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フラッシュバックなどが改善する [2011年08月23日(Tue)]

心的外傷後ストレス障害や非定型うつ病
 =フラッシュバックなどが改善するわけ(3)

 PTSDや非定型うつ病にフラッシュバック、悪夢の症状がみられます。 EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)で改善することが知られていますが、マインドフルネス心理療法でも改善します。マインドフルネスの手法による自己 洞察瞑想療法(SIMT)によるデータを掲載します。
 標準的な自己洞察瞑想療法(SIMT)(セッション1から)を半年ほど実施した時と、さらに 半年から1年のグループ・セッションを続けた人の主観的な改善評価点数の推移です。
    月1回のクラスならば、半年経過ではセッション5−7です。 月2回のクラスならば、セッション10から12になっています。セッション10まで学習したら、あとは、セッション10の課題をずっと続けます。乗り物の回避などのエクスポージャー法、過食、暴言など非機能的行為の繰り延べ、抑制法などにチャレンジします。月1でも、月2でも、ほとんど同じような改善傾向です。つまり、セッション1−6までにも、全体に習得すべき基本的な技法が含まれているためと思われます。一つの課題は、他と全く別物ではなくて、相互に関係しあっています。一つは他を含みます。そのような手法です。
  こちらのグラフは、フラッシュバックや悪夢のあった人についての、実際データです。これらの事例では、 苦痛が軽くなっています。半年でかなり改善するので、半年、マインドフルネス心理療法を教育すればいいことになるようです。鉛様麻痺感、パニック発作も半年でかなり改善します。 半年、カウンセリングを受けて、あとは自主的に行う方式を広めていけばいいのではないでしょうか。そういう方針で活動しています。カウンセラーになる希望者も、半年で真剣に実習、習得していただきたいと思います。種々の実技、自分の探求を深めていく実践がありますので、1回では無理です。
 無論、クライエントのすべてが改善するわけではありません。グループ・セッションですから、ついていけない人もいます。このグラフの事例はみな、10人ほどのグループ・セッション(月1回)に参加した例です。回数をふやすとか、個別指導で提供すれば、脱落が少なくなるでしょうが、費用や時間の都合で、グループ・セッションで行うことが多いです。これらは、グループ・セッションのみの事例です。
 日本で開発されたマインドフルネス心理療法の一つ、自己洞察瞑想療法(SIMT)でも、フラッシュバックが軽くなることのデータです。この心理療法で、なぜ、不快な想起、フラッシュバックが起こらなくなるのでしょうか。EMDRでも、SIMTでも改善するのですから、共通の脳神経生理学的な仕組みがあるのでしょう。
(続く)

Posted by MF総研/大田 at 19:53 | 私たちの心理療法 | この記事のURL