俳優の根津甚八さんがうつ病 [2009年08月27日(木)]
俳優の根津甚八さんがうつ病俳優の根津甚八さんが、うつ病となり療養中であると、妻の仁香さんの談話 が週刊誌「週間現代」に2回にわたり掲載されました。発症した原因、経過、現状が掲載されています。度重なる病気、人身事故による苦悩のためです。こんなに不幸なことが続け ば誰でもうつ病になるでしょう。 仁香さんも不安神経症と診断されたこともあったというが、今は大分回復され ておられるのは談話に応じられていることでわかります。甚八さんはもう少しかかりそうな状況だという。今少し精神的に楽になれていない・・。
うつ病になった場合、症状がかなり軽くなっても後遺症のように不安が持続 することがあります。うつ病は、死の渕に立ちます。精神活動が制止します。自己存在の根本のあやうさを感じさせます。だから、根源的な不安が続くのでしょう。不安障害の不安(予期不安、広場恐怖にある不安)とは別物です。多くの作家が自殺しています。うつ病になる人はみな同じような渕のそばにいくのです。自己を見直して根本的に乗り越えます。薬物療法では、自己の根源の見直しは起きません。再発、ながびく自己評価の低さが続きます。 私の場合、精神的に立直るには長くかかりました。呼吸 法を中心として自分を探求する瞑想法で自己を見直しようやく乗り越えました 。私の場合はうつ病の苦しさを知りその治す支援をしたいという願いを見つけ ました。 根津さんの試練は大きかったのでうつも深刻だったと思います。車イスの生活も厳しい。だが、根津さんも これから何をしていけばいいのか見えてきて、そして、またお元気な姿をみせ ていただきたいと思います。この段階で公表なさってありがたく思います。先が見えてきそうな段階にある証拠なのでしょう。 うつ病はやっかいな病気です。自分はかかるはずがないと思わせるような病気 であるので、かからないうちに、予防法を行う人はいません。でも、こんなにつらい病気ならば予防に力を入れていくようにしていく必要があると思います。 うつ病は再発が多く、非定型うつ病は治りにくく、治療も確立していません。こんな状況です。(→ うつ病ー常識が変わる) マインドフルネス心理療法も知られておらず、NHK取材版が報道したように、今の心理療法ではうつ病を治せないと思う医師が多く心理療法全体が不信の中にあります。そんな中で、マインドフルネス心理療法による支援を推進したいといろいろな組織に働きかけをしたり、意見を出したりしました。残念ながら、マインドフルネス心理療法で、うつ病の治療、自殺予防を行っていくことの意義を認める組織はありませんでした。時期尚早なのかもしれません。マインドフルネス心理療法についてはアメリカが先行しており、日本では翻訳書がいくつか出版されました。日本でもあと10年後には動きがあるかもしれません。うつ病の治療に効果があると世界的な評価を得ている 認知療法でさえも日本では遅れており、今でも、これを使用できるカウンセラーが少ないです。マインドフルネス心理療法の普及も10年以上かかるでしょう。 それまで、頼みは、悩むご本人たちです。ご家族です。 |


