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土曜日のグループ・セッションが修了 [2010年12月11日(Sat)]

土曜日のグループ・セッションが修了

 昨年から続いていた土曜日のグループ・セッションが本日をもって修了しまし た。この後は、「マインドフルネス研究会」にて研鑽されます。
 19名が参加されて、3名が1〜3回で中断され、セッション12まで継続さ れたかたは、13名で、仕事の都合でセッション9までが1人で、みな、改善が見られました。これまでで、満足されて修 了とされる方が半数ほどで、ほぼ改善されました。残りの方はさらに洞察を深めるため、来 年の研究会で研鑽されるかたもいます。独断的・自己中心的な評価的判断 (嫌悪、執着、回避、依存、不信など) にくらまされず、内的生命の流れ(注)の立場で、自己なくして見る、働くということをさらに探求して、自己評価を高めていくことです。 2名のかたは、あとで参加なさったので まだ、セッション12まで終っていませんが、改善がみられます。
 (別の、水曜日のグループ・セッションは継続中です)
 うつ病はほとんどすべてが非定型うつ病であり、最近の傾向を反映しています 。何かのきっかけで拒絶過敏性の思考にはいり、鉛様麻痺感、強い疲労感、過食 、過眠の症状をもたらすのですが、現在の抗うつ薬ではききにくいのですね。 初期のころは、周囲の人に理解されず、仮病とか怠けもの、約束を急にすっぽかすひどい人のように誤解されるこ とが多くて苦しみます。病気の症状で動けなくなりとか、眠気が起きるのです。病気です。長引いて、復帰できなかったり、家族に責められたりして追い込まれると、メランコリー型うつ病の様相を加えるので、精神作用の制止、自殺念慮も起きます。 非定型うつ病には、どうしても心理療法が大切です。
 もう一つ薬物療法を受けたのに治りにくい方が多いのが、パニック障害と対人 恐怖症です。これも、視線、不安、不安に伴う身体反応へのおそれは、薬では完治しにくく、苦しみ続けます。
 非定型うつ病も不安障害も、3,4カ月では、治りません。脳神経生理学的な影響があるため、回復にはかなりかかります。新しい反応パターンを繰り返し反復して脳神経生理学的な変化が起きるには、相当の期間が必要です。1,2年かかります。3,4カ月で治せるならば、ノーベル賞ものでしょう。全世界の人が治らずに苦しんでおられます。1,2年も高額な料金では、受けられません。
 こういう病気が、私どものおそまつな(時間、人手がないため、提供時間が少ない、個人面接の時間が少ない)プログラムでも、長期間ケアすれば、ある程度治るので、もっ と手厚い心理療法サービスを提供すればさらに治療割合が高まるでしょう。心理療法を安い費用で受けられる場を普 及させていただくように、国にお願いしたい。
(注)「内的生命の流れ」 は、最も内奥の心で人為が全く加わっていない生命の働きそのものの現われる場(絶対無の場所)の今から今への流れ。西田哲学による。自己の生命そのものであるのに、嫌悪したり、起きないこと(生命の働きそのものであるのに)を願う独断的・自己中心的な評価的判断がうつ病や不安障害をもたらすし、持続させる。この西田哲学の言葉を次の記事にアップします。
Posted by MF総研/大田 at 18:55 | 私たちの心理療法 | この記事のURL