(7)薬はどのように作用して治るのか? [2008年11月06日(木)]
(7)薬はどのように作用して治るのか?心の病気は3つの神経が関連していることが多いと言われます。セロトニン神経、ノルアドレ ナリン神経、ドーパミン神経です。うつ病には特にセロトニン神経に作用する薬が使用されます 。セロトニン再取り込み阻害薬うつ病になると特にセロトニンの分泌が少なくなっているといわれます。うつ病であると診断 されるとSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬が投与されます。薬の作用 は次のとおりです。(図5-1/2)
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うつ病は、前頭前野や海馬の容積の減少が報告されており、セロトニンが作用して、脳由来神 経栄養因子(BDNF)の増加によって、容積の減少が回復するのに時間がかかるのだという説もあり ます。治るまでにしばらく時間がかかります。 セロトニンの分泌の減少は不安障害でもありますので、セロトニンの分泌低下=うつ病という わけではなく、 セロトニンの分泌が増加→BDNFの増加や他の変調部分の回復 という作用です。セロトニンが増加しても(前頭前野などの変調が回復しないで)治らない人も いて、薬の効果のあるのは6,7割といわれます。うつ病になって、 自覚される症状は他の領域(前頭前野、海馬、体内時計など)の変調が重大です。 セロトニン神経は弱っていないという非定型うつ病にはSSRIの抗うつ薬はあまり効果がないこと になります。SSRIで効果がなければ他の治療法が必要になります。 <続> (8) 連載<働き盛りのうつ病予防・概要> =マインドフルネス心理療法の視点より =働く人のうつ病、自殺を防止するために
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