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死なないで治療を受けてください [2011年05月13日(Fri)]

死なないで治療を受けてください

 人生には色々、つらいことがあります。 思いどおりでない状況があった場合に、「つらい、嫌だ、だめだ」というような 否定的な評価を含んだ内容の思考を繰り返していると、うつ病になります。 そのような思考が扁桃体を興奮させて陰性の<感情>を起します。絶望、嫌悪、怒 り、不安、後悔、悲哀、イライラ(焦燥)、不満などです。 このような感情が繰り返されると副腎皮質からストレスホルモン(グルココルチコ イド)が分泌されて、脳内に侵入して前頭前野、海馬、帯状回などの神経細胞を傷 つけると推測されます。
 こうした脳領域の機能が低下すると、判断力、コミュニケーション能力、仕事の遂行力などがひどく低下して、 もうどうしようもないという感じになってしまいます。うつ病であって、治療すれば治る可能性のあ る病気の状態であることを知らないと、休養して治療もしないために、死にたくな ってしまいます。脳内に異変が起きているのです。死なないで、家族や友人知人に 頼って治療を受けることが大切です。本人は医者をさがすこともできないほどに思 考、判断、行動ができなくなっていますから、周囲の人が動くのがいいです。
 死にたくなるのはうつ病の症状ですから、そのことを理解しておいて、休養して 治療(薬物療法、認知行動療法、マインドフルネス心理療法など)を受けて、 本来の自分に戻ってから、今後の生き方を考えていくべきです。
 つらいことがあっても、解決のない苦悩の思考の渦に入らないでください。 どうもおかしいと思ったら、うつ病であるかもしれないことを思い起して、重大な 決断をしないで、家族、友人、知人の支援を求めて下さい。
 前頭前野などの神経の作用が変調を起しているのですから、従来と違って、仕事 やプライベートな行動ができなくなっているのです。治さないと「もうどうしよう もない」と絶望してしまいますので、家族、友人は慎重に観察して、うつ病ではな いかと疑ってください。
 悩みを相談された人は、うつ病かもしれないことを念頭においてください。 うつ病は、悩みを持つと誰でもなる可能性があります。うつ病についてよく理解し ておいていただきたい。「大丈夫」と言われても、本人がうつ病である、治療によって治る病気であるということを知らない場合、大丈夫ではありません。 そう言っている時には、そういうつもりはなくても、ちょっとしたことで、感情が興奮して、衝動を抑制できなくなることがある病気です。 病気が治らない限り、安心できない病気です。
 このブログをご覧の方も、いつご家族、友人がうつ病になるかもしれません。うつ 病について、勉強なさってください。大切な命にかかわることです。
    (こういう記事をご覧になっている人は理解なさるからいいのですが、悩む人は見ていないで、これがうつ 病であるということを知らないことがあり、本人にうつ病のことが教育されないので、悲劇が起こります。うつ病は、家庭でも職場でも、地域社会でも、 もっともっと教育されるべきです。
     薬で治らない場合でも、認知行動療法、マインドフルネス心理療法で治る人がい ます。マインドフルネス心理療法は、呼吸法を行いながらの心の作用を洞察します ので、予防にもなります。毎日、2,30分、一生続けてもいい心の健康法として 用いることができます。運動や趣味、読書などを1時間できるなら、呼吸法に30 分さいてもいいはずです。30分行うならば、うつ病にならないかもしれません。心の健康についてもっと関心を 持っていただきたい。命にかかわります。)

Posted by MF総研/大田 at 06:50 | 自殺防止対策 | この記事のURL