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助かった命がなぜ(4) [2011年11月21日(Mon)]

NHKスペシャル 東日本大震災
 =助かった命がなぜ(4)

 東日本大震災で生き残った人に、自殺があいついでいる。一見、孤立していない人(家族がいる人も)も自殺している。 11月20日(日)、NHKテレビが報道しました。

 被災者の自殺を防ぐには、どうすればいいのか、中越地震の場合にヒントを求めて、記者は新潟に行く。 新潟こころのケアセンターのかたのお話を紹介。震災後7年、ケアしてきた方で、今年、被災地における自殺の分析の報告書を発行された。この7年で自殺されたうち、関係者の協力を得られた31人の分析である。
 家族と同居していての自殺が93%。震災後5年以上の自殺が半数近く(45%)あった。
 その方の指摘も、喪失体験に気づくことの大切さだった。喪失体験は主観的、個人で違う。「生活再建」と「思いを聞ききる」ことが大切という。(以上がテレビ報道)

 こうした過去の経験からわかることは、 家族と同居していた人でも自殺することだ。つまり、家族にさえも自殺をくいとめにくいこと。 喪失体験は同居の家族にはわかっているだろう。それでも自殺をとめられない。うつが深まった場合、家族には回復させるスキルがないためではないだろうか。 被災者に限らず、専門家の治療中(薬物療法だけが多い)であってさえも自殺されていることも多く、うつが深い場合は家族にも自殺をくいとめることが難しい。家族でさえもケアできなくなっている被災者の苦悩を聞ききることが大切。そこで熟練した支援者が、被災者の喪失体験を聞き取ることが大切。そして、どうしたら自殺を思いとどまる支援ができるだろうか。
 被災地では、5年以上経過してからも自殺が多いことは注目すべきだ。1、2年で心のケア対策をやめてはいけないのだ。5年10年、うつ、PTSDの改善、自殺防止のケアが必要なのだ。

 具体的に、どうしたらいいのか、テレビは2つの支援例を紹介した。

(続く) 
NHK スペシャル 助かった命がなぜ NHKの放送を見て提案 被災地の心のケア
Posted by MF総研/大田 at 17:59 | 災害とストレス | この記事のURL