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自殺はうつ病が治らないから [2011年02月22日(Tue)]

自殺はうつ病が治らないから

 大切な人を自殺で亡くしたという悲しい出来事が しばしば報道されます。たいていうつ病が治らないからです。 人の苦しみから、うつ病になります。 一見、幸福そうに見えても、全体幸福であるためには、 種々の要素(自分の、家族の⇒収入、仕事、教育、子育て、結婚、身体の健康(がん 、難治性の病気)、心の健康(種々の心の病気、ひきこもり)、自己実現など)のど れも、絶望的でないことが必要です。 一つでも、大きく損なわれていると本人が思っていれば、うつ病が深刻化して、治療 が成功しないと自殺が起こります。 薬物療法だけでは、再発が多いです。薬では、当初、うつ病や不安障害になった時の苦悩に対処できる心の反応パターンが変化していませんから。いや、むしろ、 自分はうつ病になってしまった、弱いのだというトラウマが生まれる人がいます。 こういう意味で、 薬物療法は限界があります。ストレス要因がすべて軽くなった状況でなら効果があり ますが、一部です。復帰すると、また初回の発病と似たストレス環境に戻るのですから、再発する人が多いです。
 だから、薬物療法で治療中に、ストレス要因があっても、生き抜いていく心を習得していくのがよいのです。 それを教える心理療法者は、日本に大変少ないので、うつ病や不安障害、過食症など になったら、完治しにくいのです。どの心の病気も、治らないと、心理的苦痛ですか ら、うつ病を併発して、合併症ではいよいよ、治りにくいので抑うつ症状が深刻化したり、経済的に追い込まれると自殺に至る可能性が高まります。
 うつ病は心理療法で治る人も多いことを勉強しておいて、カウンセラーに相談して ください・・・。
と言いたいのですが、うつ病を治すことができるスキルを持つカウンセラーは大変少 ないので、残念です。近くのカウンセラーに治してもらってください、と言える状況 ではありません。うつ病を治すことができる心理療法としてよく認識されているのは 、対人関係療法、認知療法、マインドフルネス心理療法です。(ほかにもあるのでし ょうが、よく知りません。それほど普及していないでしょう。)
 近くに、うつ病、不安障害などを治せるカウンセラーがどうしても必要です。治る のに、1,2年かかります。
 (3か月ではだめです。うつ病、不安障害は3か月の指導で治るような簡単な病状は少なくなっています)。
 低額の費用で、心理療法を受けられるように、ご家族の団体や地域の心ある方が個人 で、あるいは、団体で、NPOで 活動していただきたい。そして、自治体などの支援を求めていただきたい。
 うつ病、不安障害などの心理療法の提供は、長期間にわたり、深刻なクライアントの方と接していくので、個人ではきついサービスです (カウンセラーも時々病気もあり、家族の行事があり、代われる人がいないと厳しい) ので、何人かのカウンセラー、インストラクターなどがNPOを結成して活動すると、楽です。
 国も、自 治体も、大学も、 うつ病や不安障害は心理療法でかなり治りますので、心理療法者の育成をはかってい ただきたい。そういうカウンセラーが活躍できる環境整備をしていただきたい。
Posted by MF総研/大田 at 10:29 | 自殺防止対策 | この記事のURL