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呼吸法の時間(2) [2011年08月10日(Wed)]

呼吸法の時間(2)

今は30分できなくても治る

 呼吸法(同時に自己洞察を入れる)が自己洞察瞑想療法(SIMT)には、最も効果的な薬です 。薬には分量があるように、呼吸法も分量が必要です。 脳神経生理学的な変化を起こすためです。うつ病や不安障害、依存症には、前頭前野、HPA系(視床下部ー下垂体ー副腎皮質)、扁桃体、自律神経、睡眠・鉛様麻痺感・抑うつ症状などを起す部位などに変調が起きて症状となって現われるのですから。
 30分できる人は改善する可能性がありますが、今、SIMTを半年、1年実践している人で 、30分できない人は改善の可能性はないでしょうか。 いいえ、そうは思いません。過去は問題ではない、今しかない、というのがSIMTの哲学であ り、脳神経生理学的な特徴からも言えます。ある時から、十分な量の薬を服用すれば、改善 効果がめきめきと出てくるはずです。
 SIMTを始めて、長くたって、やめたら治りにくいでしょう。しかし、 10分から20分くらいの呼吸法を1年、2年やって、治すことをあきらめずに、続けてい ると、ある時から、問題の脳神経の部位が活性化して30分できるときがくるかもしれませ ん。そうなると、その時から回復が急速になります。こういう事例は、私が知る人にはごく 少数です。なぜなら、1年ほどたっても改善しない人は、カウンセリングにおいでにならなくなり、その後、続けて治ったのかどうか情報がわからないからです。 でも、ごく少数、近況を教えてくださる人がいます。長期間たってから急速に改善する人が います。絶望せず、治りたいという願いを持ち続け、できるかぎり10分でも実行する人です。 それが日常生活にも影響して、やがて30分くらいできる時が来ると思います。
 過去を思わず、今ここしかないと心得て、自己を嫌悪(思考作用の内容に過ぎない)せず 、願いを持ち続ける人はすでに救済されているのでしょう。

過去はなく、いつも今

 過去はない、いつも今、初心。今から、半年後には、30分できるようになるぞという決意はいつでも起こすことができます。ゆっくりと2,3年かけてもよし、猛烈にファイトを起し、毎日、1,2時間やって、半年で治してもよいのです。私は25年前に、うつ病になった経験がありますが、私の場合は、平日は1時間(勤務しながらだったから時間をとれなくて)、土、日曜は、2,3時間やったと思います。当時は、うつ病と呼吸法についての脳神経生理学的な影響はわかっていませんでしたが、それで治りそうな予感がありました。悲観的なことの思考がうつ病を作るような気がしていました。それで、徹底的な思考抑制、徹底的な思考解放を決意し、実行したのです。今では、哲学的(心理学的)にも、脳神経生理学的にも効果がわかってきましたが。
 薬物療法を開始したらすぐに呼吸法を開始したほうがいいと私は思います。
Posted by MF総研/大田 at 19:02 | 私たちの心理療法 | この記事のURL