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マインドフルネス心理療法の課題と効果 [2009年09月15日(Tue)]

マインドフルネス心理療法の課題と効果

 =今期生にも症状の改善、人格的な成長が

 自己洞察瞑想療法(マインドフルネス心理療法の一種)で、うつ病、非定型うつ病、 パニック障害、社交不安障害(対人恐怖症、社会不安障害)、心的外傷後ストレス障害 、がん患者さんのメンタルケア、家族の不和などの<治療>を行っている。
 個別面接、グループ実習、テキストによる学習(読書療法)、日記指導が柱である。 昨日、前回の日記指導のコメントを郵送したところ。

途中でやめないで! セッション10までは受けて

 セッション、テキストは第1から第10まである。ここまで参加する人はたいてい改 善がみられる。ここまで5−6か月である。ここあたりで、突然の効果が意識される人 が多い。ずいぶん効果があるという人は、あとは、希望により、自分1人で行うことが できる。1ー3か月に1回の面接を続ける人もある。あと、1−2年課題を継続してい れば、ほぼ治る。
 セッション10まで参加せず、途中で脱落する人もいるが、歯をくいしばってでも、 セッション10まで参加したほうがいい。治療行動なのだから、回避しないことである 。どんなにつらい症状の中で動いてもうつ病、不安障害では臓器不全が起こり死ぬとい うことはない。印象深い人がいる。もう数年前だった。薬物療法で2年治らないという。持続する抑うつ症状のために頭が重いという症状があって、3時間もかけて面接にこられた。面接の場で、頭の重さのつらいことから泣いておられた。そういうことが2,3回あった。そんなにしてまで面接指導においでになって、さしものうつも退散して、結婚なさった人がいた。
 とにかく、セッション10まで、心の使い方の全貌を学習してみる。自 己洞察瞑想療法には「形式技法」と「目標技法」があり、テキストのセッション1から 10まで、適切におりこんでいる。だから、途中まででやめると重要な技法を学習しな いこととなる。完治は期待できない。セッション10までは参加してほしい。
 今年の参加者にも改善がみられた。対人恐怖症であったが軽くなって就職活動 を開始した人。パニックと非定型うつ病で苦しい日々だったが随分軽くなって完治をめ ざすと確信した人、パニック障害であるがいくつか回避するところがあるが高速道路に 乗れたという人。・・・
 今参加中の人、セッション10までは参加してほしい。ひととおりやってから、やめ るか続けるか決断すればいい。
 治りたいという意欲があって、カウンセリングにセッション10まで参加できるひとは、あとは自主的に実行していれば、やがて症状が軽くなる。遠い人は時間や交通費のため難しくなる。認知行動療法やマインドフルネス心理療法のカウンセラーが近くにいれば救われる。
 元来、人はみな、救われるような心(脳神経生理学的な回路)を持っている。できれば、カウンセリングを受けられるような場を全国に作っていただきたい。それを促進させるのは患者さんやご家族の声でしょう。声をあげないと無視、無関心、傍観、見放なされてしまします。心の病気でない人は、他のことで忙しいから。他のことに予算を使いたいと思うから。
Posted by MF総研/大田 at 19:38 | 私たちの心理療法 | この記事のURL