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被災3県3万人健康調査 避難生活の影響10年間追跡 [2011年06月15日(Wed)]

被災3県3万人健康調査 避難生活の影響10年間追跡

 東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県の被災者3万人を対象に厚 生労働省が継続的な健康調査を近く始めるという。 asahi.com
 うつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)など精神状態 も調べるという。それならば、このデータは公表されるはずだから、 私どもは、そういう人が多いところで、相談、カウンセリングを行うでしょう。薬物療法で治りにくくて苦しむ人がある割合で出るのは確実でしょうから。
 特に、PTSDは、第二世代の認知療法でも限界があるといわれていますから。(編集、外傷ストレス関連障害に関する研究会金義春氏『心的トラウマの理解とケア』発行所、じほう、39ページ)
 PTSDは、認知に関わりなくフラッシュバックや悪夢、過覚醒の症状が起きるし、 認知を変えなさいという手法が、患者さんへの非難という形になりやすいことなどだそうです。

カウンセリングも難しい

 話を聴くカウンセリングも難しいです。語ることが、フラッシュバックを起こすおそれがあるからです。フラッシュバックが起きた時に対処できるスキルを持つカウンセラーでないと対処が難しいです。
 PTSDには、さらに工夫された心理療法が必要であるといっています。
 マインドフルネス心理療法は、思い出や、つらい症状や思考内容(認知)を語らなくても 提供できる心理療法であり、検討されるでしょう。アメリカの翻訳書でも、「トラウマ」に効果があるとされています。(「マインドフルネス&アクセプタンス ー認知行動療法の新次元ー」)。 日本で開発されたマインドフルネス心理療法である「自己洞察瞑想療法(SIMT)」も、 直接、過去の経験も現在の症状も支援者に語らずに支援できる方法であり、PTSDの症状に改善効果があります。
 うつ病やPTSDになってしまって、治らないと自殺のおそれがあります。治す体制を整備することが必要です。医学は進歩していきます。心理療法も、精神疾患を治すのですから立派な医学です。欧米では心理療法による効果も確認されています。
Posted by MF総研/大田 at 20:43 | 自殺防止対策 | この記事のURL