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PTSDが治ったという連絡 [2009年08月18日(Tue)]

PTSDが治ったという連絡

 先日、嬉しいたよりがありました。ご紹介させていただきます。関東地方の ある県の I さんです。PTSDが完治したということです。
     「大変ごぶさたいたしております。3年ほど前にカウンセリングでお世話に なりました。交通事故でPTSDとなり、大変つらい日々でしたが、そちらでのカ ウンセリングを経て、先月ようやく心療内科の通院治療を終えることができ ました。薬の量を減らすのに1年以上の時間をかけたので長くかかりましたが 、そちらのカウンセリングで教わった呼吸法などがとても参考になり、その後 ヨガ通いを取り入れるなどの工夫をして、実践しております。完治のご報告と 共に、お礼申しあげます。本当にありがとうございました。」
 PTSD(心的外傷後ストレス障害)については、下記の記事があります。地震 や事故、事件で死ぬのではないかという恐怖体験を味わった被害者が、その出来事が終って後も、悪 夢、フラッシュバック、種々の場所にいけなくなるなどの症状が長く続いて、つらくて、学校に行けないとか仕事に行けないようになって、 薬物療法だけでは治りにくい病気です。不安障害の一種と位置づけられていま すが身体症状もあって、治りにくいです。認知療法が効果があるとされていま すが、アメリカではマインドフルネス心理療法も適用されています。
 3年前は、テキストがなく、2,3のプリントでしたね。  Iさん 治ってよかったですね。うつ病、パニック障害は完治後も数年はストレスによ って感情的にならないように油断なくくらしていないと再燃のおそれがありま すが、PTSDはそういうおそれは少ないでしょう。今度の経験によって自己洞 察がすすみ成長されているので、他の心理的ストレスも乗り越えていかれるで しょう。ご自分の願いに向けて行動できますね。おめでとうございます。
  私どもも、PTSDの方にもマインドフルネス心理療法をすすめています。うつ病でもパニック障害でも、だいたい、6か月から1年で習得していただいて修了となります。あとは、 カウンセラーに依存せず自分でやっていく人が大部分です。2,3年で完治されるようです。 「自己洞察瞑想療法」というように、自分を探求するので、他者への依存心が 克服されます。自分でケアできるようになります。今回も、 3年後に嬉しいおしらせをいただいたという気の長い「長期報酬」(金銭では なく治った喜びのおしらせを受けて喜びをもらう)の活動です。すなわち、すぐには、喜びの顔を見ることができないのです 。「あの人はどうしているかな」と気がかりな多くの人がいます。 治っていない人も連絡がほしい。もう一度最初からやりなおしてみるのもいいと思います。身近な人のそばにいて緊張のある人、気がねしている人、安らぐことができない人は治りにくいでしょう。受容の心得を練習します。
 PTSDとパニック障害は治ると、全く症状が消失しますので「完治した」という実感があり、心理的に後に尾をひきません。しかし、うつ病は深刻です。徐々に回復し、症状がほとんど消失しても、何か一抹のたよりなさが尾をひきます。 1,3年後に再発していないことを祈るのです。
 うつ病、パニック障害、対人恐怖症、PTSDは、それとわかった時、薬物療法と併用でも、すぐに心理療法を受けたほうがいいですね。薬物療法だけでながびくと、薬物の影響が強くあって、眠い、ぼーっとするなどのため、心理療法のトレーニングもつらいようです。薬物療法を開始して、半年たってもよくならないようであれば、並行して心理療法を受けたほうがいいと思います。また、高校、大学のころ、不安過敏、不登校気味の人も心理療法を開始したほうがいいと思います。心の不安なままで社会に出たり、結婚すると相手に気をつかったり共働きで仕事のストレスが強い場合、重い心の病気になるおそれがあります。 社会に出る前に、心の洞察を深めて、不安過敏なところを改善しておくことがおすすめです。
  • パニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)をマインドフルネス心理療法で治す
  • PTSDが治ったという連絡
    マインドフルネス総研のホームページ
  • PTSD(心的外傷後ストレス障害)
  • Posted by MF総研/大田 at 17:25 | パニック障害・PTSD | この記事のURL