30代の自殺の背景 [2010年09月17日(Fri)]
30代の自殺の背景17日、NHK総合テレビ「首都圏ネットワーク」で、30代の自殺の背景をさぐる報道が ありました。30代の人の自殺が昨年4794人だった。最近、増える傾向にある。就職したけれどうつ病になって退職した人たち。自分でも、自殺未遂の経験のあるカウン セラーを訪問するクライアントの様子を紹介した。仕事上の悩みでうつ病になる人が多いという。
以下、私の感想、意見。 働く場がないというのではなくて、せっかく就職したのに、仕事で悩んでうつ病になり、退職する。治して、また厳しい職場に復帰するか、別の場所で生きるか、どちらにしても、現在のうつ病の 症状を治さなければならない。自信がない、消えたい、頭が回転しないという症状が持続す れば、復帰もできない、別な生きる場所もさがしにくい。 同じ職場でも、うつ病になる人とならない人がいる。一つには、若いころからの心の感情経験、一つには、現在の心の使い方がかかわる。(現在の職場環境は今は問題にしない。) このケースはどちらも、心の使い方が違っていれば、うつ病にならなくてすんだかもしれ ないという思いがする。なぜなら、カウンセリングを受けて、心の使い方をトレーニングす れば、再発しない人がいるからである。最初から、こうした心の使い方をしていれば、発症 しないですむかもしれない。 ストレスに見舞われる時に、つらい対象ばかり見てふりまわされて、苦悩の思考をうずま かせていると、(ストレスホルモンが分泌され前頭前野を傷つけて)うつ病になる。 一方、押し寄せるストレスをつらいと感じ、考えるという自己の精神作用をよく知り、 対象にふりまわされず、考えることもコントロールできる意志を強くして、冷静になって、対策を考えていく意志全般の使い方をすれば、ある程度 、ストレスを軽く受け止めるようになる。何とか対策をとることができて満足を得られる。 うつ病を発症してからも、治らない人は同様に、つらい思考を渦巻かせていることがある (そうすると、前頭前野の機能が回復しない)。そうしないで、自分の精神作用を知り、意 志作用による行動をすれば、傷ついた脳神経が生理学的な変化をもたらして治る。意志作用 の使い方が習得されるので、自分に自信も生まれる。再発しにくくなる。 こうした心の使い方、自分の心の作用を知り、つかいこなす、マインドフルネス心理療法 の習得で、かなり、うつ病を治し予防することができます。 こうしたことを全国の自殺防止活動にかかわる人、うつ病の人、ご家族に知っていただきたい。や さしくわかるマインドフルネス心理療法の本を出版したいと思います。できるだけ早くしたいが 忙しくて執筆の時間がとりにくくかなり時間がかかりそうですが。 講演会の募集中です。
◇場所:蓮田市図書館視聴覚ホール (中央小前の駐車場をご利用ください) ◇定員:50名 ◇入場料:無料 ◇主催:NPO法人マインドフルネス総合研究所(蓮田市) ◇講師:研究所代表 大田健次郎 ◇申込み: ⇒こちらをご覧ください ◇後援:蓮田市、蓮田市教育委員会 |
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