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痛みとつきあう [2009年06月22日(Mon)]

痛みとつきあう

 慢性的なストレスの一つに、痛みの持続があります。種々の疾患に伴う痛み、が んによる痛み、線維筋痛症、帯状疱疹後神経痛、リウマチなど。
 痛みについては、ホームページにいくつかの記事があります。 (⇒ マインドフルネス総合研究所>痛みの緩和
 私が今、ここ3週間あまり帯状疱疹による痛みに取り組んでいます。帯状疱疹は 妃殿下もかかられたのでした。病名がわかるし、命に別状はないものの痛いのは 困ります。薬を飲みながら、約束した行事(カウンセラー講座、カウンセリング、心の健康クラブ、福祉施設での心の健康体操など) をこなしています。
 がんの痛みの場合、痛みそのものと死の不安とのダプルのストレスで厳しいこと です。痛みを経験したことで、いよいよ、がん、とか、介護などにかかわる領域の うつ予防に特化していきたいと思う気持が強くなりました。
 マインドフルネス心理療法は、マサチューセッツ大学医療センターのジョン・カ バット・ジン氏が、痛みの緩和(上記のホームページに記事があります)にとりく んで痛みの緩和、受容の精神の向上に効果があったことが発表されて、種々の領域(うつ病、不安障害、依存症、パーソナリティ障害、カップルの不和など) にマインドフルネス心理療法が広まっていきました。「痛みのマインドフルネス心理療法」はアメリカの種々のマイン ドフルネス心理療法の原点です。私は、うつ病のマインドフルネス心理療法からは じめましたが、一応標準の治療法ができたので、次は「痛みのマ インドフルネス心理療法」にとりくんでみたいと思います。がん、線維筋痛症、種 々の疾患に伴う疼痛に苦しむ人が多いだろうと思います。こういう方は積極的に緩 和法を求めておられるはずですし・・・(通常のうつ病は薬物療法に向かい心理療法を求めるのに積極的ではない)。痛みは、心理が影響するといわれていますから。今自分に起きていることはそちらに眼を 向けさせる出来事のようです。やるだけの治療は受けてそれでもとれない痛み(心 理的不安も)は受け入れて、自分が今できることに意識を向けていく・・。この時 、痛み(と死の不安)がありながらも、今という瞬間に自分の願うことを真剣に行 う・・・。その時、痛みや不安が軽くなって感じられ、時には全く意識されない。(今、現実、まさに人の前でやっているとき、痛みは意識されません)。
 そういう表面上の、自覚される心理上のことの膝下で、わからないこと(神経、ホルモン、免疫など)が進行していっているのは確実。よくなる か、つらくなるかわからないけれど天命にまかせる。痛みや不安を嫌わず、抑えつ けず、振り回されず(できる治療は受けて)、ただ、自分のしたいこと、できることに全力を傾ける。がん 末期の父や知人にもなにげなく(確立した治療プログラムではなかった)そう助言してきた。今度は、がんではない(という 医者の診断だが)が、やがてはその時がくるだろう。私は同じ心得でいくしかない が、他の人が実行できるようなプログラムを研究したい。これからは、がん、痛み、ターミナルケアなど特化した領域のマインドフルネス心理療法にとりくみたい。新しい領域で、クライエントさんの力を借りながら。
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Posted by MF総研/大田 at 19:03 | 痛み | この記事のURL