1)うつ病、PTSDなどが薬物療法などで治りにくい人の治療支援
  • 提案2)うつ病の予防
  • 提案3)生活不活発病、要介護状態への予防
 これらはみな、数年から10年の長期間の支援が必要であるから、他の地区から来るボランティアで はなくて、被災地に住む専門家(医師、看護師など)と住民のかたがやっていただけないかと思う。

提案2)うつ病の予防,不安過敏から不安障害の予防

 被災された方にはうつ病になる方が多いのがわかっています。うつには前駆症状(眠れない、意欲が ない、ふさぎこむことが多いなど)現れるので、重症化しないように助言して、心の健康体操をしてい ただく。予防のトレーニングは、治すよりも簡単に習得できるスキルで支援できます。 週のうち何日かあつまれる場所で、いっしょに色々な健康体操プログラムを行うといいです。 仮設住宅などにひきこもる時間が多いと、考え込んで、うつ病になりやすいです。一日のうち、何時間 か、集まって、心の健康体操をすることをおすすめします。うつ病になり、自殺されるのでは悲しいで す。遠く離れた場所に住む人もいるでしょうが、送迎バスを出していただきたい。
 今、高齢者福祉施設で、呼吸法、脳トレーニング、介護予防をかねたリズム運動などをおこなってい ますが、リスクが高い状況ではないので、時間が短いです。被災地では、うつ、PTSD,自殺のリスクが たかいので、心の健康のやさしい勉強や他のプログラムも加えて、拡張して毎日2ー5時間提供すると いいです。 つらいことが多いので、長い時間かけるのがいいと思います。
 インストラクター(心の健康体操指導員)になるには、治すほどのマインドフルネス心理療法(SIMT) の理論的なスキルは必要がありませんが、脳トレーニングや体操などの実技指導、他人の面倒見ること の好きな人が向いています。2,3人いると、交代で担当できます。
 うつ病やPTSDの重い人がみつかれば、治すスキルのある指導員の治療プログラムに参加してもらいま す。精神科医と連絡をとりあいます。

子どもの不安過敏のケア

 小中学生が不安過敏になっているのであれば、将来、PTSD,パニック障害、そしてうつ病になるおそれがあるので、今から、予防的訓練をしていただくことを希望します。マインドフルネス、アクセプタンスは、予防的に実行できます。先生、スクールカウンセラー、地域のボランティアなどができないでしょうか。

(続)
NHK スペシャル 助かった命がなぜ NHKの放送を見て提案 被災地の心のケア
Posted by MF総研/大田 at 18:15 | 災害とストレス | この記事のURL