違法薬物依存(10) [2009年08月27日(木)]
違法薬物依存(10)
薬物依存症や心の病気を治す心得について加藤諦三氏の精神分析と提案をみ
ている
(加藤諦三「自分に気づく心理学」PHP研究所)。 |
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- e)自分の問題であると絶えず自分にいいきかせる
ささいなことで激しく怒ったり、おちこんだりすることによって症状を悪化 させたり、対人関係のトラブルを起こすことで状況がつらくなる。
「神経症的な自尊心の持ち主は、傷ついた時、次のようなことに注意すべき なのである。自分を傷つけた言葉、あるいは事実があるが、それは相手にとっ て、全くどうでもいいことであるからこそ、述べられたのだ、ということであ る。「相手はなぜそのことを言ったか?」「それはその事実が相手にとっては 、ささいなことだからである」「そうであるなら、そのことで傷つくのは、自 分の問題である」
このようなことを絶えず自分の心の中で会話してみることである。」13頁
相手が悪いのではなく、ささいなことで激しく反応する自分の側が問題であ る。「絶えず自分の心の中で会話してみる」というように、ある種のくり返し トレーニングをする。ここでは論理的にくり返しいいきかせる方法が提案され ている。
自分の怒り、落ち込みの反応パターンを理解しておき、不快な言葉を聞いた り、不快な状況を見たり知った時、不快ではあるがそのまま観察して状況の変 化を見てみるという受容の方法を絶えずトレーニングする方法もある。(不快 なことは不快と認識する。否認、抑圧しない。言われたこと見たことは自分には不快で感情はつらいが、パートナーや同僚や友人に激しく怒るとか、暴力をふるうとか、自傷行為などするとかすると、苦悩がもっと強くなり、症状の悪化や発作(パニック発作、鉛様麻痺感、激しい落ち込み、痛みなど)を誘発して自分の問題は 解決しないと結果を推測して、不快、つらさをつらいと観察して受け入れて、自分にとって価値実現の行動を選択する)
- f)我執の人から離れる
我執の人に依存しているといつまでも愛されない。自己評価の低いことを見 抜かれて、外部の社会では評価されない基準で有能であると思わせて、組織や 個人に依存させられることがある。
「人間は相手の人柄と関係なく、ある人に心理的に依存する。だからこそ心 の冷たいウソだらけの人の好意を得ようと必死になり、心の温かい人を奴隷の ように使ったりするのである。
所有欲のつよい我執の人に心理的に依存してしまっている人は悲劇である。 この人は自分が心理的に依存している人から永久に愛され」ることはない。そ して愛されることも、温かさに接することもないから、いつまでたっても依存 心を克服できない。
憎むべき人を憎んでいない人は、大切にすべき人に冷たくしているに違いな い。」22頁
カルトは極端であるが、これよりもゆるいけれど、セミナーとか研修とかカ ウンセリングという名目で、自己評価の低いことを利用されることは多い。我 執の人から離れて、善意の人に接近するのがいい。安心できる集まりが地域に あればいいのだろうが・・・。
覚せい剤依存にはまるきっかけが、アルコールからというものも多いという 。
悩みがち→アルコール→孤独感→ アルコールのある場所にいりびたり→そういう場所に覚せい剤の売人がいて隠 してすすめられる→覚せい剤依存のルートもあるという。
地域に悩む人を受け止められる集まりがあればいいのだろうか。居場所や趣 味の集まりがあればいいということだけでもなさそうだ。集まりに出ていって も、孤立してしまうこともありそうだ。
介護保険によるデイ・サービスの集まりでは、孤立感を感じるということが 少ないようだ。介護認定を受けていない人でも参加できる集まりをいろいろ模 索してみる。
(続く⇒)
違法薬物依存、心の病気、非行犯罪に家族を巻き込まないために


