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非定型うつ病を自己洞察瞑想療法で治った方のブログ [2010年05月14日(Fri)]

非定型うつ病を自己洞察瞑想療法で治った方のブログ

 2010年5月の記事でした。その後、治って、2011年に就職なさったrので、タイトルを変えます。 以下、もとの記事です。

非定型うつ病を自己洞察瞑想療法で治療中の方のブログ

 以前、非定型うつ病を自己洞察瞑想療法(SIMT)で治した方のブログをご紹介しましたが、今度は、まさに今、 治療中の方のブログをご紹介します。
<ブログ>こころころころ あきのそら
 =母と娘の、マインドフルネス療法で治す!うつ病闘病記

 自己洞察瞑想療法(マインドフルネス心理療法の一種)で治っていく経過が詳細に記載されています。 まだ、完治ではありませんが、大波小波を繰り返しつつも、総じて、上り坂になっています。 非定型うつ病は薬物療法では治りにくいのですが、こうして熱心に心理療法を併用すれば、改善するものだとい うことがわかる貴重な資料です。
 非定型うつ病は薬物療法だけでは治りにくいと言われていますが、・・・
真剣にマインドフルネス心理療法の課題をやれば、1,2年で治る!
そのように言えます。こう言える実例です。
 この方は、09年10月に、初回面談を受けて、以来、毎月1、2回、グループ・セッション に参加されました。5月8日に、セッション9の日記を提出されました。まだ、継続中ですが、ずいぶん改善さ れました。今、7か月ほど経過しているのですが、大体平均に近い経過です。非定型うつ病は治るまでに、1年 から2年かかります。この方は薬を服用していますので、まだ少々かかるでしょう。上下を繰り返しながら回復していくでしょう。
    (*)当研究所では、「マインドフルネス心理療法の基礎」セッション1から10までの構造化された課題を実行 していただいてきました(今年は、セッション12までを標準とする改訂をします)。その後、希望する限り、 20回ほどまで受けることができます。
 ブログの著者の方、ありがとうございます。 非定型うつ病が治らずに困っている方に希望を与えてくださるでしょう。当研究 所のカウンセラー講座を受けて、各地で指導していこうとされるかたにとって、クライ アントのかたに助言する時に、貴重な教訓を得るでしょう。認知療法のように、別の考えで乗り越えていくという手法はなお二元観であり、ストレスがおしよせている人には効果があるようですが、休職無職においこまれているクライアントによってはもう二元観が問題となるストレス場面よりも、症状が改善しない苦しみが持続して認知的技法では奏功しないので、もちいません。行動を変えるのでない、認知を変えるのでもない。すべての精神作用は自己自身が起すもの、それをよく洞察して、不快事象も含めてすべてを包み込み自由な意志で決意して、今できることをする心を開発する。すべての人の根底にそういう力がある。それが新しい心理療法の流れです。
 うつ病や不安障害の方には、診断基準にある持続する症状のほかに、周辺症状があることが多いです。痛み、アトピー、蟻走感、鳥肌、ふるえ、熱感、何か他の身体の病気(がん、難治性の病気)、身体の障害など。
 不快なことは何であれ自分の心理的な細工であつかわず、自己の命のあらわれであり(自己の最奥の生命の流れからの表現)すべて包みこんで、不快事象がありながらも自己の願い、価値実現の行動を決意して実行していく(物理的な医療は受ける、社会的な支援は受ける)。 現在のみしか生きないのだから、今の瞬間が大切です。不快なことがあっても、自分の価値を崩壊させないように、今の瞬間を真剣に生きる。 そうすると、脳神経生理学的な変化をもたらして、精神症状、身体症状が軽くなります。
 非定型うつ病の人が苦手なのは、他者からの言葉です。反発、逆批判、逆攻撃の反応を自分がしますから、ネガティブな感情が起こります。これは、不快事象の受容で克服できるはずなのに、自分の思考をコントロールすることを忘れて、激しく反応してしまいます。その時、 自己洞察を入れることを怠ります。それで、また、大中小の波(症状悪化)を起します。人間関係における不快事象の受容に特に、とりくむ必要があります。いつも自己洞察を入れる、思考を渦巻かせている、、落ち込む、悩みはじめていることに早い時点で、気づき、かねての克服法を想起して、建設的なことに意識を向ける意志作用の発動する。他者の批評など気にせず、内奥の自己のすばらしさを信じて、自己自身の願いに向けて行動する。
 このブログのかたも、とりくんでいます。長い人生上には種々の試練があります。 今後もまだ、波乱があります。自己洞察法が本当に習得されるまでには、2年くらいかかります。でも、それは自分を知るために必要な期間です。長い人生には、 仕事、対人関係、家族の緊張、結婚にも、育児、身体の病気、介護、愛する人の死、・・・。若いころマインドフルネス心理療法の心得を身につけていると違う人生を生きることになるでしょう。
 そして、高齢になっても習得できるものです。意志作用の活性化、自己や世界の見方の変換であり、肉体的なトレーニングではありませんから。心の健康クラブでは、90歳を超えたかたが、自己の探求を重ねておられます。
 自己洞察瞑想療法では、セッション8,9あたりで急に劇的に改善することが多いです。 繰り返しの心のトレーニングによって脳神経生理学的な変化が大きく起るのだと推測しています。 今、受けている人もやめないで、セッション10まで受けてください。カウンセリングが長期にわたるので、つ らいこともあるでしょうが、嫌う思考を渦巻かせず、価値実現の行動(心理療法の課題)から逃げずに、自分の願い価値(就職したい、復帰したい、家事ができるようになりたいなど)実現のための試練として、治療期間中のつらい症状も出来事も、不快事象の受容の心得で、のりこえてください。社会での種々のストレスも同様にのりこえていきます。その練習になります。この治療期間中のつらい症状、出来事をマインドフルネス心理療法の心得 で乗り越えられたら、復帰後も、種々のストレスがあっても再発しにくいでしょう。

非定型うつ病も長引くと自殺も

 非定型うつ病も治りにくく、長引いていると、就職できずに苦痛が強まり自殺もありえる病気です。非定型うつ病は気分反応性があり、初期の頃は、調子のいい日もありますが、 長引くにつれて、就職できない、思いどおりにならないという心理的苦悩によって「メランコリー型うつ病」の症状も加わるので、自殺もありえます。こうした重い段階にはいってから、病院に行くと、メランコリー型うつ病と誤診されるおそれがあります。
 うつ病も不安障害も 相談機関で、相談しても、相談だけでは治るような病気ではありません。 パニック障害や心的外傷後ストレス障害もそうですが、治らないとうつ症状が加わります。  こうした病気は、認知行動療法やマインドフルネス心理療法で治る人も多いのです。 1,2年、かかりますので、近くにカウンセリング所がないと通うことが難しくなります。今は、 異常に遠いところからおいでになるかたがおられますが、大変つらいことです。助かる命も、カウンセリング所が近くになければ、救われません。
 尊い生命を守るために、うつ病、不安障害を治すための心理療法を提供する施設を 各県に一つは作ってください。認知療法に向かない患者さんもいるので、認知療法とマインドフルネス心理療法の両方を提供してください。保険の対象にならないのであれば、 そういう施設に、県や市の予算をさくこと、地元の企業や個人が寄付するようなことをしてください。


◆非定型うつ病をマインドフルネス心理療法(当研究所の自己洞察瞑想療法)で治した 別の方のブログをご紹介しました。

<ブログ>うつ病〜完治を目指して


⇒ほかに自己洞察瞑想療法(SIMT)で治した方々
非定型うつ病、パニック障害、うつ病は、マインドフルネス心理療法で治しましょう。
Posted by MF総研/大田 at 23:48 | 新しい心理療法 | この記事のURL