非定型うつ病が治りにくいのはなぜか [2010年09月29日(Wed)]
<第3>非定型うつ病が治りにくいのはなぜか最近多いのは非定型うつ病である。メランコリー型うつ病には、抑うつ症状、食欲不振 、睡眠障害があるが、非定型うつ病は、鉛様麻痺感、過食・過眠の特徴がある。非定型うつ病の特徴
非定型うつ病は、最近、うつ病全体の4割〜6割くらいにもなるという。 このようなうつ病は、典型的なうつ病とは異なる症状をみせるので、 家族は仮病ではないかと疑ったり、医者によっては別 の診断名が下され、治療がうまく進んでいない事例も多い。 治療が遅れて、長期間苦しむ。 そして、非定型うつ病は、パニック障害がある女性に多い。かなり前から過呼吸、動悸、 不安をおぼえるという前駆症状がみられることがある。 非定型うつ病が長引くと、心理的な苦痛の思考を繰り返すようになって、メランコリー 型うつ病の症状も加わって、ひきこもり、自殺も起きる。 こうした非定型うつ病もあることを理解しておいて、治療を遅らせないようにしたい。 非定型うつ病が治りにくいのは、発作性の感情の急激な変化があるためである。 発作性の感情は薬では抑制しにくい。突然怒るのは、境界性パーソナリティ障害にある。 突然の不安は不安障害にある。非定型うつ病は、対人関係や何かを見て聞いて、激しいネ ガティブな思考に入る。これが、脳の内部の興奮を連鎖させて、鉛様麻痺感、過眠などの 発作性の症状を引き起こす。 こうした、発作性の感情、発作性のネガティブな思考(急に起きる拒絶された、批判された、比較し て不幸、不満、怒りなど)は、薬で抑制することが難しい。不幸なことに、感情の激情が 鉛様麻痺感、眠気の発作を起こして、起きられなくなる。こうした特徴によって、 非定型うつ病は治りにくい。 カウンセリングによっても治りにくい。認知行動療法やマインドフルネス心理療法によ って、心の使い方を変える、自己を知り、自己評価を高めることで、他人の言動によって 振り回されなくなると治る。 <第3>非定型うつ病が治りにくいのはなぜか <第2>メランコリー型のうつ病はなぜ治りにくいのか、なぜ再発するのか <第1>まず、メランコリー型のうつ病 ★非定型うつ病 ★非定型うつ病 |
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