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震災 遠くても深い心の傷 [2011年08月17日(Wed)]

震災 遠くても深い心の傷

 朝日新聞(8月17日)に「震災 遠くても深い心の傷」という記事がありました。 東日本大震災から5か月ですが、被災地から遠く離れた埼玉県や筑波などで精神的不安、不 眠や動悸を訴える患者がふえているという。余震や原発放射能の不安で、まだこういう心の 問題を起こすひとがふえそうだという。
 私がおあいしている方も、東日本大震災のために、一時期、症状が悪化した人がおられる。遠く離れているのに、そして、家族や住居の被害があったわけではないのに悪化している。これでは、被災地の方で、大きな被害を受けて、うつ病、不安障害の方はどうしておられるのだろう。余震は強いし、原発の不安も大きく長い。できれば、もう、うつ病、不安障害、不眠、自律神経系の失調症などの予防のプログラムを開始したほうがいい。
 記事によれば、被災地の人々のうつ病の増加はこれからであるという。 防衛医大の野村副院長の話し。
     「「今はまだ国民全体の気持ちが張りつめているが、あと半年も経てば緊張感が解けてい く。そのときが1番、うつになりやすい」と警鐘を鳴らす。」
 うつ病にならないように、予防的な心のトレーニングをした方がいいものの、まだ、そういうこ とを気配りする余裕はないかもしれない。市役所の職員が疲弊なさっているという。 とても、心の病気の予防対策には手がまわらないようだ。避難所から仮設住宅に移ってから、孤独で悩み、うつになりそうだ。 野村さんが予想されるように、来年、うつ病の人が増加するだろう。 薬物療法だけでは治りにくい人もでてくる。そういう人を支援できる人を育成したい。 マインドフルネス心理療法でうつ病を治すスキルを習得したいという希望者が多いところで 講座を開催するつもりだ。現地の受け入れ先があれば、助成金を出したり、人的な支援をしてくれるところもある 。うつ病治療、自殺予防の計画を立てていただきたい。うつ病やPTSDを治すには、相当、長期間のカウンセリングが必要になる。 心の病気の問題は微妙で、患者さんは不安で、長い支援が必要であるから、現地の方が重要な役割を持たないと、うまくいきません。
Posted by MF総研/大田 at 20:43 | 災害とストレス | この記事のURL